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オマケ・剣闘士解説-1説目

クレハ

「唐突だけど、クレハの剣闘士解説コーナーが始まるよー!」


イルヴァ

「何それ?」


クレハ

「ここでは、本編である剣闘士について色々と解説するよ」


イルヴァ

「要するに補足ってこと?」


クレハ

「まあ、そうなるね」


イルヴァ

「補足が必要になる小説なんて駄作なのよ。作者に言っておいた方が良いわ」


クレハ

「あ……そうだね……」



クレハ

「今回は、十四・十五話に出てきた東式剣術の流派、ザンテツとコグソクの違いについて解説するよ!」


イルヴァ

「ロランが言っていたあれよね」


クレハ

「そうそう。本当は、斬鉄、小具足、って書くよ」


イルヴァ

「漢字で書かれてもイマイチよくわからないわね」


クレハ

「そうかもね。でも、斬鉄はわかりやすいでしょ?」


イルヴァ

「うん、なんとなくは。要するに、鉄を斬るんでしょ?でも、ロランが鉄を斬っている姿なんて見たことが無いわよ」


クレハ

「そうだろうね」


イルヴァ

「どうして?」


クレハ

「剣が悪すぎるよ。西式剣なんて使ってるんだもん」


イルヴァ

「東式と西式で、そんなに違いがあるの?」


クレハ

「相当の違いがあるよ。西式のは厚く、東式のは薄く鍛えられているの。だから、西式のは切れ味が悪くて、東式のは切れ味が良くなっているんだよ。その代わり、西式剣は頑丈だから真正面から打ち合ったりできるんだけどね。その一方で東式剣は刃こぼれしやすいから、相手の攻撃に対して刃を使って真正面から受け止めちゃいけないんだよ」


イルヴァ

「だから、クレハもロランも受け流す動作が多いのね?」


クレハ

「その通りだよ」


イルヴァ

「じゃあ、コグソクはどんな剣術なの?」


クレハ

「小具足というのは、短剣術に柔術を組み合わせたような技なんだよ。ロランのが正確な太刀筋で急所を狙うのに対して、私のものは、相手を引き倒すことで急所の守りをがら空きにさせる技なの。十五話の戦いでも、相手を転ばせていたでしょ?基本的に東式剣術というのは、急所を的確に狙う手段を取るんだよ」


イルヴァ

「へえ、そうなのね。やっぱり、西式のものとはかなり違うわね」


クレハ

「盾を使ったり大きな音を立てたり、西式は無駄に派手だよね」


イルヴァ

「無駄とか言わないでくれる?そういう動作にも意味があるんだから」


クレハ

「まあ、仮に意味があったところで、東式の方が強いけどね!」


イルヴァ

「世界の主流は西式なのよ。西式の方が強いに決まっているでしょ?」


クレハ

「主流と強さをイコールにしないでほしいな。まったく、イルヴァは単純なんだから」


イルヴァ

「……なんですって?」


クレハ

「以上、クレハの剣闘士解説コーナーでした!」


イルヴァ

「ちょっと。勝手に終わらせないでくれない?!」



 つづく!


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