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殺るか殺られるか武器を手にしたJKたち  作者: 和(のどか)
第二章 女子高生戦場に立つ
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第24話 戦争してるのよ

挿絵(By みてみん)


 素人の集まりね、戦場なら普通に呼吸すらさせてくれないのに、ここまで来ても撃ってくる気配がないわね


 だが、ハルたち四人は既に戦闘モードに入っている。

 相手が戦闘の素人でも関係ない暴徒である。

 油断すれば自分たちの命がなくなる。


 ハルはゾーンに入った。

 話し合いなどない、敵は殲滅する。


 入口に行くと門番がいた。


「こちらにご用ですか?」


「リーダーにお会いしたいんです」


 ハルは射式のショットをすぐに取り出せるようにしていた。


 聖奈と二葉は国防軍の最新兵器のマシンガンを布製の大きなバックに入れ、香澄はショットガンと手榴弾を用意していた。


 門番に案内される途中で香澄が手榴弾を屋敷内に投げた。


 屋敷が大爆発し大騒ぎになった。

 建物の中では大慌てで消火活動がはじまった。


「何だ!何が起きた!」


「敵襲か!?」


 武器を持ったガラの悪そうな連中が騒ぎ出した。

 そして、門番がハル達の前を塞いだ。


「お前たち何を投げた!!」


「門番さん死にたい?」


「いやっ、お断りだな」


 これだけの事をしておいて顔色一つ変えないのか?

 このガキども!


 門番はさり気なくジャケットの裏にそっと手をしのばせ銃を握った。

 殺してやる!


 殺気がハルに伝わった。


「残念ね」


 ズッキューーーーーーーーーン


 ハルが門番の眉間に銃を向け引き金を引いた。


 門番は口を開けたまま死んだ。

 まさかこんな小娘が撃ってくるとは夢にも思っていなかった。


 銃声を聞き屋敷内が騒ぎだし武器を持った武闘派が大勢門の所に来た。


 その連中に香澄が手榴弾を投げた。

 大勢の武闘派は吹っ飛び立て続けの大爆発で屋敷が崩れ、火が更に大きくなった。


 香澄が投げてる手榴弾は軽量だが、威力は普通の手榴弾より強力だった。


 予想外な所から顔を出した連中をハルが撃っていった。


 この状況の場合は、この辺りから様子を伺ってくるだろう、そしてこちらが気付かないフリをすれば敵は撃ってくる。

 他の人にしてみれば予想外でもハルにとっては予想通りだった。


 問答無用で聖奈がマシンガンをぶっ放した。

 戦場では殺らなければ殺られる!四人は戦闘モードに入っている。

 敵は殲滅する!

 聖奈と二葉は銃を持っている者を容赦なく撃った。

 確実に息の根を止めなければ敵は殺しに来る。


 屋敷の中がパニック状態になった。

 軍が使う武器をいかにも慣れた攻撃をしてくる事に素人ではない事は屋敷内にいた者達にはわかった。


「どういう事だ!プロの傭兵か!?」


 ハルが敵のリーダーに銃を向けた。


「あなたがリーダー?」


 いつの間に・・・

 まったく、予想していなかった。

 既にこの若い女に命を握られている事に


「ヤクザや犯罪者でも少しは話し合いの時間を作るぞ!お前は何者だ!」


「学校に火をつけて私達の仲間を殺すと言われたからその前に殺しに来たの」


 リーダーの頬に汗が流れ落ちた。


「待てっ、若い女がなぜそんな目をしている!?」


「戦争してるのよ、殺るか殺られるかよ」


 その目は人殺しの目だ・・・


 ハルが無表情でリーダーの眉間に銃を押し当て引き金を引いた。


 話すだけ無駄よ、この年でこの性格が治るわけがない、話が長くなれば相手に反撃の時間を与えてしまう。

 それに今、こいつらとは、戦争してるんだから


 周りにいた者は腰を抜かして動けなくなった者もいた。

 武器を持てば殺されると思い、中にいる者たちは両手を上げて降参する者や命乞いする者たちになった。


 その光景を見て、降参しているのに殺してる敵の兵士の映像が頭に浮かんだ。

 残った人たちを殺すのを辞めることにした。


「みんな、もう終わりにしましょ」


 ハルが三人に声を掛けた。


 聖奈がハルの所に来た。


「ハル、いいの殲滅しなくて」


「白旗立てて降参してる民間人を殺す奴らと一緒になりたくない」


 私はまだ甘い、人間の感情を捨てたくないと思っている。

 このままではいつか私は殺される. それだけじゃない仲間も巻き添えになる・・・屋敷内の生存者を見た。

 怯えてる人ばかりだった。


 いつかこの中の誰かが私達を殺しに来るかもしれないけど人間としての感情を全て捨てたくない。


「私達の仲間に酷いことをしたら殺すわよ、それと私達はあなた達の傘下にはならない二度と私達の周りに顔を出さないで」


 そう言って四人は帰って行った。


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