第26話 手榴弾無くなっちゃうよ
屋敷が、更に破壊され建物としての型式が無くなってきた。
残され仲間もかなりの人数を殺され若頭は戦意喪失になり、両手を上げてハルに近づいて来た。
それを見た聖奈が慌てて若頭をマシンガンで撃ちまくった。
「聖奈この人、両手上げてたように見えたんだけど」
「知らないわよ、顔が怖いして寄って来るんだから普通は撃つでしょ」
ハルは喋る気がなくなった。
聖奈が興奮状態で今は、何を言っても言い返されそうだったから話を止めた。
大きな爆発音がした。
香澄が手榴弾をまだ投げていた。
「香澄、もういいよ!手榴弾無くなっちゃうよ」
陸と仲間達もハルの言葉に呆然とした。
そういう問題なのか!?
「この中で一番偉い人は誰ですか?」
ヤクザたちが話あって代表が出てきた。
「何でしょう(苦笑い)」
新しいリーダーは、敵意のない気さくなオジサンの無害キャラを必死に漂わせて、笑顔で手をスリスリしながらハルの前に来た。
その男は聖奈を警戒していた。
聖奈はマシンガンを向けていた。
「ま、待ってください!降参です!撃たないでください!!私は昔、縁日でたこ焼きを売っていた大した男ではありません」
と意味のわからないことを言って誤魔化しはじめた。
話が長くなると思いハルが話を進めた。
「あのこちらにある武器を頂きたいんですが」
「武器の倉庫はあちらです」
と指をさした。
そこは、香澄が手榴弾を投げて破壊した所だった。
「どうぞ持って行ってください」
陸達はその中から使えそうな物を探して回収しようとしたがほとんどが使いものにならなくなっていた。
それでも無いよりマシかと思い何とか使えそうな物を回収した。
数日後、敵の新たなリーダー気さくなオジサンが傘下になりたいと挨拶に来た。
「お願いします!うちは武器どころか住む所もないんです!それに恨まれてるグループがたくさんあるので生きていけません」
所帯が大きくなった。
二葉は、国防軍が何故、援軍を要請し、相模原市に敵を追い払い座間基地周辺を戦場にしたのかその行動に理解できなかった。
そして好奇心が膨らみ国防軍にハッキングした。
だが、この事は、何処から話が漏れるかわからないのでハル達にも内緒である。
そして国防軍の行動がようやくわかった。
格納庫にある国防軍の最強兵器はまだ完成途中だった。
座間基地周辺で大きな戦争を起こし、この近辺にいる敵の軍も座間基地に集めさせる作戦だった。
そして格納庫の周辺に兵士を追い払い、その隙に技術者を送り込み最強兵器を完成させる予定だった。
「格納庫はどうなったか気になるわね」
「国防軍が来たみたいよ」
「来たの!?それならみんなは無事なの?」
「そこまでは、わからないけど、格納庫の近くで激戦になったとこまでは確かよ」
ハルは、フケたときの事を思い出していた。
「来るのが遅いよ、あの時の状況では生徒は誰も助からなかったでしょうね」
「あれだけのオーバードスーツとモビルスーツ2体で攻撃されたんじゃどうにもならなかったと思うわよ」
「あの近くで死んだ兵士の武器があるかもしれないわね」
「そうね、何があるか分からないからできれば欲しいわね、先日ヤクザの屋敷でかなり弾と手榴弾を使ったから補充はしておきたいわね」
「あの格納庫の武器は軽くて高性能だからいいよね、この学校にある旧式の武器だといざ戦いになったときキツイのよ」
「武器の火事場泥棒か!?」
「今のままでは敵の兵士が来たとき抵抗できないわよ、弾も残り少ないし」
「このままだと敵を殺して武器を奪いながら戦う事になるよ」
「格納庫がどうなってるか気になるし、行ってみようか?」
「行きましょ」
二葉は即答した。
国防軍があんな物を作っていたとは、あれならモビルスーツでさえ破壊できる。
敵が相模原市に乗り込んで来て血眼になって探してる事に頷ける。
最強兵器は完成されたのか気になっていた。
格納庫に国防軍がいれば私達の言い訳は、いくらでもできる。
格納庫を守って戦っていた学生の報告は本部にもされている。
私達は、敵に追われて街に隠れていた事にすればいい、そしてクラスメイトが心配でここに来たとでもいえばつじつまが合う




