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殺るか殺られるか武器を手にしたJKたち  作者: 和(のどか)
第一章 戦場にされた街
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第2話 シェルターの入口

挿絵(By みてみん)聖奈みな


 兵士たちは、フル装備をして武器を手にしている者もいた。


「なっ何なのこれ!」


「ただ事じゃいわねこの数!」


「聖奈は落ち着いてるわね、相模原市が戦場になるの?」


「ここには座間基地が近いし、日本の何処かで戦争もしてるからここにはいづれくることは覚悟してたけどいよいよきたか」


 私も覚悟してたけど戦争なんて嫌よ。


「でも何故ここに兵士が集まってくるのよ、戦場なら座間基地でやればいいでしょ、ここは民間人しかいない街よ」


「民間人しかいない街を戦場にすることはないはずだけど、これ異常に兵士が多いわよ」


 バスの中では乗客から口々に色々な話が出ていた。


「街の中では盟主や金持ちはすでに避難してるそうよ」


「この街が戦場になるのかい?」


「軍の武器の部品を作ってる工場と倉庫が原因じゃないか?」


「これだけの兵士が来るということはありえるな」


 市民たちは、反対したが国の圧力により軍の使用地にされてしまい工場は稼働していた。

 少し遅れたがバスが学校の近くに着いた。


「遅刻だけどこれは仕方ない」


「そうねゆっくり行きましょ」


 ハルと聖奈だけでなく遅れて学校に着いた生徒や先生が数多くいた。


 みんな不安な顔をしていた。

 街にあれだけの兵士がいるのに不安にならないわけがない。

 学級閉鎖にして避難したほうがいいんじゃないかと思った。


 教室に入ると放送が流れた。


「座間基地が攻撃され壊滅状態の報告を受けました!至急避難してもらいます!」


 避難警告が発令された。


 生徒たちも口々に不満を言っていた。


「何が避難だよ、兵士が街中に溢れてるんだからもっと早く避難させるべきだろ!」


「お父さんは、普通に会社に行ったけど大丈夫じゃないでしょ」


 生徒たちもなぜもっと早く避難させなかったかとわめきちらす生徒もいた。


 B組の私達のクラスはA組のクラスと一緒に先生の指示のもとシェルターへの避難が始まった。


 メガネをかけた二葉が私達の所に来た。


 二葉は頭が良くてネット関係に強くニュースをよく見てるし、一般には公表されていない事もいろいろな情報網を持っていて詳しい。

 ハルが、二葉に質問した。


「なぜ学校に登校してから避難するの?兵士がこの街に来ることは街の偉い人たちは知ってたんでしょ」


「パニックにならないように情報を公にする事を抑えたのよ」


 この街が戦場になる事はごく最近になってからわかった。

 もし、すぐに避難警告を出していたら街中の交通機関に影響が出る事は確実だった。

 ただ、この情報をいち早く知った者はとっくに街から脱出していた。

 一般市民のほとんどは何も知らされていなかった。


「ねぇ二葉、何故相模原市が戦場になってるの?」


「わからないわよ、でもおかしいわね、この街に兵士が多すぎるのも」


「兵士が守る核兵器か秘密の武器が、この街にあるんじゃないの?」


「こんな街にそんな物はないでしょ」


「いやおそらくあると思う、日本中で戦争がおきているんだからどこも一人でも多く兵士がほしいはすよ」


まだ戦場になっていないこの街にこれだけの兵士が来てると言う事は国防軍が守りたい物がこの街にあるという考えだった。


 聖奈も納得していた。


「敵がこの街に来ることは予想してたんでしょ、適当にこの街に兵士を集めないよ」


「ここには敵の主力部隊が来る可能性はかなり高いわ」


 他の生徒はとっくに避難が始まっていたが、B組は遅刻が多く一番最後の避難になった。


 シェルターの近くに着くとハルは驚いていた。


 これがシェルター!?


 公園の近くにある何気ない古びた豆腐屋さんだった。


「こ、ここがシェルターなの?」


「入口よ、ここから入って地下に行ける階段があるからそこを降りて地下道を通ればシェルターの本当の入口につくのよ」


「この豆腐屋のおばあちゃんは?」


「国防軍の人でこのシェルターの管理人さんよ、もうとっくに避難してるわよ」


 ここのお豆腐はあまり美味しくなくて、お客さん少ないから、よく潰れないなってよく近所の人たちが噂をしていた。


「豆腐が売れなくても、公務員でお給料をもらってたんだ」


「なぜ二葉は知ってるの?」


 二葉の父の下請けが作ったシェルターだった。


 この街には、10ヶ所くらいの新しいシェルターと古いけど大きなシェルターが20ヶ所くらいありここは新しいけど比較的小さなシェルターだった。


「でも誰もシェルターだと思わないわね」


「敵にシェルターだとわからないように配慮されてるのよ」


 その豆腐屋の階段を降りていった。


「遅刻した人が多かったおかげで小さいけど最新のシェルターに当たったわね」


「さすがハル、悪運最強ね!」


「な、何言ってるのバスが遅れたのよ」


「バスが遅れなかったらもっと遅刻してたでしょ」


「聖奈、それは、言わないで」


 聖奈は、ワクワクしていた。


「ねぇ、これって異世界召喚するんじゃない?」


 二葉は、呆れていた。


「現実を考えて、異世界に行く前に死んじゃってるかもしれないよ」


「死ぬと神様が出てきて異世界召喚するパターンもあるのよ」


「聖奈は夢があっていいわね」


 階段を降りて扉の鍵を開けると地下道が見えた。

 そしてセンサーが反応して通路に電気がつきその道を進むとシェルターの扉か見えてきた。


「着いたわね」


「この辺りは近代的ね」


 シェルターの中に入るとシャッターが降りてきた。

 だが、そのすぐあとに突然大きな振動が起きた。


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