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氷の滅慕  作者: SH
一章 楽園
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怒りの日(前)



 冬が到来し、澄んだ冷たい空気が雪原に立ち込める。雪化粧の施された古城に、ふたたび戦禍が訪れたのは、その年の最後の朝であった。


 古城の最上階、白蓮の居室で円卓を囲む三者の表情は、みな一様に硬い。


「約束通り、帝位に昇りお迎えにあがりました」


「そう、私は――」


 言いかけた白蓮を戦禍が手で制す。


「まずは話をお聞き下さい。状況が変わりました」


 言葉をさえぎられて不快そうにしながらも、白蓮は口をつぐむ。

 普段はあまり動揺を見せない高城からも緊張がうかがえた。

 戦禍がまとっている緊迫した雰囲気のせいだ。常に悠然とした態度を見せていた彼から、一切の余裕が感じられない。


「魔皇としての地盤を固めたのち、人間たちとの(いくさ)を始めます」


「なんですって!」


 白蓮の声が上擦る。


「これまでのような散発的なものではなく、領土を切り取ります。場合によっては、ドワーフやエルフの土地へも攻め入ることになるでしょう」


「そんなこと――許されるはずないわッ!」


「許されたのですよ」


「な……!?」


「すぐにという訳ではありません。私も戴冠したばかりです。まずは魔王たちの足並みを揃え、地盤を固め、盤石な形で臨みます」


「……」


「しかし、人間の王国と国境を接する王や貴族の中には、すでに戦の準備を進めている者もいます」


 そこで戦禍は言葉区切り、白蓮の目をのぞきこんだ。


「凱延という貴族をご存知ですか?」


「ええ……、それが?」


「ずいぶんと貴女にご執心だったらしいですね」


「……」


「その者も戦の準備を始めています。間の悪い事に、オーク達の数もかなり増えているらしい。略奪遠征の時機に重なったようですね」


「この城も危ないと?」


 初めて高城が口を開いた。


「ええ。私自身、凱延という者と面識はありません。凱延が仕えている王に、この城へは手を出さぬよう命じてはいますが……」


 戦禍が少し苦い顔をする。


「こんな北方の田舎貴族にまで命令が行き届くかは……。しかも手足となるのは、頭の悪いオークやオーガ達ですからね」


 魔族の領域は広い。

 中央に居を構え、魔王達を統べる立場である戦禍にとって、北方の一貴族にまで手が回らないのは、仕方のないことだろう。


「すでにオーク達は各集落を出て、西進しながら集結を開始した、との報告を受けました」


「だとすると、早ければ十日ほどもすれば、街道沿いの砦で戦いが始まりますな」


 苦い表情で高城は言った。それに応じる戦禍の声も重い。


「今回はオークの軍勢だけではなく、凱延自身も国境を越えて来るかも知れません。そうなれば戦火の拡大は早いでしょう」


「南の山に住む獣人族は、今まで中立を守っておりますがそちらは?」


 高城が戦禍の顔をうかがう。


「さすがにそこまでは把握してないですね。彼らは貴女(あなた)の臣下ではないのですか?」


「……」


「もちろん、貴女方二人の身に危険があるとは思いません。しかし他の者は? あの人間の娘はどうします?」


 白蓮の顔が目に見えるほど青ざめた。


「貴女なら守ってやる事も出来るでしょう。ですが戦乱は続きます。本格的に魔王達を動かせば、いずれ天界の傍観者共も降りて来ます。私はね、神族との戦いも視野に入れているのですよ」


 高城の顔色もまた、血の気が失せていた。


「……大災厄以来の戦役となるやも知れませんな」


「あの娘は戦乱の届かぬ西方へ逃がしなさい。貴女には一両日中にも皇城へ移って頂きます」


「そんな――!」


 勢いよく白蓮が立ち上がる。彼女から発せられる冷気で、室内の気温が一気に下がる。


「落ち着いて下さい」


 戦禍の声はあくまで冷静だ。


「しかし、そんな急な話――!」


「急な話? もともと年内には、と伝えたはずですよ? 時間に猶予が無いことも今お話した」


「――ッ!」


 ギリリと白蓮は唇を噛む。


「領土を広げるのは大陸中部の四つの国まで、という事になっています。それ以西には手を出しません。あの娘は今の内に戦乱の届かない所まで逃がした方がよろしいでしょう」


「い、いやよ……私はアルフラと…………」


 顔をゆがめて立ち尽くす白蓮に、戦禍は眉をひそめた。

 彼の知る、凍えた心を持った以前の彼女と、あまりにも違い過ぎる。


――いったい私は、誰と話しをしているんだ?


