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氷の滅慕  作者: SH
四章 覇王
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天覧の神域



 帝鑑の間では、早朝から招集された魔王達による軍議が行われていた。

 すでに数日前から戦神の降臨が予期され、出陣を示唆されていた王達は備えも万全に臨んでいたため、話も滞りなく進んでいく。

 その間にも皇城周辺では、慌ただしく伝令兵が駆け回っていた。中央へ集結しつつあった各方面の貴族は、続々とグラシェールへ進軍を開始していく。


 軍議を終え、戦禍は足早にみずからの私室へと戻る。

 扉を開くと、円卓に腰掛けた白蓮が彼の帰りを待っていた。


「すみません。お待たせしたようですね」


「そうね。でも、何かと忙しいのでしょ、あなたも」


「ええ――」


 軽く頷き、戦禍は白蓮の正面に座る。


「正午には魔王達と共に、グラシェールへ向かう運びとなりました」


「そう……ならば早く、話を済ませてちょうだい」


 普段と変わらぬ声音で告げる端正な美貌から、戦禍はなんらかの感情を読み取ろうと試みる。だが、やはりその表情は凍りついたように何も伝えては来ない。


「これから神族との戦いへ赴く私の身を……気にかけてくれたりはしないのですね」


 ぴくりとも動かぬ蒼い瞳を見つめ、戦禍の表情がやや曇る。


「正直に、私になぞ興味は無いと言ってくれて構わないのですよ?」


「……そんなことはないわ。早くこの戦いが終わってくれればいいと思っている」


「それは……あのアルフラという少女を案じてのことでは?」


 互いによく似た色合いを持つ瞳が、じっと相手を凝視する。視線が交錯し、室内には居心地の悪い沈黙が落ちた。

 アルフラの名を出され、白蓮の表情には少なからぬ険が含まれている。

 ――先に、目をそらしたのは戦禍の方だった。


「失言でした。別に厭味を言うつもりでお呼びしたわけではないのですよ。貴女を怒らせるつもりも毛頭ありません」


 無言の白蓮は肩をそびやかし、依然としてきつい眼差しを戦禍へ向けつづけている。


「あまり睨まないで下さい。その麗しい(かんばせ)が台無しですよ。――いえ、もちろん美しい人が怒りをあらわにするというのも、普段と違った魅力があってよいですけどね」


「……また気障(キザ)なことを……別に怒ってなどいないわ」


 いくぶん表情を和らげた白蓮へ、戦禍は本題を切り出す。


「雷鴉から聞きました。貴女(あなた)は灰塚を使ってレギウスの王都を焼き払おうと考えているらしいですね」


「別に構わないでしょ。私はただ、魔術士達を排除したいだけよ」


「……結論から言うと、それは認められません」


「なぜ? 魔術士などがどうなろうと、あなたにはなんの関係もないでしょ」


「いえ、彼らはなかなか有用ですよ。人間達はおもしろい。劣る力を知識や技術で補い、我々には無い概念を築き上げている」


「そうね。私も人間を嫌っているわけではないわ。確かに彼らは賢いものね。――でもそれが、あの虫けらほどの力しか持たない者達を生かしておく理由に、なると?」


 その言葉を聞いて、戦禍が顔をしかめる。


「あなたは相変わらずですね。しかし、弱者が生み出す知識には侮れないものがあります。魔術にしてもしかり」


 大仰な身振りで両手を広げた戦禍に、白蓮はややうんざりとした仕草を見せる。


「彼らは魔法というものを細かく分類し、それらを体系づけて私達が無意識で行っている魔力の行使を論理的に説明しています」


「ご苦労なことね」


「ええ、彼ら魔術士には今後も真理の探究とやらを続けて貰いたいと思っています。レギウスはすでに朝貢の意を示している。私はね、戦いが終わった後には彼らの研究を庇護してやろうとも考えているのですよ」


「……魔術士は彼らだけではないでしょ。レギウスの魔術士を皆殺しにしても、他の者を使えば問題ないのではなくて?」


 美しい声音で酷薄な内容をつらつらと語る白蓮に、戦禍が渋い顔で反論する。


「貴女は本当に弱者に対し、容赦がないですね。ですが弱い者を虐殺することが、力ある者のすることですか?」


「なにも虐殺を行えとは言ってないわ。それに、強者が奪うのは当然の権利よ」


「貴女は先程、人間達のことを虫けらに例えましたよね? それらを踏み潰して喜ぶのは、もの心のつかぬ幼子だけですよ。分別のある者がすることではない」


 無言の圧力を加えてくる蒼い瞳に、戦禍は手を払うように振って見せる。


「聞き分けて下さい。……だいたい、最近の貴女は少しおかしいですよ。傾国までも取り巻きに加え、何やら企んでいるそうではないですか。先日も多くの魔王達を自室に集め酒宴を開いたとか」


