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僕、女の子になりました。  作者: ぜろえふ
1/1

女の子始めました。

どうも、ぜろえふでございます!

実はこの小説が初投稿なのです!なので、いろいろわからない部分もあると思いますが、温かく見守ってください!

※他作者様の似た系列の小説などを読み漁ったせいか、文体、ストーリーの展開など似ている場合がございます。ご容赦ください。(許してください!)

誤字脱字、その他指摘などありましたら、遠慮なくご指摘ください。随時修正します。

あっ、でも誹謗中傷とかはやめてね!投稿主が深く傷つきます

ほめてくれると、うれしいかな…なんてね(笑)


とっ、とりあえず、これから楓太君(愛花ちゃん)のおかしな日常が始まるんだよ!みんな見るよね!見てね!見てくださいね?

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「…で、この10人の中から誰を選ぶかなんだが」


「こいつで良いだろう」


なんだか変だ。僕の夢の中で話しているそいつらは、雨の中たったままスーッと移動し、そしてそれを僕が追いかけている。

だけど、いったい何を話しているのだろう?


「名前は…桃川楓太(ももかわそうた)、か」


「だが、こんな弱っちそうなやつに任せてもいいのか?」


―――って、僕の名前!?しかも弱っちそうって!これでも一応中学3年生なんだぞ!


そう思った時、そいつらは走るのを―――いや、正確に言えば移動するのをやめた。

そこは、僕の家の前だった。

そいつらは、家のドアをすり抜け、家へと入っていった。僕もすぐさまそれを追いかける。

鍵を開けて中に入ると、そいつらは家の二階にある僕の部屋へと向かった。

僕の部屋に入る。

なんだ?何が始まるんだ?

途端に僕の体は浮き、光に包まれたかと思うと、爆音とともに夢の中の僕、つまり浮きながら光に包まれた僕の姿を見ていた僕は気を失った…


―――目を覚ますと、僕は床にころげ落ちていた。

アレ?こんなに寝相悪かったっけ?というか、妙に頭が痛いというか、鈍いというか、重いというか…

打ち所が悪かったかなぁ…

そう思いながら、僕はとりあえず起きた。


『どさっ!』


僕は運動は得意な方ではない。というか、多分下から数えた方が早いぐらいなのだけれど、それでも起き上がれないほど、つまり腹筋ができないほど筋肉がなかったわけではなかったと思うんだけど…

あれ?あれ?髪の毛?どうしてここに?僕は確か一週間前、受験のゲン担ぎに髪の毛を切ったはず…なのになんでここに髪の毛が!?いや、髪の毛を切ってなくてもこんなに長くなることはないんだけど、どうして床についた僕の手の中に髪の毛が?

僕は、徐々に自分の体に起きた凄まじい異変を感じ取ろうとしていた。


「……え?」


袖がとてつもなく余っている。こんなに僕ちっちゃくなかったんだけどなぁ、、、よくよく全身を見てみると、裾もだいぶ余っているし、服が全部ダボダボだ。

腕もガリガリというわけではないが、一般の男子中学生にくらべたらずいぶんと細い。すぐに折れそうだ。足首にいたっては今までの3分の2ぐらいしかないといっても過言ではないような、それぐらい細い。

そして…


「髪の毛…が…長い…?」


僕はすぐに部屋を飛び出して洗面所へ向かい、鏡をのぞきこんだ。

そこには、必死の形相で鏡に映った自分自身を見つめる見知らぬ少女がいた。

目は大きくくっきりとした、二重で、鼻は筋は通っているが小さく、整っている。薄い桃色にそまった唇、肩までどころか背中まで伸びた髪、そして、、、


「胸…」


僕は自分の体に現れた変化を一生懸命自分の手で確かめようとしていた。その手も小さく白く、きれいというよりかわいい手だった。


「あっ…アレがない…!」


その時初めて、僕が『僕』ではなく、『私』になったことを実感した。

(とっ、とりあえず部屋に戻って落ち着こう)

