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SHOT GUN!  作者: ヒッキー
修学旅行編
64/109

63発目 拳銃は整備しないといけません

 「すまんが、ここによってもいいか?」


 大和がある店をさした。そこは拳銃のパーツの専門店。


 「べつにいいよ。ね?」


 「僕もここのほうが暇しないではすむかもね。」


 そう言っている沖川も服はちゃんと買ってるんだけどね。


 「こういうところで替えのパーツって買ってるの?」


 「ああ。」


 逢瀬はまだ回復しない茅海をおぶっている。意外と逢瀬って力があるよね。


 「へぇ……」


 心なしか桧木さんの目が輝いているように見えた。


 「さて、はいるか。」






 大和はかってを分かっているようですぐに奥に行ってしまった。僕たち慣れてない組はゆっくりと手前から見ていくことにした。


 「へぇ、拳銃ってこんなにパーツがあるんだ。」


 僕らの拳銃の整備は大和がやってくれるし、パーツ交換もお金を払えば大和がすぐに買ってきて替えてくれるからこんなにパーツがあったのは初めて知った。


 「これってリボルバー用?」


 弾倉の替えが売っていた。


 「そうだね。僕のとは違うデザインみたいだけど。」


 見てみると拳銃も売っていた。売ってないわけがないけど。


 「あ、これって茅海の会社のところのだよね。」


 見てみるとシャウトシリーズのシャウトFK4は入荷待ちとなっている。結構高い拳銃で発売から4カ月ぐらいたってるのに入荷待ちになってるなんてどれだけみんな金持ちなんだろうか?


 「これがシャウトシリーズの最新作ですか?」


 後ろからぴょこっと桧木さんが現れた。


 「うん。そうみたい。」


 「へぇ……」


 モデルガンをチェックして、さらにあのモデルガンを見せてほしいと店員にいって軽く振ったり、銃倉を外したりしていた。一通り終わると満足したようだった。


 「やっぱりシャウトシリーズは違いますね。完成度が他の拳銃と段違いです。」


 「それにしても発売から4カ月もたっているのに入荷待ちだなんてみんなどれだけ金があるんだろうね?」


 「いえ、あれは人の手造りの部分が多いからなんですよ。」


 「え?」


 「シャウトシリーズは職人って言われている人が組み立てを行うんです。歪みがあったりしたらそのパーツは使わないで再利用するんで、拳銃界で一番、動作不良が起きにくい拳銃なんです。」


 「なるほど。」


 「全国から注文があるんで生産スピードが全然追いついていないんですけど、この方式を変えていないみたいなんです。だからこの値段でも売れるんですけどね。」


 「へえ。でも、すごいね、桧木さんは。そんなことまで知ってるなんて。」


 それをいうと桧木さんははっとした顔になった。


 「す、すみません!私1人でべらべらしゃべっちゃって。こんなんだから変って言われちゃうんですよね。」


 「いや、それくらい普通だよ。僕たちの中ではね。」


 「え?」


 「大和はいろんなことにおかしいほど詳しいし、沖川はマイペースで話が通じないこともある。逢瀬はいつもドジやって大事にするし、茅海もすぐに怒り出す。僕だってよく騒いだりするしね。だから、それくらいのこと気にしなくてもいいよ。」


 「おーい、大和が奥で見つかったって。」


 沖川が呼びに来てくれた。


 「さあ、行こうか。」


 「はい。」


 なんとなく、なんとなくだけど桧木さんの表情がさっきよりも柔らかくなっていた気がする。僕たちと打ち解けれたかな。……自意識過剰すぎるか。


 そんなことを考えていると、大和が奥のオートマチック拳銃用の銃身を見ていた。


 「おお、すまないな。勝手に奥に行ってしまって。」


 「問題ないよ。」


 「大和はそれを買うの?」


 「ああ。」


 たぶんベレッタの改造用だろう。ベレッタでは装填できる銃弾の口径を変える改造は結構ポピュラーらしいしね。


 「ちょっと待ってください。」


 突然桧木さんが前に出てきた。


 「ちょっとその銃身見せてもらってもいいですか?」


 「ああ。」


 大和から銃身を受け取るとそれと、売り場にあった銃身を見比べだした。そして、売り場から1つの銃身を取り出して大和に渡した。


 「これのほうがいいですよ。ひずみも少ないですし、安定すると思います。」


 「そうなのか?」


 大和がチェックしてみるがよくわからないらしい。


 「まあ、ありがたく買わしてもらう。」


 大和はそれを持ってレジのほうへ向かった。


 「そういえば、桧木さんも拳銃改造が趣味だって言ったけど、買ったりはしないの?」


 「はい。私の専門とは違いますから。」


 ?拳銃改造にも専門とかあるんだ?


 「買ったぞ。」


 そういうわけで店を出たころに茅海が目を覚ました。ちょっとだけ状況把握をして、銃のパーツの店から出てきたことがなんとなくわかったみたいだ。


 「もしかして、洋服屋はもう終わった?」


 「大丈夫だよ、チーちゃん。」


 「奈々……」


 「あと10件ぐらい行くから。」


 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!」


 逢瀬の背中にいるわけだから逃げられるわけもなく、茅海は連れて行かれてしまった。


 すべてが終わった茅海が真っ白になったかとは言うまでもないよね。


ちなみに、大和の使ってる爆弾類はお手製です。

もちろん、普通は作れません。

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