「その話も雷鴉から?」


「ええ、そうです。彼が貴女の部屋を訪れた時には、灰塚を始めとした取り巻きの他にも、鳳仙や口無がその場に居たそうですね」


「べつに……向こうが勝手にやって来たのよ」


 鳳仙や口無については完全な濡れ衣なのだが、この状況でそれを戦禍に信じさせるのは難しいだろう。あまりにも皇城へ来てからの行いが悪過ぎる。

 さすがに自覚のある白蓮は、横を向き不機嫌さをよそおう。だが、そんな態度も今回ばかりは通用せず、戦禍は追求の手を緩めない。


「貴女はまったく……ハーレムを作っているのかと思えばそれだけでは飽き足らず、南北の盟主まで篭絡しようとしているのですか?」


「言い掛かりだわ! 失礼なこと言わないでちょうだいっ」


 今度は強気に出てみた白蓮だったが、戦禍も引く気はないようだ。


「貴女の特殊な性癖にまでは、とやかく言いませんよ。しかし、他の有力な魔王にまで食指を伸ばすのは止めて下さい。実際、すでに貴女の取り巻き達で派閥が出来かかっているではないですか。そこに数人加われば、現状では皇城の最大派閥となってしまう」


「そんな……つもりはないわ。性癖云々言われるのも心外よ。鳳仙や口無だって、向こうが勝手に会見を求めて来たのだし」


「ですが、現に魔王達の間でも噂になっている。貴女はずいぶんと目立ってしまっているのですよ」


 目立つ、という言葉に白蓮の表情が(かげ)る。


「もちろんその見目です。目立つなというのも無理な話ですが、あまり注目を集めるような振る舞いをすれば――」


「わかっているわ、そんなこと」


「……ええ、そうですね。これは私が言うまでもないことでしょう。今後は自重して下さい。私もしばらくは皇城を離れますし、その間……」


 白蓮はうつむき肩を落とす。長い睫毛が伏せられ、美しい顔立ちには深い陰が落ちていた。その、声をかけることも躊躇(ためら)わせる様子に、戦禍も黙り込んでしまう。

 室内には先程よりよほど気まずい沈黙が流れていた。

 やがて、か細い声音でぽつりと、


「私はただ、あの子のことが……」


 そうつぶやき、白蓮は小刻みに肩を震わせだした。

 好意を寄せる相手のその弱々しげな様子に、戦禍の心中にはいたたまれない気持ちが押し寄せてくる。同時に、はなはだ理不尽な思いを味わっていた。――やはり私はこの人に抗えないのか、と。

 いくらかの葛藤はあったものの、戦禍はしかたなしに譲歩を申し出る。


「……あー、その、ですね。レギウス教国については、極力戦端を交えることなく戦いを終わらせると約束します。雷鴉にも魔術士を使って妙な動きをしないよう釘を刺しておきましょう。それならばあの少女に危険が及ぶこともないはずです。――だから貴女も、あまりおかしな考えを起こさないで下さい」


 それ以上の追求を逃れることが出来たと悟った白蓮は、とっておきの殊勝(しゅしょう)な表情を心がけ、顔を上げる。



 白蓮はこういったかけひきの場において、力押しだけでなく(つちか)った女のワザも有していたのだ。





 雷鴉についてはくれぐれも、と念を押した白蓮は、今後についてもう一つ気掛かりだった事柄を尋ねる。


「西方には、手を出さないのよね?」


「以前も言った通り、人間達の治める四つの国だけですよ。現状ではレギウス以外の三国は隷属化させる予定ですがね。――そして中央国境地帯に位置する古代神殿も、ですね」


 一連の会話の流れの中で、初めて白蓮が興味を示す。


「古代神殿? あの天界へと繋がる門があるという地母神の?」


「ええ、グラシェールの神域にあるのは地上へ降りる片道の物らしいですからね」


「……でも、神殿を占拠しても天界側から封じられれば、結局は役に立たないのではなくて?」


「まあ、使えずとも押さえておく価値はあるんじゃないですか?」


 細い顎に指をかけて考え込んだ白蓮が、なにかを思い出したかのように、あぁ、とつぶやく。


「雪原の古城近くにも古代神殿の遺跡があったわね」


「そうなのですか?」


「ええ、ほとんど原形を留めてなかったけれどね」


「そうですか。ならばそちらは捨て置いても構わないでしょう」


「……もしかして、今回の大掛かりな戦いは、その使えもしない古代神殿を管理下に置くのが目的なの?」


 実にくだらない、といった含みが、白蓮の声音からは聞き取れた。


「貴女は、自分には関係のない話だと思っているようですね? しかし……もしグラシェールが落ち、古代神殿までが我らの手にするところとなれば、神族は地上に対する介入手段をほぼ失うことになります。そうなる前に、彼らは本格的に我々の進攻を阻止しようとするでしょう。そうなれば貴女にも……」


