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殺るか殺られるか武器を手にしたJKたち  作者: 和(のどか)
第二章 女子高生戦場に立つ
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第12話 トランス状態

 何人かの生徒が死んでいるのがわかったが、気になった生徒の顔は怖くてまともに見られなくなった。


 誰が死んだの・・・!?


「相手はプロの軍人よ、生きていたら攻撃してくるかもしれないんだから確実に息の根を止めにくるわよ」


「だって、さっきまで一緒に食事をして普通に喋ってたのに、イヤだ!死にたくない」


 ハルは、銃を持つ手が大きく震え体が動かなくなった。


 何で、何で私が人を殺さなければいけないの、それに殺されたくないよ・・・

「ハル、殺るしかないよ殺らなきゃ殺られるんだから」


 目の前で殺された生徒を見てハルは、恐怖のあまり深いトランス状態に入った。 


 怖い、怖い・・・殺される・・・ハァハァハァハァ・・・死にたくない・・・


 神経と感覚が研ぎ澄まされた。

 周りからの殺気を敏感に感じ何処に敵がいるかわかった。


 ハルは、前方に殺気を感じた。

 背筋にはっきりとわかる寒気がした。


 敵が殺しに来る!!


 殺されたくない恐怖の中で微かな殺気まで敏感に感じ敵が自分たちに殺意を向けていることがわかった。


 そして、それだけではなく遠くの方からたくさんの足音と人の気配を感じた。


 大勢来るの!?


「聖奈、二葉、向こうに行って隠れよ!敵が来る!」


「ちょっと待って今、動くほうが危険よ」


「足音が、聞こえたでしょ、それに殺気がした」


「何言ってるの!足音!?そんなの聞こえないよ、気のせいでしょ!」


「いいから来て!!」


 ハルが聖奈の手を強引に引っ張った。


 ズッキューーーーーーーーン


 その瞬間、弾は撃たれたが、間一髪弾丸を回避した。


 聖奈がガクガク震えだした。


「早く!聖奈行くよ!二葉、付いて来て!」


 ハルは、聖奈の手を引っ張って走った。

 聖奈の手は、汗をかき震えていた。

 そして、敵がいない所がわかり草むらに隠れた。


「敵が、二人来る!」

 ハルは小声で言った。


「何で分かるの!?」


「しっ、いいから黙って!敵に感づかれちゃうでしょ!」


 聖奈は自分の手で口を押さえて身を隠した。


 まさか今日、人を殺す事になるとは思わなかった・・・

 ハルが銃の引き金を引いた。


 ズッキューーーーーーーーーーーーン


 敵の兵士の顔に当たり兵士が倒れた。

 もう一人の兵士がハルの方を見た。


 ズッキューーーーーーーーーーーーン


 敵は気付いたが、既に遅かった。

 目が合った瞬間兵士の眉間に弾が当たった。


 敵もヘルメットを被り防弾チョッキを着てるのだから確実に殺すならそこしかなかった。

 その二人の死体を見て手が震えだし、自分の中にある何か大切な物が壊れた気がした。


 ハルは敵の兵士を撃つとき不思議な感覚を感じた。

 あそこに弾が当たってほしいと思う所に命中する感覚、ハルはゾーンに入っていた。


 周りからの殺気を感じ何処に敵がいるかわかった。

 そしてなぜだか周りにいる敵のだいたいの数や自分を狙っている敵がいるとわかった。。


 殺気!?本当に殺気というものがある事を知った。

 見えないのに背筋がゾッとして、それが何処にあるのかもなぜだかわかった。


 更に殺気を感じたハルは、敵の兵士がいないほうへ聖奈と二葉を連れて行き隠れた。


 私は臆病だから怖いものはわかる。


 心霊スポットへみんなと行ったとき怖くて背筋がぞっとした。

 あれとは違う. これははっきり確実にいるとたわかる殺気、本物のお化けがいたらこれと同じように絶対にいるとわかる感覚があるんじゃないかと思った。

 生き延びられたらいつか心霊スポットに行ってみたいな


 もし、生き残れたら・・・


 私は、殺気が無い安全な所もだいたいわかる。

 ハルが後ろから殺気を感じ素早く木の陰に隠れた。

 そして、自分を狙っていた敵を撃った。


 震えてる暇なんてないんだから、その兵士を殺したときは手の震えはなかった。


 殺らなければ殺られる。

 これは、ゲームではない現実なのだから


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