表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SHOT GUN!  作者: ヒッキー
修学旅行編
61/109

60発目 ちっちゃいと誘拐犯とまさかの新キャラ

 さあ、まさかの新キャラとは……

 「到着!」


 新幹線で降りたった場所は新大阪駅。ほかのメンバーもぞろぞろと降りてくる。


 「さすがに長かったわね。」


 「うーん!」


 逢瀬が背伸びをした。そんなことをしたら体のラインが……


 カチャッ!


 「ここ駅だから!!」


 「……しょうがないわね。」


 「ありがとう!駅という状況!」


 さて、これからどうするのか?大和は……


 「あれ?大和は?」


 「すぐに転校生を迎えに行ってくるらしいよ。僕たちは先に改札口の前ででも待っといてくれってさ。」


 「そっか。」


 それにしても、転校初日が修学旅行って、すごい状況だよね。


 「改札ってここだよね?」


 とりあえず大和が帰ってくるまでこれからのルートを考えることになった。


 「とりあえず大阪の街に出るのは絶対だとして、そこからどこに行こうか?」


 「銃撃練習場。」


 銃撃練習場とは固定銃撃と実践の練習ができる施設で大都市圏には絶対に数ヶ所ある。


 「いや、初日からそれはきついよ。とりあえず観光しない?」


 沖川の意見のほうがまともな気がした。


 「それにしたらどこにいくの?私は大阪に来るの初めてよ。」


 「私も!」


 どうやら女子2人は初大阪らしい。僕たちは結構わかっていたりする。


 「だったらとりあえずなんばかな?」


 「まあ、ここで何かをやるのは無理な気がするよ。」


 外は梅雨入りもされたはずなのだが、雨が振るような天気ではない。むしろ、夏なみの快晴だ。これならなんばもゆっくり見れるだろう。


 「うーん、なんか暇よね。」


 「そうでもないと思うよ。結構面白いし。」


 「でも私はおしゃれなんてどうでもいい、というか機能性を重視するからそんなところで服は買わないだろうし、拳銃系のショップぐらいしか見るものなさそうだし。」


 それは女の子としてどうかと思うよ。


 きっ!


 茅海がこっちをにらんだ。やばい!銃弾が飛んでくる!?


 「……」


 あれっ?飛んでこない?偶然こっちを見ただけだったのかな?


 「それにしてもヤマくんは遅いね。」


 そういえば、なんだかんだで10分は話している。待ち合わせをしただけのはずだからすぐに見つかるだろうし、そういう意味では遅いかも。


 「すまない。遅くなった。」


 「あ、やっとき……」


 確か、大和は転校生を迎えに行ったはずだった。しかし、大和の周りには転校生らしき存在はいない。その代わりにいたのは、どこからさらってきたのかわからないようなちっちゃな女の子だった。


 「……えっと……」


 「なんか変な勘違いしているみたいだな。自己紹介を頼む。」


 「はい。桧木ひのき 抄華しょうかです。よろしくお願いします。」


 「こんな素直な子をさらってくるなんてどんな神経をしているんだ!!」


 「そう思うなら神宮寺と2人で並んでそこの鏡を見てみろ。」


 「えっ?……まるで誘拐犯!?」


 メキッ!!


 思わず本音が出てしまって茅海にみぞおちを殴られた。しょうがないじゃないか、茅海はちっちゃい……


 メキッ!


 「2発目はきつい!!」


 「大丈夫よ。基本3倍返しだから。」


 「口で3倍に返してよ!!」


 こんなやり取りが約5分……


 「そろそろやめろ。さすがに長い。」


 大和に止められました。


 というわけで、知っている人も多いかと思いますが桧木 抄華ちゃんがまさかの新キャラです!!

 ここで説明しておくと、この桧木 抄華ちゃんはあくまでパラレルワールドでの存在です。あの桧木 抄華ちゃんとは本質が一緒なだけでまったく違う存在です。ゆえに記憶喪失とかそういう裏設定はないから。期待しても、ないから!ないから!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