6 4大怪物現る
燃え盛る街、人々の悲鳴が上がる中で高橋は人を避難させていた
左から悲鳴があがり
「きゃああああああああああああああああああああ!」
右から悲鳴があがり
「き燃え盛る街、人々の悲鳴が上がる中で高橋は人を避難させていた
左から悲鳴があがり
「きゃああああああああああああああああああああ!」
右から悲鳴があがり
「きゃあああああああああああああああああああああああああ!」
キキー!ドスーン!
遠くで車が衝突する音が響いた
「逃げてください!逃げて!」
「マーーマーーーー!」
小さな女の子が顔を赤くして泣いている
「大丈夫、お兄ちゃんに付いてきて、こっちだ!」
そう言って手を引いて一緒に避難していると、
「あれは・・・!」
爆炎と煙の向こう、人々が逃げまとう中で悠然と歩いてくる4人の男女がいた。
明らかに異様な雰囲気を持つ4人組だった
「なんだあの4人!何かおかしい!」
4人の中で大男が一歩前に出る
「俺が行く」
「お手並み拝見」
「せいぜい負けるな」
「さっさと終わらせろ」
大男が蜘蛛怪物へと姿を変えて行く
「ピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピ!」
「まさか・・・4大怪物の1人!」
そう以前、ファイルで見た最強怪物の一人、上級怪物を超える特殊個体だ!
蜘蛛怪物の背後で男女が蜘蛛怪物へと変化していく。
少女の肩に手を置き、目線を合わせて言った
「頑張って一人で逃げるんだ!」
「いやだあああああ!」
「わがままを言うな!」
怒鳴りつける
「うええええええええええええええええん!」
少女は泣きながら走り去った
その背を見ながら思った。
すまない。強く生きてくれ!振り返り怪物に対峙する。
ブルーセイバー専用のソフトカードを携帯機にセット
高橋が叫ぶ
「神来!」
雷が落ちると同時、綺麗な光の粒子が高橋を包み込みスーツが体に装着された。
「ブルーセイバー!起動!」
両目が緑に光る
腰の銃を引き抜き、ソードへと変形させる
「おおおおおおお!」
鋭く蜘蛛怪物に切りかかる。
「はあ!はあ!」
蜘蛛怪物の巧妙な身のこなしが刃を巧みに避け、
「はあ!」
ギャイン!
堅固な腕の甲、外殻によって攻撃を防がれる。
「その程度でロストバスターを名乗るとはBPCOUの質も落ちたものだな」
「何!」
蜘蛛怪物が怪物の姿でありながら人語を介した点も驚くべきどころだが、BPCOUと関係があるような口ぶりになおさら驚かされる。
「ぬん!」
「ぐあ!」
怪力で軽く吹き飛ばされると、電柱に激突した。
バチバチ!
スパークが巻き起こりしなだれた電線がそばに落ちて青い火花を散らした
バチバチ!バチーン!
「うあ!」
「ふん!」
口から蜘蛛の糸が噴き出すと体にへばりつく
全身から火花が噴き出した
「うわ、うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
大ダメージが高橋を襲う
そこに中村倫也が現れる。
「な、中村!」
中村は高橋を見て言った
「雑魚が、身の程を知れ!」
蜘蛛怪物が中村に言った
「久しいな倫也」
「宇梶いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」
「ふっふっふっ、我が息子よ」
「黙れえええ!貴様が父さんを!」
唐突に4人の中の一人、妖艶な女が歩いてくる。
「あら、倫也とおしゃべりするのに私を置いてけぼりにする気?」
蜘蛛怪物が言った
「文乃任せるぞ」
「ええ、いいわよ。任せて父さん」
「さあ、倫也、小さい頃みたいに姉さんと遊びましょう。」
文乃と呼ばれた女が蛇怪物へと変化していく
「姉さんの口でええ・・・姉さんを語るなああ!」
デストロ専用のソフトカードを携帯機にセット
中村が叫ぶ
「神来!」
雷が落ちると同時、綺麗な光の粒子が高橋を包み込みスーツが体に装着された。
「デストロ!起動!」
両目が緑に光る
「はあああああああああああ!」
デストロが腰の銃を抜き放つと銃撃を開始する
プラズマキャノンが蛇怪物のすぐそばをぶち抜いた
いくつも火花が散る中を蛇怪物は高速で移動してかく乱していく
「ふふふふふふふふふふ、倫也遅い遅い」
一方で蜘蛛怪物は高橋に襲い掛かる
クローが高橋の首を締め上げる
「ぐあああ!」
「お前のロストバスターは新型だ。そのデータをもらい受ける」
蜘蛛怪物が高橋の胸に機械を差し込むと謎の光が体から抜き取られていく
くっ!こいつ!まさかデータを吸い上げて!まずい!このままじゃロストバスターの設計データが!
