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殺るか殺られるか武器を手にしたJKたち  作者: 和(のどか)
第二章 女子高生戦場に立つ
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第15話 歴史の先生

 二葉の教え方がうまいのか、二人は、オーバードスーツを上手く操っていた。


「聖奈は、オーバードスーツに向いてるわね」


「オーバードスーツの戦いなら負けない気がする!」


「あまり調子に乗って戦うと敵の罠にハマって命を落とすわよ」


「は〜い、ハルは、心配性ね!でも実戦では違うと肝に命じておきます!」


「オーバードスーツでの戦いはあまりしないほうがいいよ、敵を大勢呼び寄せる事になりそうだから」


 あたり前のようだが、ハルは、兵士をあまり呼び寄せたくなかった。

 殺されたくないし、殺したくない、目立たないように生き延びて救援を待ちたかった。


「ハル日直、次回の戦い方は?」


「とにかく相手にわからないように隠れなから戦う事よ、そして危険を感じたら逃げる事」


「敵前で逃亡しても射殺されないからいいわね」


「私達は軍人じゃないから敵を倒して手柄をたてなくていいから生き残る事を考えましょ!戦いは、救援が来るまでよ」


「生き残るにはハルが隊長がいいわね」


「私には無理、責任は持てないし人に指示なんてできないよ」


「そうね、ハルの言う事は聞く人はいないかも私と聖奈でさえ半信半疑に聞いてるんだから」


 感で敵が来る事がわかり、あそこには敵がいないと思うから行って隠れるなど、二葉にしてみればハルの言葉は理にかなっていない、まさに半信半疑なのである。


 生き残っているのは、担任2人、講師2人、生徒58人、戦力外の重症者3人


 生徒が死んでいるのに先生が4人生きている事を悪く言う者がいた。

 口に出さないが思っている者がかなりいる。 


「先生たちは、あのとき何処にいたの?」


「森川先生は、人を殺す事は良く無いと言っ武器庫にいたんだって」


「戦場に出てないの?」


「他の先生は?」


「知らないわよ、自分たちが命がけで戦ってるときに先生のことなんて気にしてないよ」


 みんな命をかけて戦っていたのに先生たちは、安全な所にいたことが発覚し、不信感を持つようになった。


「教師って何なの!?得意な科目を教えることしかできないのに偉そうな事を言って」


 生徒達はこの現場にいる先生の言う事など聞けるはずはなかった。


 クラスメイトの友達が死んだのに助けに行かない事に幻滅した。


 言葉の通り、先生は人格的にも素晴らしく頼りになり、多くの事を教えてくれるという幻想が大したことも教えられないのに偉そうにしている存在に思えた。


 戦死して人数が減ったグループに先生が振り分けられる事になったが、生徒たちから拒否された。


 所長がハルのグループに入れないかと言ってきたが、三人は断った。


 取り会えず人数が少ない所に振り分けられ戦場に行ったが、生徒からのクレームは多かった。


「先生は言う事聞いてくれないし、あり得ない命令をしてくるから一緒には戦えません」


 戦場では適性に問題があった。

 特に体育の先生は戦争は未経験なのに場を仕切りたがり、生徒に場違いな指示までしていた。


「はずすなよ!命中させられない奴は腕立て100回だからな」


「先生は一人も当てられてないですよ」


「まあまあ、そう言うな皆にやる気を出させようと思って言ってんだから」


 相手にしてられない・・・


「生徒が殺されかけても何もしないのに偉そうに言わないで下さい」

 と、反発する生徒もいた。


 歴史の先生からは織田信長の話や上杉謙信の塩の話を聞かされて話が長いし、今の時代とは関係ないのに偉そうだと生徒からクレームが上がった。


「武田信玄の話でクレームをつけた人がいるから信長になったのね、あの先生信玄好きだから上杉謙信は入れたのね」


「信玄がなぜ一万円札にならないんだと言われてもね・・・」


「桶狭間の戦いの話はキツイよね、眠くなる」


「あの先生実際に見てたかのように話すのよね」


 この戦場で歴史の話を聞かされるとは思わなかった。

 あとの二人の先生と講師は体力がなく足手まといでグループから外された。


 先生達も生徒と並び、同じ兵士の一員として戦う事になったが無理だと思い先生だけのグループにした。


 所長が全員に作戦会議の招集をかけた。


 敵を格納庫に近づけさせないように作戦が立てられ、ここから援護射撃をする話だった。


 学生達は、地図を見せられ、それぞれのグループに分かれて待機する位置に振り分けられた。


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