 語尾を濁し、言葉を切った戦禍は白蓮の顔色を伺う。だが、それには淡々とした調子の言葉が返されるのみだった。


「本当に大災厄の再来を画策していたのね。……迷惑な話だわ」


「……この事は他言無用でお願いします。私もまだ、魔王達を完全に(ぎょ)しきれてはいませんのでね。いらぬ波風は立てたくない」


「わかったわ。だいぶ時間を過ごしてしまったし……話が終わったのならそろそろ失礼させて貰うわ」


「まだ幾つか言っておきたい事もあるのですが……松嶋も待っていることですし、しょうがないですね」


「松嶋が――?」


「ええ、貴女に言伝(ことづて)があるらしいですね。今は別室で待たせているので、後ほど伺わせますよ。それまでは自室で待っていて下さい」



 白蓮の顔に憂鬱さがにじむ。今度ばかりは見せかけではなく、本心からのものだった。





 みずからの部屋へ戻った白蓮は、ほどなくして松嶋の訪問を受けていた。

 高城よりもやや年かさの老執事は、丁重な言葉遣いで挨拶の口上を述べる。そして預かってきた伝言をにこやかに語りだした。


「我が主はつい先日ご帰還なさいました。ひいては近いうちに白蓮様とお会いしたいと申されております。この前は留守にしていてすまなかった、とおっしゃられておりました」


「そう、そのうち顔を出すわ」


「いえ、出来ますれば数日中にも館を訪れるように、とのことでございます」


「……ずいぶんと勝手な言い草ね」


 それには応えず、松嶋はただ頭を下げるのみだった。


「私にも都合というものがあるわ。いきなり呼び付けられてすぐにというのも無理な話よ。日を改めてお伺いするから、すこしお待ちいただけるよう伝えてちょうだい」


「それが……私は今回のグラシェール遠征に従事することとなりました。よって、ご不満がおありでしたら白蓮様ご自身がお伝え下されればよろしいかと」


 その物言いに、怒気混じりの冷たい眼差しが返される。

 身を竦めた松嶋がとつとつと口を開く。


「申し訳ございません。……失礼な口のきき方かと存じますが、もし白蓮様が来訪を渋るようなら、そのように伝えろと命じられておりますもので……」


「あの方は本当に自分勝手な人だわ」


「はあ……実際は、文句があるなら直接オレに言いに来るよう伝えといて、と申されておりました」


 眉をひそめて数瞬だけ思案した白蓮が、観念したように大きなため息をついた。


「……しょうがないわね。近々会いに行くことにするわ」


「はい、それがよろしいかと。――では、私は高城に少し話がございますので御暇(おいとま)願ってもよろしいでしょうか?」


「ええ、ご苦労だったわね。下がっていいわ」



 退出する老執事の背を、白蓮は冷やかな目で見送った。





 戦神バイラウェが降臨して六日。天山グラシェールには今なお多くの有翼人達が(つど)いつつあった。


 四千二百年前の大災厄において魔族に破れ去った神族の一柱――戦神バイラウェは、今回の戦いで長らく失われていた地上の覇権を取り戻すことを信奉者達に宣言し、それは口々に広く伝えられた。

 大陸各地には、魔族の脅威を取り除くための聖戦に馳せ参じよとの神託が降り、レギウス神族を崇める亜人種達の軍勢がすでに進軍を開始している。


 バイラウェが地に降り立った翌日には、神の宮に新たな三柱の神が降臨していた。いずれもがバイラウェの従属神である戦いの神々だ。そしてこの日、降神(こうじん)の間と呼ばれる冷たい金属に囲まれた大広間に、さらなる一柱が姿を現そうとしていた。


 室内には淡い光が立ち込め、戦神バイラウェと従者たる三柱が厳かにその時を待つ。

 月光を思わせる蒼ざめた光の中に、狩りの女神が顕現(けんげん)した。


 一切の衣服をまとわぬ女神が、片手を胸元に当てて軽く目礼する。


「皆様お揃いでのお迎え、いたみいります」


 背後に三柱を従えたバイラウェは鷹揚に頷いた。


「いや、軍神殿の従者であるそなたの助力が見込めるのだ。心よりの歓待を申し上げよう」


「はい。クラウディウス様より、貴殿(きでん)に付き従うよう仰せつかっておりますれば」


 狩りの女神ヘルガが腕を一振りすると、その手には長大な蒼弓が握られていた。

 ヘルガの主である軍神クラウディウスは、神々の守護者たる四柱の中でも別格にあたる。その出自は、災厄の主に滅ぼされたかつての天空の支配者、ギアナ神族唯一の生き残りであった。そのため、軍神クラウディウスの従者であるヘルガに対しては、バイラウェの尊大さも影をひそめている。


