34.身体検査-その気がある人間が就いていると聞く-
全47話予定です
ここにいるのは十代の、年頃の娘たちだ。
職員は、検査をするのは女性が担当はしているものの、他の職員のほとんどが男性、そんな中で服を脱いで大股を開いてくまなく検査、いじられるのはかなり抵抗があるだろう事は想像に難くない。
現に何名かは服を脱ぐのすら嫌がっている。そんな娘を見つけると男での職員数名で抑え込み、強引に服を剥ぎ取るように脱がせて手早く縛り、数名で運び検査する。
そんなときの検査は[お仕置き]の意味もあるのだろう、検査をするのを女性の職員と入れ替わり、男性の職員が他の娘たちより長く、わざわざじっくりと時間をかけて行う。
そして、泣きじゃくる口を喋られなくし、更に後ろ手に縛って自由が利かないようにしたあと、まるで見世物のように一段高くなっている壇上に、そのままで放置されるのだ。
「ああなりたくなければ素直に従いなさい」
男の職員が[身体検査]の順番を待っている娘に壇上の娘を指刺していう。
だが、羞恥心が勝ってしまう娘はやはり出てくる。そうすると、同じように[処置]をして[身体検査]をしたあと、まるでオブジェのように先の娘の隣に並べて陳列するのだ。その陳列は、みなの[身体検査]が終わり自由時間になって、その時間が終わるまでずっとそのまま続く。
更には、そのオブジェをわざわざ全員の娘に[抵抗すればこうなるんだ]というのを分からせる為にじっくりと見させるのである。
こんなのは見世物以外の何物でもない。
これが週に二回行われる。
そんなハイペースで行われるので、流石に慣れる娘もいれば、いつまでたってもどうしてもオブジェにされてしまう娘もいるのだ。そうしてオブジェにされた娘は決まって涙と鼻水と唾液を胸元まで垂らすのである。
――まぁ、ここの男の職員はその気がある人間が就いていると聞くしな。
幼女趣味というやつである。
彼らにしてみれば、それはさぞかし楽しい職場だろう、と言いたいところだが現実は少し違う。いや、本人たちは喜んで仕事をしているだろう。現にここの職員は、女性を含めてみな無遅刻無欠席である。
そんな彼らは、女性の職員は別として男性の職員の一部は、一から二年で[いなくなる]のだ。その行先は、もちろん研究所である。国家としても機密保持の観点からそのほうがいいと判断した結果である。まぁ、その性癖を一から二年でも満足させられれば、本人たちも納得がいくというものであろう。
では女性は? というと、元々が研究所からの出向なのだ。シフト制で、一か月単位で持ち回りになってる。
だが、女性だから[いなくなる]事がない、とは言いきれない。娘たちに肩入れしたり、上官に意見をするものは別の意味で研究所に連れていかれる。そのあとの処遇は男性たちと変わらないのだ。
現に、そうして[いなくなった]女性職員もいる。彼女たちは娘たちの待遇を良くしようとして意見してしまったのだ。
ちなみに、オブジェにされるからといって適性値がない訳ではない。適性値がない娘は、ある日突然[いなくなる]のだが、適正と判断されればオブジェにされてでも孤児院の生活は続くのだ。そんな[残念ながら適性値のある娘]というのも数名いるのだ。
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