そう思い、洗面所からでて部屋に向かおうとしたその時、


「あふっ あふぅ…」


何かにぶつかった。


「一体誰なのですかな?この愛らしいお嬢さんは。瑠璃(るり)のお友達ですかな?」


「!!!」


「母さん!僕だよ!楓太だよ!」


「あっれぇ~?私の息子はいつからこんなにかわゆくなったのかなぁ~?」


「そんなの知らないよー!」


僕は今朝から起こっている異変を母さんに話した。

朝起きたら女の子になっていたことを。

なのに母さんときたら…


「瑠璃以外にもわが家に女の子ができたなんて…ナイスなのだよ!楓太!」


などとわけのわからないことを言いながら親指を突き出したりなんかしている。

どうしよう…

あと3日ぐらいで入試日程がほぼ終了していつもの3年3組に戻る予定なのに…

それにその中には当然第一志望の高校に落ちた子もいて、クラスの雰囲気は微妙になるというのに、僕が突然「女の子になりましたー」って言って教室に入るわけにもいかないし…

といっても卒業式まで無断で学校を休むわけにもいかない…

ってか、卒業式に出たいし!


「ねえ母さ…あれ?」


僕の目の前にすでに母さんはいなかった。

どうしよう…とりあえず部屋に籠るか…

幸いなことに今日は僕以外の兄弟はみんな学校だ。一日中部屋に籠ってきれいさっぱり忘れよう!

そう思って部屋に籠って、全てを忘れようと寝床につき、眠りにおちようかというとき…


「楓太ーーー!!」


なんなんだ一体。あの母親は時々とてつもない行動スピードを見せる時があるのだけれど…

あっ、母さんが部屋に入ってきた


「ジャジャーン!どう?気に入った?」


そういっているが、母親が僕に向かって突き出しているのはただの紙切れだ。

気に入ったっていったっていったい何を気に入るってのかな?

あれ、紙切れに何か書いてある…戸籍ナントカ?


「今日からあなたは愛花ちゃんよ!」


よくよく見ると母さんが出した戸籍ナントカには「桃川 愛花(ももかわ あいか)  性別:女」と書かれている。すでにそこには僕が男であったという証拠は跡形もなく、まぎれもない女の子になってしまっていた。


「え、ちょ、ちょっと!早すぎない?いろんな意味で早すぎると思うんだけど…?」


「いいじゃない!あなた別に家に男の子が来ても女の子が来ても気にしてなかったじゃない?自分自身が男の子から女の子に変わったってそんなに気にしないでしょう?」


なんですかその言い方…ちょっと飛躍しすぎな気がするんですが。僕だって朝起きて普通の日常が始まると思ったら急に女の子になってたなんてちょっとは落ち込みますっ!

いや、めっちゃ落ち込みますっ!!!


「ほぉ~ なかなかいい顔してますなあ、愛花さんー」


「えっ、なっ、なんですと言いますた?」


「ふっふふー その動転のしかたも可愛いよー?お母さんどストライクよ!」


恥ずかしい。穴があったら入りたいという言葉の意味を初めて実感した気がする。

ん、っというかなかなかいい顔ってなんなんだろう…?


「なかなかいい顔ってなんなんだよー!」


「当然、可愛いっていうことに決まってるでしょう?ちょっと落ち込んだような、困った感じの顔、ほんとに可愛いよぉ?」


「か、可愛くなんかない!第一、僕男だよ?」


「立派な女の子じゃない?」


そういって、母さんは例の戸籍ナントカ――いや、正確に言えばそれのコピー――をひらひらと振る。

今は、これが現実だなんて信じられない、夢であってほしい。という思いで、可愛いという発言は今のところ受け付けることができない。

男に戻りたいよ…


「…で、僕これからどうしたらいいんだろう。もうちょっとで学校も始まるし、今まで制服でズボンをはいてたのをいきなりスカートにするのも変な感じがするし、学校に行って『僕、女になりましたー』なんて言うのもおかしいし、第一、友達とはどうやっていけばいいかわからないよ!」


