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第三話 俺は黒髪の少女に出会った。(青年side)

二話を青年サイドでお贈りします!

 あれは昼過ぎだったと思う。依頼を達成して、依頼があったファージの街に戻ろうとした時だった。

 昼間だと言うのに白に近い黄色い流星が流れ落ちていたのを俺は確かに見ていた。いや、厳密には流星じゃなくて何かの魔法の発信源だと思う。

 ほっとけば良いものを不信に思った俺は、結局流星の収束地点に向かって走り出していた。

 余計な事に首突っ込んで最後の最後で痛い目に合うのは分かりきっている事なのにこの時だけは行かずにはいられなかった。



=================



 そのまま流星を追っていると、とある花畑に向かっていることが分かった。

 あそこは、沢山の種類のリコリスが咲く事で有名な場所だ。確かこの時期はナツズイセンという薄桃色のリコリスが咲いていたと思う。

 そんなことを考えながら目的地に向かって走り続けた。

 この調子だと日が沈む前に着くと思う。



=================



 リコリス畑の入口に差し掛かった所だった。

 草むらからウルフの幼体が出て来て花畑の方へ向かって行ったのを見た。そこまでは何とも無いと思っていたが、さっきから俺の第六感が警告を促しているような気がしたから急いでそのウルフの幼体を追いかけた。

 案の定、あと少しでウルフの幼体の餌食にされる奴が出るところだった。

 獲物に飛びかかったウルフの幼体を居合い切りで切り捨てた。

 血飛沫を上げて倒れ行くウルフの幼体の餌食を見た途端、俺は絶句した。


ーーーそこに立っていたのは、少し幼さが残った神秘的な少女だったのだから。

 背中まで伸びた漆黒の髪に、光加減によっては亜麻色に見える黒い瞳。見たことも無い服からはあまり体型が分からないが、きっと華奢な体をしているのだと思う。

 おっと、彼女の容姿に見とれて話しかけるのを忘れる所だった。



長かったので切りました。


1作目が不調だったせいか、検索数を見てビックリしました!皆さんに読んで頂いて本当に感謝しきれません(´▽`)

お気に入り登録してくださった方々、本当にありがとうございます(T^T)

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