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第21話 認識

梨花と鈴木に言われたことが、

ずっと頭に残っていた。


マンションに着く。


めぐ「……え」


玄関前に、朔がいた。


壁にもたれたまま、私を見る。


なんでいるんだろう。


鍵を出そうとすると。


朔「めぐ」


めぐ「なに?」


朔「お前さ」


朔は、少し黙った。


朔「俺が誰といても平気なの?」


めぐ「……は?」


突然すぎて、意味が分からない。


朔「女といても」


めぐ「……別に」


朔「なんで?」


めぐ「なんでって……」


付き合ってないんだから。


何を言えばいいのか分からなくて、朔を見る。


めぐ「朔にぃだって――」


朔「だから、やめろって言っただろ」


声が低くなる。


朔「その呼び方」


めぐ「……じゃあ、なんて呼べばいいの」


朔「朔でいい」


めぐ「…………」


朔「なぁ、わかるだろ?」


めぐ「何が?」


朔の眉がわずかに動いた。


本当に分からない。


朔「俺がお前のこと、妹みたいに見てると思ってんの?」


めぐ「……セフレと同じ扱いしたじゃん」


朔「…………」


初めて、朔が黙った。


NEXT…

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