「よし!そうとなったら行動開始だ!いくよ、楓…愛花!」


自分で決めた名前忘れてるじゃんというツッコミは僕の心の中に留めておいて…と


「…で、どこに行くの?」


「決まってるじゃない!あなたのいとこの家よ!」


「…なんで麗奈(れいな)ちゃんの家に…?」


「あなた、さっきなんと言ったのですかな?」


「そりゃあ、もうちょっとで学校も始まるし、今まで制服でズボンをはいてたのをいきなりスカートにするのも変な感じが…あっ!」


「そうよ。麗奈ちゃんに制服を借りに行くのだよ!るんるるーん♪」


「え?ちょっとまってよ!麗奈ちゃんが制服かしてくれるかどうかなんてわからないじゃん!」


「大丈夫!多分私の親戚のことだから多分今以上に可愛がってくれるわよ?」


「でも…あの…」


そういって僕はたんすの方を見、そして自分の服を見た。


「衣装なら問題なし!瑠璃のを使えばいいじゃない!」


「え…でも…妹の服を着るのって…」


「だーかーらー問題なしって言ったじゃない!さっき戸籍変えてきたついでに登校中の妹に許可取ってきたわよ!」


「で、でも、僕の身長と合わないんじゃないかな?」


「じゃあちょっと見てみよう!そうしよう!」


そう言って母さんはメジャーを持ってくると同時に僕を壁に押し付けた。

こう見ると母さんって意外と身長高いんだなぁ

ってか、なんだかドキドキしてきた。これが壁ドンかぁ…確かにこれはドキドキする…って、僕は何を考えてるんだ!

しっかりしろ!もうさっそく心が女の子になりかけてるじゃないか!

男だろ?僕、しっかりしろよ!?


「うーん、ずいぶんと身長は低いのねー」


「な、何cmだったの?」


「ひゃく…よんじゅうはちせんち!小学生みたいねぇ」


うっ…

ちょっとは身長が低くなってるとは思ったんだけど、まさかそこまで低いとは…

もともとぼくはあんまり身長は高くなくって165cmぐらいだったんだけど、それが一気に20cm近く低くなったんだよなぁ…

しかも妹の身長は母さんの遺伝なのか、年齢の割に高くて157cmある。絶対大きい。

はぁ…もう泣きそうだ…


「あら、もしかして泣いちゃう?」


「なっ…なんでわかったっ!?」


すべてお見通しみたいだ。いったいこの人は何者なんだ?


「顔に出てるわよ、『泣きそう』って顔に書いてあったわよー 意外と泣きそうな顔もかわいいのね」


最後の一言は完全に余計だった気がするのだけれど、もういいや

僕はまだ男だからかわいいって言われてもあんまり喜べないというか、うれしくないというか、むしろいやなわけで…

って、うわぁ!


「行くよぉ~?麗奈ちゃんにこんなかわいい娘を見せないわけにはいかないもんね♪」


「ちょ、ちょっと!急に引っ張るのはやめてくれ!」


「まずは、瑠璃の服を探索しましょう!」


「ちょ、ちょい!身長足りなくても結局着るのかよ!」


「気にしない気にしない♪」


恐るべし行動力…

そして妹よ、なぜ服を着る許可を下した!?

その辺をじっくり聞きだしたいものですなあ


その後、僕は母さんの選んだ妹の服を着させられ、出かける支度を進めるのであった。

ちなみに言っておくけど、もちろんパンツも着替えさせられた。ブラジャーはちょっと合わなさすぎるということでやめになって、それだけでもましだと思うことにした。

それにしても女の子のパンツって生地が柔らかいんだなぁ…って妹のやつだぞ!僕は変態か!?

母さんは僕にスカートをはかせようとしたんだけど、さすがにそれはまだ心の準備ができてないし無理だから名前がわからない短いズボン的なやつに着替えることになった。あの太ももすら隠せないほぼ下半身裸も同然なようなズボン(?)だ。


「さっきから何ぶつぶつ言ってるの?」


「へっ!?な、何も言ってない!」


「よーし、次は髪の毛だ!」


母さんはこれが似合うからといって僕に三つ編みをしてくれたけど、三つ編みってふつう中学3年生がやるものじゃないよね…

うぅ…はずかしい…


「さっ!行きましょう!あ・い・か・ちゃーん♪るんるるーん♪」


「なんでそんなにご機嫌なの!?」


はぁ…いったいどうなることやら…

僕の心は僕もとい私を飛び出してどこか違う世界に飛んでいきそうだった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

どうでしたか?

あっ、キャラ構成も他作者様と似ている?ごめんなさあああああああい!

でも許して!僕の夢の中ではこういうことになってたんだ!


今後とも、作者のぜろえふをよろしくお願いします!

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