 そう思わずにはいられない変わりようだ。


「私はね、人間の娘がどうなろうと構わないのですよ。だが、あの娘に危険が及べば貴女が悲しむ。辺境での動きを聞き、わざわざこんな所まで直接(おもむ)いたのです。私の意も……少しは()んで貰えませんか?」


「……」


「貴女のために、あの娘を救いに来たのです。魔王達を統べる責務を差し置いて」


 白蓮が崩れるように座りこむ。


「でも……私にもこの霊場に居を構えるという責務があるわ」


 この城の地下に存在する地脈溜まり。魔族の領域外であるにも関わらず、雪原の古城を占拠した貴族を白蓮は始末した。

 以来、同じ事が起こらぬよう、ここを居城とするよう定められたのだ。


「それはもういいそうですよ。貴女を皇城へ迎えるのは、あの方の意向でもあります」


「そんな……」


「霊場自体に大した価値はありません。それに、地下空洞への道は白磁石で封じてあるのでしょう?」



 拒む口実の無くなった白蓮は、凍りついたように動きを止め、茫然と虚空を凝視していた。





――また、あいつが来た


 アルフラは自室で、書き取りの勉強をしていた。

 例によって大人達の会談から外されてしまったのだ。


 読み書きの勉強は苦手だ。すぐに気もそぞろとなり、白蓮と戦禍の関係について思いを()せる。


――あいつはきっと、ふられちゃう


――白蓮は、あたしだけのもの。そしてあたしは、白蓮のものだ


――あたしと白蓮は、もうそういう関係になったんだから


 アルフラの口許に幸せな笑みが浮かぶ。


――白蓮は、やさしい。これからもずっと一緒だ


 勉強に飽きたアルフラは、寝台に寝転がり、フェルマーが焼いてくれたクッキーをかじる。


 甘くて美味しい。


 焼きすぎてしまった。そう言ってフェルマーは、大皿いっぱいのクッキーをくれた。とても一人では食べ切れそうにない。


――あとで白蓮にもあげよう


 とてもいい考えだと思った。二人で一緒に、甘くて美味しいクッキーを食べるのだ。


――早くあいつ帰らないかなぁ……


 二つ目のクッキーに手を伸ばしたとき、不意に白蓮の気配を感じた。

 しかし、寝台から飛び起きたアルフラは立ちすくむ。

 いつもと違う。何か怖い気配がした。


 開かれた扉からは、吹雪が吹き込んで来たのではないか、と思うほどの冷気が流れ込んで来る。


「白……蓮……?」


 氷の彫像のように、一切の感情も暖かみも感じさせない白蓮。その後ろには戦禍が立っていた。


「どうしたの? ……ねぇ?」


 自分でも聞き覚えのない、ひどく(かす)れた声がアルフラの喉からもれた。


「私は皇城へゆくわ。お別れよ」


「――えっ!?」


 白蓮の信じられない言葉に、アルフラは目眩を覚える。視界に細かな黒い点が浮かび、ふっと目の前が暗くなったような気がした。


「あとのことは高城に任せてあるから、彼に聞きなさい」


「な……なん、で……?」


「……」


 白蓮の表情は動かない。握り締めた彼女の手の平に、きつく爪が食い込んでいることにアルフラは気づけなかった。

 たとえ気づいたとしても、その意味を察することは出来なかったであろう。


――悪い魔王が、あたしの白蓮を……


 アルフラは走った。以前に貰った魔力を帯びた細剣を掴む。走りながら一振りし、鞘を投げ飛ばす。

 白蓮の脇をすり抜け戦禍に迫る。


――お前が! お前さえいなければッ!!


