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アルケーの法則〜永久機関パンク〜  作者: :空欄:
メインストーリー

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1/1

#1 未登録反証者の確保に関する報告

※1:本作に登場する人物・団体はすべて架空であり、実在のものとは関係ありません

※2:本小説は「永久機関が生まれた」というもしもの未来を描いた作品です

無機質な声が飛び、足音が崩れた夜明け前の街に響く。


「今度こそ奴を捕らえるぞ」


「王権に害をなす反証者(はんしょうしゃ)なんて、この世にはいらねぇんだからな」


彼らの構えるライフルの銃口で青い火花がわずかに爆ぜる。

ところどころ破けた白衣に身を包んだ少年はその声を聴くと振り返らずに走り出した。

少年は白衣に滲んだ血の匂いに不快感を覚えながらも、初めてこの匂いを知った日のことを思い出す―――


「君の力は世界を変えうる力なんだ、逃げ延びて、そしてこの世界を変えてくれ」


バキッ

その音で少年は過去のこだまから現実へと引き戻された。暗くて足元はよく見えないが、枯れ木の枝を踏みつけてしまったようだ。


「いたぞ!」


足音が近づいてくる。


「総員、発砲許可!」


青い火花がほとばしる銃口から放たれた電撃が空間を引き裂く。

少年が振り向いた瞬間、周囲の家の壁が少し削れ、熱を帯びた石が弾丸のように飛ぶ。

それは電撃をかき消し、男たちの持つライフルを2丁、正確に打ち抜いた。


「二人無力化した程度で調子に乗るなよ」


男たちのリーダーであろうか、指揮を執っている男が吐き捨てると男の背後から2発の電撃が放たれた。

電撃は一直線に迸り、少年の腕を貫いた。


「んぐっ」


後ろは壁。

能力は痛みと痺れで集中力がきれて使えない。

少年の脳裏に、死がよぎった―――その時だった。


バラララララ―――。

空から風切り音が鳴り響き、少年と男たちが強烈な光に照らされる。


「そこのドミニオン兵ども!警告する!直ちに撤退せよ!警告する!直ちに撤退せよ!」


声の主は少年の頭上。

小型のヘリコプターから垂らされたロープ梯子には先ほどドミニオン兵と呼ばれていた男たちよりも数段頑丈そうな装備に身を包んだ男が掴まっていた。


「アーカイヴの重装兵だ!俺らじゃかなわねぇ、逃げるぞ!」


指揮を執る男がそう言うと男たちは闇夜の中に去っていった。


梯子が地上10m近くまで下りると、重装の男は見た目にそぐわない華麗な着地を見せる。


「君が件の反証者(はんしょうしゃ)だね、セコン・エターナ殲滅テロを逃げ延びた数少ない人間だと聞く

確か名前は・・・『アルケー・エンペイド』

私と一緒に来なさい、そして世界の修復にその力を使うんだ」


少年-アルケー・エンペイドは地上30mほどで停止しているヘリコプターを一瞬睨み、答えた。


「・・・わかった、あなたについていくよ」

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

次回はある程度世界観設定が語られ、主人公の力の正体が明らかになる予定です(あくまで予定)

よろしければ感想などいただけると、執筆の励みになります。

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