大慌てで打開策を考える
2枚のメモリーカードを手にすると携帯機にセット、
高橋が叫ぶ
「じ、神来!」
雷が落ちると
「ぐぬ!」
蜘蛛怪物が弾き飛ばされ
同時、綺麗な光の粒子が巻き起こり、全身にさらなる追加パーツが転送され
ブルー・セイバー・3へと強化する。
「やああああああああああああ!」
腰の銃を抜き放ちソードへと変形させる
「はあ!はあ!」
何度なくソードを振るが、
「むん!ふん!」
手先で華麗にソードをいなされていく
蜘蛛怪物の機敏な動きにようやく対応できている状態だ。
「強い!これが4大怪物の一角!」
一瞬、隙を見つける。そこだ!
「おおおおおおおおおおおおおおおお!」
一閃、鋭い閃光が蜘蛛怪物を切り裂く
「ぬおお!」
蜘蛛怪物が一歩のけぞった。
いける!ブルーセイバー3なら!
「これで決める!」
腰の銃を引き抜くと、3つのパーツを連結し1つの大型銃を作り上げる。
そこに充填できるようコードを装着
「ダブル・バースト・モード!」
音声を認証し、デモリッション・ガンがさらなる大口径に変形する。
怪物めがけて銃口を向けた
「ダブル・バースト・デモリッション・ストライク!」
銃が音声を認証。
銃口にエネルギーが収束し、超小型荷電粒子砲がデモリッション・ストライクの4倍もの大きさと勢いで発射され
「ピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピ!」
ドカーン!
大爆発が巻き起こる。
「ちっ、ブルーセイバー3、これほどとは・・・だがデータはもらったぞ。ピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピ!」
蜘蛛怪物は深手を負いかろうじで逃げて行く撃退に成功したのだ
・
・
・
・
・
・
一方でデストロは蛇怪物と対峙していた
激しいソードと蛇怪物の素手での攻防、ソード兵器という凶器を使っているのに対して蛇怪物は平然と素手で対応している。
「はああああああああああああああああああ!」
上方に向け力強くソードを振り抜くと凄まじい火花が散る。
激しい、凄まじく激しい戦闘だった。
中村は瞬時にデモリッション・ソードをデモリッション・ガンへと変形させる。
「バースト・モード!」
音声を認証し、デモリッション・ガンがさらなる大口径に変形する。
蛇怪物めがけて銃口を向けた。一瞬姉が微笑みかける幻想が見えた。
その優しい思い出を冷酷に徹することで振り切り引き金を引いた
「ハイ・デモリッション・ストライク!」
銃が音声を認証。
銃口にエネルギーが収束し、超小型荷電粒子砲がデモリッション・ストライクの2倍もの威力で発射され
「シャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
ドカーン!
大爆発が巻き起こる。
深手を負いつつも蛇怪物は消滅し、死んだ。
中村は人の姿へと戻ると、どこか苦悩に満ちた悲しい目をするのだった。顔を赤くして泣いている
「大丈夫、お兄ちゃんに付いてきて、こっちだ!」
そう言って手を引いて一緒に避難していると、
「あれは・・・!」
爆炎と煙の向こう、人々が逃げまとう中で悠然と歩いてくる4人の男女がいた。
明らかに異様な雰囲気を持つ4人組だった
「なんだあの4人!何かおかしい!」
4人の中で大男が一歩前に出る
「俺が行く」
「お手並み拝見」
「せいぜい負けるな」
「さっさと終わらせろ」
大男が蜘蛛怪物へと姿を変えて行く
「ピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピ!」
「まさか・・・4大怪物の1人!」
そう以前、ファイルで見た最強怪物の一人、上級怪物を超える特殊個体だ!