「おやおや、嫌われたものだ」


 声に苦笑をにじませ、戦禍は肩をすくめる。


 瞬時に大気が密度を増す。恐ろしく重い抵抗が全身に纏わりつき、アルフラは微動だに出来なくなった。

 普段は感じることがないほど微量な大気中の魔力。それがいま、物理的な効果を現すレベルにまで密度を増していた。


「な……!?」


 細剣を振り上げた腕がぴくりとも動かない。前に出そうとした足は、逆に押し戻される。

 さらに膨大な質量の魔力が、戦禍から押し寄せて来た。


「別れの一時(ひととき)を邪魔するのも不粋でしょう。私は上で待っていますよ」


 優雅な物腰を崩さぬまま、戦禍はアルフラを意にも介さず白蓮へ告げた。


 濁流の中に投げ込まれたかのような魔力の流れ。アルフラは後ろに押し戻され、よろめきながら寝台へと倒れ込んだ。



 呆然とするアルフラに一礼すると、戦禍は(きびす)を返し、去って行った。





 アルフラは、魔王という存在を(あなど)っていた。どれほど強かろうと所詮は同じ生き物だ。不意を打てば殺せる、と。

 戦禍から流れ出した強大な魔力を思い出し、ぞっと身震いした。そうしようと思えば、自分は容易に殺されていたであろうことを悟る。


「あ……ぁ……」


 踏み止まる事すらままならない程の魔力の奔流。それを戦禍は、白蓮との会話の片手間にやってみせたのだ。


「もうすぐ大きな戦いが始まるわ。フェルマーと一緒に西へ逃げなさい。彼女は西方魔族の国へ帰るそうよ。途中、戦火の届かない人の王国まで送ってくれるわ」


 感情のこもらぬ、冷たい声だった。


「なんで……? うそ、やだよ……」


「これを持って行きなさい」


 白蓮がアルフラに、青い玉石をあしらった髪留めを握らせる。


「お前の亜麻色の髪によく似合うわ」


 名ではなく、お前と呼ばれたのは何年ぶりだろうか。――意識が遠のくように、急速に目の前が暗くなる。

 無形の闇が、アルフラの足元から立ちのぼったように思えた。


「生きていれば、また会える事もあるはずよ。戦火に追いつかれないよう急ぎなさい」


――うそだ! 白蓮は魔王の城へ行くんだ。生きていても会えるはずない


「やだよ! 行かないで。なんで? 私も連れてってよ!!」


 無言で見下ろす白蓮に、アルフラは頑張って微笑んでみる。

 いつものように、柔らかな笑みが返されることを期待して。


「白蓮……」


 しかし、白蓮の表情は、硬く強張り動かない。


「そうだっ! クッキー……」


 何かを思い出したように、アルフラは辺りを見回した。

 大皿に盛られたクッキーをひとつ、震える手で掴みとる。そして、張り付いたような笑みを浮かべたまま、甘くて美味しいそれを、白蓮に差し出した。


「クッキーが、あるの。一緒に食べよ。いっぱいあるの。フェルマーから貰ったおいしいやつ……」


 凍りついてしまったかのような愛しい人は、何も応えてくれなかった。

 媚びるような上目遣いで見上げるアルフラの顔は、笑みを保つことが出来ず、不安と恐怖で泣き笑いに歪んでいた。その手から、甘いお菓子がこぼれ落ち、アルフラのいびつな笑みは崩れ去る。


