第33話 優秀な 軍師
司令官は、予想外の攻撃を受け全小隊を一時撤退させるように指示をした。
各部隊の隊長たちが兵士達に司令官の元に集まるように招集をかけた。
この集結に嫌な予感がした副官は、隊長に撤退を勧めた。
「おいおい何を言ってるんだ小隊が一つ二つやられただけだろ」
「三つです!国防軍が手薄なこの場所で小隊といえども簡単にやられてます」
「向こうに巨大な軍隊が隠れてるわけではないだろ!
アルメディアの援軍は厄介だが、少数の兵士相手に撤退など軍では永遠に笑い者になるぞ!」
隊長は、受け入れなかった。
小隊が続々と司令官の元に集まり出した。
アルメディア王国が援軍に加わったとしても少数の国防軍の兵士に・・・
これだけしかいない小隊なのに動きが読めない、恐らく優秀な軍師の作戦で動いてるのであろう、それにここに隊長が小隊を集めた事に何か引っかかる・・・いや違う集めたのではない集めさせられたのだ!
相当手慣れた軍師がいるのか?
副官は双眼鏡を使い空を見上げた。
とんでもないものを待機させてるな!
だが、なぜ動かない。
副司令は長年戦場にいた猛者である。
待機してるアンドロイドを見て状況が読めた。
待機しているのでは無く、格納庫に向かう兵士と街での戦いの両方を援護射撃をしていたのだ。
必ずこの現場を見て指示してる奴がいると読んだ。
軍師はどこだ!
双眼鏡で見渡したが予測がつかず探せなかった。
こちらは全軍集めさせられたのにあのアンドロイドは何故攻撃して来ない!?
まだ待機させていると言う事はその前に何かして来ると言う事か?
副官は自分の直属の部隊を引き連れて撤退した。
補佐が心配した。
「このまま我々だけ撤退しても大丈夫なのですか?軍法会議にかけられるかもしれませんよ」
「撤退を助言したが受け入れなかったと事実を言うだけだ」
「それより問題はあの司令官だ!あのアンドロイドが来たらこの兵力では太刀打ちできないぞ!生きてはいないだろうな!」
「アンドロイドはまだ完全な状態てはないのでは?」
「いや、あのアンドロイドは上空から攻撃していた!何をしてくるかわからんぞ!」
二葉は、遠距離から巨大なバズーカを使い集結した所に放った。
聖奈が、上空から爆弾を落とした。
終結していたレギリオン帝国軍は予期せぬ大打撃を受けた。
司令官が汗った。
「何が起きている!!敵の兵士の数は?」
司令官直属の兵士たちは、状況の確認を急いだが、国防軍の大軍が見当たら無かった。
「恐らく遠距離からの攻撃かと思われます!」
「遠距離からの攻撃!?」
レギリオン軍はどこから攻撃してきてるのか予測もつかなかった。
格納庫からの攻撃を確認し、そして上空からアンドロイドが攻撃をしてきているのは確認できた。
「それ以外にもバズーカをぶっ放してる奴らがいるはずだ!国防軍の奴らはどからか隠れて攻撃してきている!どれだけの兵がいるのか想像がつかなかった」
まさか、これを二人の女子高生がやっているとは夢にも思わなかった。
上空にサクラが現れた。
「司令!上空にアンドロイドが来ています!」
「何っ!?まだ完成されてないはずだろ?」
敵はその姿を見た瞬間、サクラからマシンガンを浴びせられた。
その奇襲攻撃に対抗する準備はできていない、ここには完成されていないアンドロイドと僅かな兵士しかいないと報告を受けていた。
小隊部隊を全て捨て駒にし、司令官率いる直属部隊が真先に撤退した。
そして上空の映像を確認した。
「探していたアンドロイドを出して来たか?」
あのアンドロイドはまだ完成されていないという情報を持っていた。
マシンガンや爆弾を投げる事くらいはできるという情報だった。
国防軍のコンピュータ技師や兵士にスパイを送り込み最新の情報を集めていた。
こちらにも優秀なアンドロイドはいる。
できれば無傷で回収したかったが、そうは言ってられない、俺も死にたくないからな
隊長がプロトタイプのアンドロイド5体を出撃させた。




