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魔族男爵エゼルドの実力

エゼルドの力は凄まじかった。戦場についた途端、变化した巨体の口からブレスを吐き、王国軍を蹴散らしていった。

その隙間にスケルトンライダーやゴブリンライダーが突撃し、追い打ちをかける。そうはさせじと控えていた精鋭の王国騎士団が突撃する。

練度に勝る王国騎士団がスケルトンライダーやゴブリンライダーを轢き潰していくが、敵味方が密集した箇所にエゼルドがブレスが吐き、さらに四天王妖術師アヴァと名乗った魔術師が広範囲毒魔法を仕掛けると、王国騎士団はたまらず敗走していった。


「よわ、王国騎士団よわ。元大隊正勇者の騎士団長さん、思ったより弱いわね。ほうほうの体で敗走していくじゃないの。騎士団は無駄飯ぐらいの所帯なのかしら」

長い赤髪を指でいじりながら、アリアが容赦ない感想を述べる。


「エゼルドのレベルが25を超えているから仕方ないだろう」

「そんなにレベルが高いのですか?」

横にいたユーリがそう聞いてくる。


【勇者の鑑定】で見たエゼルドのステータスは、

職業:魔剣士

HP:不明

MP:不明

筋力:不明

敏捷力:27

器用さ:22

耐久力:不明

魔力:不明

知力:不明

固有スキル:【魔の一撃】【魔のオーラー】【ブレス強化】

パーティスキル:不明

と殆どが不明。レベルが不明なのは俺よりレベルが離れているからだ、3つ不明な項目がある場合は10レベル以上、ほとんど不明だと20レベル以上の乖離があることとされている。


鑑定の結果を伝えると、ユーリは絶句した。


「騎士団長は勇者の力を失っているから仕方ないだろう。見ろ、現勇者の大隊副勇者達が突撃するようだぞ」

騎士団長のレベルも25は超えているはずだが、勇者と騎士では職業性能に差がありすぎる。大隊副勇者のレベルは17程度だが二人がかりなら、レベル25の魔剣士に遅れを取ることはないだろう。抜け目なく中隊勇者パーティも従えているしな。


・・・


王国騎士団を敗走させて上機嫌の俺様めがけて馬に乗った雑多な小集団が突っ込んで来る。

「マンティコアよ、突っ込んで蹴散らせ」

そう言って2匹の魔獣を小集団に突っ込ませる。回数制限のあるブレスは大集団に使いたいしな。


「死ね。魔獣。ウィンドカッター」

6本の風の大刃がマンティコアをズタズタに切り裂く。しかし、死んでも突進が弱まることはなく、小集団に突っ込んでいった。数人が吹き飛んだが、残りは怯むことなく距離を詰めてくる。


「やるじゃねえか。アヴァよ、魔法で蹴散らせ」

「は、魔法範囲拡大アイシクル」

傍らに控えていたアヴァが巨大な氷柱を小集団の頭上から落とす。


「ガハハ、レジストに成功したか、だがその質量は防げまい。む、」

数人脱落したが小集団は突っ込んで来る。


「ちぃ、高ランク冒険者の集団かよ。めんどくせい、ブレスで蹴散らすか。いや、ブレスへの耐性がありそうだな。ネクロマンサーよ、オーガゾンビを創り出せ。アヴァは土の精霊を呼び出せ、殲滅するぞ」

俺様も魔界元老院から贈られた指輪から魔法の獣戦士を召喚する。盾として近くにいるオーガやゴブリンも呼び寄せながら、剣と盾を準備した。


・・・


「物理、魔法耐性がある精霊をあっさり倒すとは大隊副勇者はやるわね」

「耐久力の高いオーガゾンビを物ともしないのも流石だ」

途中で脱落した中隊パーティの治癒をユーリとしていると、戦況を見ていたアリアとバディの声が上がる。


数名のパーティメンバは死亡していたが、大隊副勇者は奥せず突っ込んでいった。

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