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殺るか殺られるか武器を手にしたJKたち  作者: 和(のどか)
第二章 女子高生戦場に立つ
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第20話 セルフレジ

 街の繁華街に来ると酷い有様だった。

 駅の周辺は破壊されていた。


「この状況から立て直すのは何年かかるのかしら?」


「その前にいつ戦争が終わるかね、核爆弾使うような自殺行為を上層部が考えてたらお手上げね」


「下着ほしわね」


「この軍から配給品のブリーフは悪くないんだけど」


「私も、誰かに見せるわけじゃないから着用性からいえばブリーフでもいいんだけどね」


「それにしてもどこの店も.あたり前の事だけど店員がいないわね」


 ハルのその言葉に聖奈と二葉は笑いそうになった。


「終戦じゃないんだから誰も商売何てしないわよ」


「もし、商売してたら命がけね」


「戦って死ぬよりも街で好きな物食べて死んだほうがましだと思ってたけど店がやってない事を忘れてたよ.ハルのこと笑えないね」


「聖奈は食べ物の話ばかりね」


「まあ、それが、生きがいだからね!ねぇハル、火事場泥棒するの?」


「状況しだいではね」


「それより家がどうなっているか見たい」


 街は所々破壊されていたが、思っていたよりはましだった。

 格納庫で見た映像は被害を受けた所を映したものであり街中全部破壊されて敵の兵士だらけということはなかった。


 ホームレスが目に入った。

 破壊されたコンビニで物色していた。


「ホームレスにしてみれば生活水準が大幅に上がったみたいね」


「それでもホームレスはホームレスよ、食べる物が増えても動かず汚い格好でその辺で座ってるのが好きな人たちよ」


「どこかに一般市民も隠れてるかもしれないね」


「その可能性は高いけど犯罪者がいる可能性も高いから警戒したほうがいいよ、銃はいつでも撃てるようにしておきましよ」


「それよりこの軍服目立つよね敵に見つかったらすぐに撃たれそう」


「私服に着替えたいわね」


「ハルの家が無事だったら隠れ家にしようよ」


「無事だったらね、その辺で寝るのは危険という事もあるけど家のほうが安心して寝られる」


「この辺で寝るなんて二葉以外は無理だと思うよ」


「もうソロソロつ着きそうね」


 心配していたが家は無事だった。


 家の中に入り食事をしようと食べ物を探すと缶詰とカップラーメンとレトルト食品がでてきた。

 野菜はたくさんあったが、結構傷んでいた。

 食べられないか・・・そうだ晩ご飯は、スキヤキだったんだ・・・


 家族の顔が頭に浮かんだ。


 お母さん、お父さん、ハルト・・・


 敵がいない安心感から戦場にいた生徒たちの事が気になってきた。


「みんな、どうなったかな?」


「戦った人は死んだでしょ」


「あれだけ爆発音が何度も鳴ってたから全滅かもしれないわね」


「でも私達のように逃げた生徒は多いんじゃないあそこにいた人たちは引きこもりやヤル気がない人ばかりだから、死ぬのを覚悟で戦いに行かないんじゃない」


「そもそも私達が戦っていたのも自分たちも死にたくないから武器を手に持ったんだもの」


「私達は、兵士じゃないから格納庫を守る理由がないし、命をかける気なんてないわよ」


「救援が来るまで隠れて生き残る事を考えましょ」


 戦場になっているうちは、相模原市に救助が来る可能性はないことから、これからのことを考えなければいけなかった。

 食糧、そして敵の兵士や暴徒となった市民から身を守るためにいつでも戦えるよう武器を用意しておかねばならない.敵の襲来がないとはいえ気を抜く事は出来なかった。。


「食事も終わったし、街を偵察に行きましょ」


「ねぇ、ハル!今後の食べ物は、どうするの?」


「買いたくても店員がいないから勝手に持ってくるしかないでしょ」


「いよいよ火事場泥棒ですね」


「そんな事言われると取ってこれなくなるじゃない、セルフレジだってきっと壊れてるよ」


「もし、壊れてなかったら?」


 ハルが頬を膨らませて答えた。


「こんな状況でセルフレジで支払う人は生き残れないでしょ」


「ハハハハッ私達、盗賊の道に進んで行きそうね」


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