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SHOT GUN!  作者: ヒッキー
修学旅行編
88/109

87発目 全ての歯車が噛み合った

 帰りの新幹線に私は乗っていた。3日前に乗ったものとほとんど変わらないはずなのに、変わったことばかりだ。


 まず、乗っている人間が全然違う。行きは私を含めて5人がつまらない雑談をしていた。しかし、今いるのは私と大和だけ。


 ほかのメンバーはというと、ショウはもともと本気のモードを長く使いすぎるとやばくなるのだ。今回はやりすぎということらしく病院で最低2週間の安静、その後東京のほうの病院に移動してまた2週間入院することが決定している。


 望のほうは倒れたりはしなかったけど、実は清水の舞台から落ちてきた抄華を受け止めるために身を挺したらあばらを何本かと左腕にひびが入ったりしているらしく、京都の病院に入院している。


 奈々はどこにいたのかと思ってたけど、どうも結構離れたところにいたらしくそこからヘリコプターのマシンガンを落としてくれたらしい。しかも、そのときに使ったのは電磁砲レールガンだったらしい。しかし、その衝撃で両腕にひびが入ったらしい(ひびだけでも奇跡らしい)。そのため、奈々は細かい検査なども含めて入院。


 そして抄華は、京都府警に重要参考人として保護された。なぜか私たちは大丈夫だったんだけど、もともと抄華だけは国外逃亡をしながら日本に戻ってきたらしく、国連警察の悪事を暴ける可能性から解放されなかった。軟禁だけど、優遇はされるらしい。


 あの後、結局誰も動けなくなったところで松村先生が来て、すぐ後に京都府警が来てとにかくやばそうだった3人と離れた場所にいた奈々は京都市内の病院に緊急搬送となった。そして、残った私と抄華は事情聴取。ジャッキーの弁護やヘリコプターが飛んでいったみたいな目撃情報のおかげで私は今日ここにいる。大和もやばいはやばかったらしいけど、けがではなく体の負荷だったので東京に戻る許可が出た。


 「ねえ、大和。」


 つまらなそうにパソコンを打っている大和に声をかけた。きっと私はここで声をかけないと一生声をかけるタイミングを失うと思ったからだ。


 「なんだ?」


 「私が足手まといって、あれ、ほんと?うそ、だよね?」


 自分でもいけないと思っていながらすがるような話し方をしてしまっていた。しかし、大和はいつもどおりだった。すこし間を空けて答えてくれた


 「本当だ。」


 その答えを聞いて本気で泣きそうになった。しかし、泣くわけにはいかなかった。


 「どうして?」


 「麻上会……元会長が言っていたこともある。お前は授業の実戦には強いが本物の実戦では経験が不足している。まあ、これについては日本の教え方が悪かったとしか言いようがないがな。」


 「も、ってことは他もあるんでしょ?この際だから全部言って。」


 「……厳しいようだが、お前には絶対的な才能が不足している。」


 才能。努力でどうにでもなると思っていた代物だ。


 「学校で成績をとるだけならいい。しかし、あそこまで超人バトルに入るとなるとそれなりの才能を持つか、俺の目が赤くなって性格が変わったのは見ただろ。あんな感じに無理やりの力を持つしかない。」


 「それって、私にも手に入る?」


 これが最後の可能性だ。


 「大和だって凡人だったけど努力とその力であそこにいるんでしょ?だったら、私にもそんな領域までいける?」


 「できる。」


 それは光がさしたようだった。しかし、光はまた閉じた。


 「その代わり、99%以上の確立で死ぬ。」


 「え?」


 「俺がこの力を手に入れたときはこの力を押さえ込むのに1週間生死の境をさまよってコントロールできるようになった。さらになじむまで1年間かかった。今も時々押さえ込むために精神統一をしている。そして、俺と同じように実験に参加した子供は、みんな死んだ。」


 「っ!」


 99%以上。つまり、100人以上がいて、生き残ったのが大和だけってことだ。


 「普通ならこんな戦いやめろというべきなんだろうが、俺は酷だから2つの選択肢をやる。1つは普通に生活して戦いなんて関係ない、俺たちとも普通の友人として接する。2つ目は俺のように投薬や無茶な訓練で特殊な能力を手に入れる。もちろん前者のほうがおすすめだ。2つ目は失敗は死、成功しても俺のように一般生活に少なからず支障が出る。所詮、戦うとき以外はほとんど使えない力だ。損にしかならないぞ。」


 つまり、友達ごっこをしながら生きていくか、それとももう戻れないこと覚悟で成功率1%以下の確立にかけるか。いつもの私ならすぐに前者を選ぶなんてありえなかった。しかし……


 「……答えを待ってもらっていい?」


 「もちろんだ。でも、次の戦いが起きたらお前は自動的に前者になってもらう。なれる時間を考えても早いほうがいいだろうな。」


 「わかったわ……」


 私は選べなかった。死ぬかと思ったら言えなかった。後者と。


 私は、一体どうしたらいいんだろう?


 私はひとつの場所でぐるぐる回り始めてしまった。


 どうも、サブタイトルで暴走してしまったと自分でも思う、ヒッキーです。

 やっとこさ区切り。SHOT GUNもゆっくりとだけど、確実に動き出したみたいですね。

 次は予想通りの展開です。予想通りだけでは行かない予定ですけど。しかし、そんな言葉も大嘘付きかも。

 乱すだけ乱してみました。ではでは

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