「……やだ、行かないでよ。ねぇ……どおして!? あたしが人間だから? 魔族じゃないから!?」


「……必要なことは、すべて話したわ。私に二度も、同じ言葉を口にさせるつもり?」


 透明だが、冷たさを感じさせる白蓮の声音。おどおどとその顔色をうかがうが、そこにアルフラの欲するものは、何一つ存在しなかった。


「あ……ごめんなさい、ゆるして白蓮。だから置いてくなんて……」


 今までに感じたことがないほどの激しい恐慌に捕われる。

 その恐怖が思い出させた。世界が終わると思ったあの日。両親が殺され、振り下ろされる槍の穂先を見上げた、あの恐怖を。


 そして今、それ以上の絶望が目の前にあった。


 傲然と見下ろす顔は、アルフラのよく知ったものだった。


 彼女の心の原風景。降り積もる雪の中、生者の死に絶えた村で、死に行く定めであったアルフラを見下ろす氷の美貌。


 アルフラは悟った。

 自分が捨てられるのは、もう確定しているのだと。


 白蓮が伏せるように視線を逸らし、無言で背を向けた。


 みるみるうちに、鳶色の瞳がじっとりと涙に潤む。

 一瞬たりとも堪えられず、大粒の(しずく)がぼろりとこぼれ落ちた。


「ごめんなさい! ゆるして! もうわがまま言いません。白蓮の言うことならなんでも聞きます。だからあたしも連れて行って!!」


 室内に、アルフラの懇願(こんがん)が、細い悲鳴のように響いた。

 白蓮はかすかに肩を揺らし扉へ向かう。


「待って! お願いします。あたしを捨てないで。白蓮の言うことならなんでもする。だからおいて行かないで」


 泣き叫び、白蓮を追おうとしたアルフラは、足がもつれて寝台から転げ落ちる。

 大皿がひっくり返り、体の下で甘くて美味しいクッキーが、ぐしゃりと潰れた。


「お願いします。なんでもします。許してください。――あたしを……捨てないでっ!!」


 音もなく、扉は閉ざされる。



 アルフラの女神様は、悪い魔王に連れ去られてしまった。





 沈痛な面持ちの高城が、アルフラの部屋を訪れた。

 気遣わしげにアルフラをのぞき込む。その手には、旅に必要な荷を纏めた背嚢(はいのう)や革の袋が抱えられていた。


「お嬢様……」


 アルフラは床に座り込んだまま微動だにしない。呼吸すら忘れたのではないかと、心配になってしまうほどに。


「奥様は戦禍様と共に皇城へ発たれました」


 目を見開き、少女はただただ涙する。


「奥様は最後まで、この城を去られる事を拒まれておりました。しかし、魔皇に望まれれば(あらが)いようがございません」


「……」


「奥様の心情も察してあげて下さい。普段、取り乱すことのないあの方が、アルフラ様と離れたくはないと、感情的に叫ばれていたのですよ」


「……じゃあ、なんであたしは捨てられたの?」


「戦禍様のご意向では仕方ありません」


 痛ましい、と高城は思った。だが、今は一刻も早く旅立たねばならない。

 迫り来る戦乱を避け、安全な西方へたどり着くには長い旅となるだろう。


 同行するのがフェルマーだけでは心許ない。

 出来れば、せめて安全が保証される場所までは、自分が送り届けてやりたいと思う。しかし、戦禍から急ぎ後を追い皇城へ、と命じられている高城には、どうすることも出来なかった。


「私達魔族は力を重んじます。強者が権力を持ち全てを支配し、弱者は従います。人間は弱く戦えない者でも権力を持てますが、我々は違うのです」


「あいつは高城より強い?」


「比べる事もおこがましいでしょう」


「白蓮より?」


「勝負にすらならないでしょう」


「じゃあ、あたしなんかじゃ勝てないね」


 涙を流しながら、アルフラは淡々と尋ねる。その様子に、高城はなにか危ういものを感じた。


「妙な気は起こされますな。長い歴史を振り返っても、今まで人間が魔王を倒したことなど一度もありません。戦禍様はその魔王達を統べる方なのですよ」


「……」


「今のお嬢様には酷でしょうが、出立をお急ぎ下さい。戦いが始まってからでは西へ向かうのも難しくなりましょう」


 戦が始まれば関所や国境の検問が厳しくなる。戦乱から遠ざかることも困難だろう。


 だがアルフラは、まったく別のことを考えていた。

 人間が魔王を倒したことは一度もない…………確かに、アルフラの知る伝説や英雄譚でも聞いたことがない。

 しかし、爵位を持つ魔族を倒したという伝説の(たぐい)は知っている。お伽話の勇者や英雄達だ。


 貴族階級の魔族なら、人間でも倒せるはずだ。

 アルフラは普通の人間より怪我の治りが早く、魔力に対する抵抗力も強い。驚くべき効果だ、と白蓮や高城は褒めてくれた。

 血を、貰ったからだ。――白蓮の血を。

 高城は言っていた。白蓮には貴族並の魔力があるのではないか、と。


――なら、ほかの魔族の血を飲んだら……どうなるのかな……


――力のある魔族の血を……たくさん


――あたしはもっと、強くなる?


――いきなり貴族は無理だろう。あたしは勇者じゃない


 ならば、もっと弱い魔族ならどうだ?


――白蓮からは毎晩一滴だったけど……ほかのやつからは全部もらっちゃっても、いいよね?


 まず、自分でも倒せる魔族を殺す。


――もちろん、血は全部あたしのものだ


――きっと……あたしはすこし、強くなる


 血を全部貰えば、次はもうちょっと強い魔族でも倒せるようになるだろう。


――その血も残らず、あたしのものだ


――だって白蓮は言ってた


 強い者が奪い、弱い者は従う。力を持つ者が絶対なのだ。


――高城だって同じこと言ってた


 最初は自分より弱い魔族からだ。


――何人殺せば、戦禍にとどく?



 どれくらい魔族の血を飲めば、貴族を倒せるのだろう?


 どれくらい貴族の血を飲めば、魔王を倒せるのだろう?


 どれくらい魔王の血を飲めば、戦禍を殺せるのだろう?



 アルフラは、魔族の山を想像してみた。

 裾野は、普通の魔族を沢山使って土台を作る。

 中腹の材料は貴族だ。百人以上居るらしいから、なかなか大仕事になるだろう。

 山頂部は魔王。きっと大変だろうが、ここまでくれば後少し!


 魔族で築き上げた屍の墳墓(ピラミッド)。頂点に立っているのは白蓮を奪った憎いあいつ。


 戦禍を倒してピラミッドの墓標にすれば……


――白蓮は、あたしのものだ



 アルフラに、天啓が降りた。

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― 新着の感想 ―
アルフラの足元が歪んで、真っ黒な暗闇に落ちていくという表現。アルフラの心情も分かりやすく、おんなじ様に足元がなくなる感覚に陥る文章すぎてめっちゃ好きです! アルフラが泣くと、自分まで悲しくなって泣いて…
[一言] いつも、滅慕のアルフラちゃんの白蓮への心痛な叫びを読むと泣いてしまいます。アルフラちゃんの純真な恋慕が変容するのはゾクゾクする反面、裏にある素朴な思いが報われてほしいなって願ってしまいますね…
[一言] 実際、戦禍さまはいまのところとっても紳士的な君主ですよね。
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