表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/65

オマケ・剣闘士解説-8説目

クレハ

「みんなお馴染みの、クレハの剣闘士解説コーナー、始まるよー!」


イルヴァ

「未だに終わってないのよね……これ」


クレハ

「……うん。本編が終わるまで続けるらしいよ?」


イルヴァ

「むしろ本編はいつ終わるのよ……」


クレハ

「……さあ?」



クレハ

「今回は、金属の材質について解説するよ! みんなは、本編に出てくる軽鉄とかがどんな金属なのか気にならなかった? 今回はそんな軽鉄を初めとした、この世界の貴金属を紹介するね!」


イルヴァ

「えっ……その解説を今更やるの?! もっと早くに出来なかったの?」


クレハ

「色々あるんだよ……色々と」


イルヴァ

「……ただ単純に、忘れていただけよね?」


クレハ

「……うん」



クレハ

「さて、まずは本編でお馴染みの軽鉄からだね。軽い鉄と書いて、ケイテツと読むよ。その名の通り、鋼鉄と同じ強度を誇っている上に軽い材質なんだ。真ちゅうの色を鋼に近付けたような、薄い黄味がかった光沢を持っているよ」


イルヴァ

「軽鉄の武器や防具って、割高なのよね。お金持ちの剣闘士しか身に付けられないイメージだわ」


クレハ

「次に解説するのは、アダマンタイト! 金剛鉄とも言うよ。世界で一番硬い貴金属と言われているんだけど、武器や防具に使われるケースは……まず早々には見かけないよね」


イルヴァ

「そうね。アダマンタイトは世界随一のレアメタルだから。武器防具を作れるほどの量を発掘しようと思ったら、その前にエルフの一生が終わってしまいそうよね」


クレハ

「エルフ族は生涯およそ二千五百年と言われているから、どれだけ膨大な期間の探索が必要かがわかるね」


イルヴァ

「まあ……そんな馬鹿な事に費やす時間があるなら、エルフ族だったら絶対に魔法学でもやっているのでしょうけれどね」


クレハ

「その他にも、武器や防具に使われるものといったら、鋼鉄や黒曜石や胴など、お馴染みの材質がたくさん存在するよ!」


イルヴァ

「あと……この世界特有のものといえば、やっぱりアレかしら。シルバーアイアン(銀合鉄)ゴールドアイアン(金合鉄)


クレハ

「この二種の金属は正確には人工物なんだけどね。自然界から取れないし。その名の通り、銀や金に鋼鉄クラスの硬度を持たせた金属だよ。シルバーアイアンは鋼よりも白い輝きを持っていて、ゴールドアイアンはやっぱり金色の輝きを持っているの。これらは魔剣を鍛える時に使う一般的な金属だよね」


イルヴァ

「そうよ。銀や金というのは、精霊との親和性が高い貴金属だから。鋼鉄そのものはどちらかというと親和性が低くて……すぐに霧散するから、魔導士が付術を使って魔法剣にするにしても、扱いづらいのよね。鍛え上げて魔剣にするというなら、更にもっての外。持続的に定着させるということが不可能な金属なのよ」


クレハ

「それなのにイルヴァは加重無効ウェートインバリッドを使ってたの?」


イルヴァ

加重無効ウェートインバリッドは私自身に対する付加だもの。身につけている武器や防具の材質に影響は無いわよ」


クレハ

「……それもそうか」



クレハ

「クレハの剣闘士解説コーナーはここまで! 今回も見てくれてありがとう!」


イルヴァ

「久しぶりにちゃんとまとまったわね」


 つづく!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