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「大丈夫かな・・・ライムちゃん。」


 「本人が大丈夫と言っているので信用するしかないですが・・・。」


 「とりあえずしばらく様子を見てみて、何も異常がなければ街に帰った後にでも調べてみればいいんじゃないか?」


 「あんなの初めて見たからなあ。いきなり光ったかと思ったら色がピンク色に変化してるなんてよ。」


 みんな私たちを心配してくれているけど、こればかりはみんなに話すことができない。


 自分がどういう状況になっているのか、私たち自身がわからないことを話すのはとても難しい。


 とりあえず、ステータスの一つずつを調べていくしかないかな。

 ステータスの項目はすべて注視しているとその言葉の詳細が浮かんでくれる。


 (とりあえず・・・ピンクスライムっていうのはこのスライムの種族ってことだけど、これって種族が変化したから色が変わったってことなのかな?)


 (なら普通のスライムからピンクスライムっているのに進化(?)したってことなのかな?)


 (そうだと思う。で、次はレベルだけど・・・これは体年齢の事らしいね。つまり年を取ればこの数値が増えていくってことなのかな?)


 (ということは人間でレベルが上がるのって必ずしもいいことじゃないんだね。)


 (レベル=年齢だったら年を取らない生き物とかだったら強さに比例しそうだけど、年を取る生き物なら必ずしもその限りじゃないってことだね。ゲームとは解釈が違うんだね。)


 (でも体年齢っていうくらいだからただ単に年齢っていうのとは違うのかも。)


 (鍛えたり大きくなったりしたら上がったりとか?人間とかだと老化とかで分かりやすいけどスライムだと全く分からないね。)


 (戦闘経験数とか勝利数はわかるけど、貢献度って?)


 (たぶん戦闘で自分が活躍した度合いの事じゃないかな。私たちが一体で戦ってモンスターを倒してたら100%なんだろうけど、パーティーを組んでサポートに徹している私たちならこの数値は妥当だと思うし。)


 (なるほど。じゃあ各種ステータスの見方だけど・・・なるほど、種族の中での平均を100とした場合の値ってことね。)


 (ということは精神力がずば抜けてて、魔力はやや上。逆に抵抗力と硬度が平均以下ってことね。筋力が×なのは種族通して数値がないってことなんだろうけど。)


 (じゃあ測定不能っていうのは?)


 (期待を込めて推測してみるけど、ディラン達の話から私たちの移動速度は普通のスライムと比べ物にならないらしいから、素早さをつかさどっていそうな瞬発力が測定不能な以上、測れないくらいすごいってことか、測ることができないほど変化が激しいってことじゃないかな。)


 (なるほどね~。次は耐性っと。ふ~む。)


 (これは魔法の耐性ってことじゃなくて、単純に物理現象の耐性ってことだね。)


 (魔法も自然現象を人為的に魔力を使って起こしているにすぎないからね。属性ダメージみたいなゲームじみた感じじゃなかったし。あれ?でも確かディノアの毛皮は魔法に強いみたいな性能じゃなかったっけ?)


 (あれは毛皮に当たったところから魔力が霧散するようになっているから魔法で作り出した火を当ててもすぐに普通の火のような効果しか与えられなくなってしまうってだけ。例えば魔力だけで槍を作ったとして、それをディノアの毛皮に当てると当たったところから魔力が散ってしまうのよ。)


 (なるほど。つまり電気をまとわりつかせるような魔法を使ったら、電気のビリビリは普通に通るけど、まとわりつくみたいな自然ではできない現象が魔力の霧散とともに消えてしまうってことだね。)


 (そういうこと。)


 (ふむふむ。耐性のところに回復ってあるけど、これって文字通り傷とか回復するんだろうか?)


 (するんじゃない?試したことないからわかんないけど。)


 (そもそも傷ついたことないしね。)


 (でもこの耐性が見られたのってすごくラッキーだったね。当たったらダメなやつとか、逆に平気なやつがすごくわかりやすいし。)


 (特にスライムの生態がわかってない私たちにとってはすごくありがたい。)


 (だよね。で、ここからが本題なんだけど・・・のーちゃん気づいてる?)


 (うん。ステータス化だよね?)


 (そう。たぶん私たちが進化したときに身に着けた能力がこのステータス化で、これのおかげで私たちの身体情報を視覚化できるようになったんだと思う。)


 (そうだね。「詳細にはステータスの明示」としか書かれていないけど、たぶん美景の考えで会ってると思う。)


 (ほかにも身に覚えがないやつがあるね。体色変化ってピンク以外にもなれるってことかな?)


 (通常はピンクだけど任意で色を変えられるとかかな?改変は何だろう。)


 (詳細も「事象を改変する」って大雑把にしか書かれていないところがすごく不安だね。下手に使いすぎたらやばい感じがプンプンするよ。)


 (触らぬ神に祟りなしってことで、これは暇なときにどっかの空き地でひっそり試すことにしよう。)


 (誘惑って・・・身に覚えがありすぎるんだけど・・・。)


 (やっぱり美景もそう思う?これってルーナとレナが初めてユミルンを見たときとおんなじ状態にするってことなのかな?)


 (確かにかわいさアピールで危なくないアピールはしてたけど・・・あれって誘惑の内に入るのかな?)


 (でも能力の内に入ってるんだし、詳細も「相手を誘惑する」って書いてるんだからそうなんじゃないかな~。)


 (う~ん。なんか詳細もあんまり詳細に書かれていないから結局使っていかないとわからないものが多いね。)


 ディラン達が私たちの事を心配しつついそいそと準備をしてドルン山脈に向かっている間、私たちはこうやってあれこれ考えていたのだが、結局やってみないとわからないということで話を終えた。


 ちなみに一つ特殊能力について触れなかったものがあるのだが、それは触れるのさえ危なそうなのでお互い空気を読んで話題にしなかっただけである。



【???】詳細:真実は非情なものである。



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