「しかし、我の降臨を頑なに反対されていたクラウディウス殿が、何故そなたを遣わしたのだ?」


「はい、つい昨日のことなのですが、皇城より十名を越える魔王達がこのグラシェールを目指し進軍して来る様子が確認されました。おそらく率いているのは魔皇と呼ばれる()の者かと」


「なんと――!?」


 戦神の従者達の間に動揺の気配が漂う。それを片手で制しバイラウェは低く唸る。


「魔王が団結して敵にあたるなど前代未聞だな。――それ程の統率力……戦禍とか申す魔族はよほどの力を持つとみえる」


「左様に。しからばこの神域を盾に、魔族の支配者どもを各個撃破するという目論みも、なかなかにままならぬでしょう。そう判断なされたクラウディウス様より、戦神殿に力沿えをするよう命じられた次第にございます」


「そうか……我としては魔族の領域に攻め入り、(よこしま)なる者達その(ことごと)くを殲滅せしめたく思っておったのだが……」


「いかな戦神殿といえど、この状況ではさすがに無謀といえましょう。天上でも魔族達の此度(こたび)の動きを受け、意見が分かれております。闘神殿の従者達からは、我らも一丸となり事にあたるべしとの声が上がっておりますれば、彼らも時を経ずしてグラシェールへ降りてくるやもしれません」


「ほう。――して、クラウディウス殿のご意見はいかに?」


 ヘルガの眉間に微かなシワが寄り、声を落とす。


「……静観し、しばし戦況を見よ、と。神王様も同じく慎重に下界の動行を見守っておられます。――その神王様がおっしゃられていたのですが、間もなく西方のロマリアから、竜の勇者が助力を乞いに来るので力になってやれとのことです」


「……竜の勇者?」


「ええ、古竜の霊が加護を与えた人族の英雄らしいです。その者達は現在ロマリア王都に押し寄せていた魔族の軍勢を押し返し、このグラシェールへ向かっているとか」


 バイラウェは不快さもあらわに尋ねる。


「竜族などを崇める者達に、力を貸せと? あの忌まわしき大災厄のおり、奴ら竜族は古代人種に(くみ)して我らに牙を向けたのだぞ!」


「神王様は、同じく魔族を敵とするのならば、過去の遺恨(いこん)は一時忘れよと申されていました。その者達に渡す武具もお預かりしています」


「そうか。……納得はいかんが神王様がそうお考えならば仕方あるまい。しかし随分と……」


「はい、神王様は竜の勇者とやらに期待しているようです。――実際、人間達の間にはごく稀に爵位の魔族を倒す者が現れます。先日のガルナでの戦いのように」


「そういった者達へ魔族に(こう)しえる武具を与えてやれば、さらなる働きも期待出来るということか。……神王様には、我ら四柱守護神の力を持って、魔族どもと全面的に争う積もりはないのだな?」


 嘆息する戦神に、狩りの女神はこうべを垂れる。


「残念ながら……神王様は未だその時ではないとお考えです。魔族の結束力などたかが知れている。時が移ればその身相食(あいは)み、勝手に瓦解するだろうとおっしゃられていました」


 確かにそれは、これまでの長い歴史が証明している事実でもあった。


「――なれど武神殿に至っては、自らもこの戦いに加わる許しを得ようと神王様相手に気炎をはいておられました。並み居る神々に面と向かい、魔族ごときを恐れ、いつまでも天界に篭っているなど我慢がならぬ、と」


「そうか。ダレス殿が参じてくれれば、魔王など幾人寄ろうとものの数ではないのだがな」


 あくまで慎重な姿勢を崩さぬ天上の動静に、バイラウェは苛立ちを禁じえないようであった。

 かつて戦いに破れたとはいえ、それもすでに四千二百年も前のことなのだ。魔族達が大陸中央部への野心を剥き出しにした今こそ、昔年(せきねん)の屈辱をそそぐべき時であろう。――そういった思いがバイラウェにはあった。


「よかろう。ならば我が手で群がる魔王達(ごとごと)くを滅し、神王様のご威光を地上に住まう者達へ見せつけてくれよう」


「はい。神王様は“界央の眼”を用い、常にこのグラシェールをご覧になられております。戦神殿は存分にその武威をお振るい下さい。私も全霊を持って力となりましょう」



 広い降神の間で、強い神性をまとった五柱の神々の会談がつづく。いずれもが戦に長けた神々は、迫り来る魔族の軍勢をいかに迎え撃つべきか、各々(おのおの)の考えを語っていった。

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