蜘蛛怪物の背後で男女が蜘蛛怪物へと変化していく。
少女の肩に手を置き、目線を合わせて言った
「頑張って一人で逃げるんだ!」
「いやだあああああ!」
「わがままを言うな!」
怒鳴りつける
「うええええええええええええええええん!」
少女は泣きながら走り去った
その背を見ながら思った。
すまない。強く生きてくれ!振り返り怪物に対峙する。
ブルーセイバー専用のソフトカードを携帯機にセット
高橋が叫ぶ
「神来!」
雷が落ちると同時、綺麗な光の粒子が高橋を包み込みスーツが体に装着された。
「ブルーセイバー!起動!」
両目が緑に光る
腰の銃を引き抜き、ソードへと変形させる
「おおおおおおお!」
鋭く蜘蛛怪物に切りかかる。
「はあ!はあ!」
蜘蛛怪物の巧妙な身のこなしが刃を巧みに避け、
「はあ!」
ギャイン!
堅固な腕の甲、外殻によって攻撃を防がれる。
「その程度でロストバスターを名乗るとはBPCOUの質も落ちたものだな」
「何!」
蜘蛛怪物が怪物の姿でありながら人語を介した点も驚くべきどころだが、BPCOUと関係があるような口ぶりになおさら驚かされる。
「ぬん!」
「ぐあ!」
怪力で軽く吹き飛ばされると、電柱に激突した。
バチバチ!
スパークが巻き起こりしなだれた電線がそばに落ちて青い火花を散らした
バチバチ!バチーン!
「うあ!」
「ふん!」
口から蜘蛛の糸が噴き出すと体にへばりつく
全身から火花が噴き出した
「うわ、うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
大ダメージが高橋を襲う
そこに中村倫也が現れる。
「な、中村!」
中村は高橋を見て言った
「雑魚が、身の程を知れ!」
蜘蛛怪物が中村に言った
「久しいな倫也」
「宇梶いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」
「ふっふっふっ、我が息子よ」
「黙れえええ!貴様が父さんを!」
唐突に4人の中の一人、妖艶な女が歩いてくる。
「あら、倫也とおしゃべりするのに私を置いてけぼりにする気?」
蜘蛛怪物が言った
「文乃任せるぞ」
「ええ、いいわよ。任せて父さん」
「さあ、倫也、小さい頃みたいに姉さんと遊びましょう。」
文乃と呼ばれた女が蛇怪物へと変化していく
「姉さんの口でええ・・・姉さんを語るなああ!」
デストロ専用のソフトカードを携帯機にセット
中村が叫ぶ
「神来!」
雷が落ちると同時、綺麗な光の粒子が高橋を包み込みスーツが体に装着された。
「デストロ!起動!」
両目が緑に光る
「はあああああああああああ!」
デストロが腰の銃を抜き放つと銃撃を開始する
プラズマキャノンが蛇怪物のすぐそばをぶち抜いた
いくつも火花が散る中を蛇怪物は高速で移動してかく乱していく
「ふふふふふふふふふふ、倫也遅い遅い」
一方で蜘蛛怪物は高橋に襲い掛かる
クローが高橋の首を締め上げる
「ぐあああ!」
「お前のロストバスターは新型だ。そのデータをもらい受ける」
蜘蛛怪物が高橋の胸に機械を差し込むと謎の光が体から抜き取られていく
くっ!こいつ!まさかデータを吸い上げて!まずい!このままじゃロストバスターの設計データが!
大慌てで打開策を考える
2枚のメモリーカードを手にすると携帯機にセット、
高橋が叫ぶ
「じ、神来!」
雷が落ちると
「ぐぬ!」
蜘蛛怪物が弾き飛ばされ
同時、綺麗な光の粒子が巻き起こり、全身にさらなる追加パーツが転送され
ブルー・セイバー・3へと強化する。
「やああああああああああああ!」
腰の銃を抜き放ちソードへと変形させる
「はあ!はあ!」
何度なくソードを振るが、
「むん!ふん!」
手先で華麗にソードをいなされていく
蜘蛛怪物の機敏な動きにようやく対応できている状態だ。
「強い!これが4大怪物の一角!」
一瞬、隙を見つける。そこだ!
「おおおおおおおおおおおおおおおお!」
一閃、鋭い閃光が蜘蛛怪物を切り裂く
「ぬおお!」
蜘蛛怪物が一歩のけぞった。
いける!ブルーセイバー3なら!
「これで決める!」
腰の銃を引き抜くと、3つのパーツを連結し1つの大型銃を作り上げる。
そこに充填できるようコードを装着
「ダブル・バースト・モード!」
音声を認証し、デモリッション・ガンがさらなる大口径に変形する。
怪物めがけて銃口を向けた
「ダブル・バースト・デモリッション・ストライク!」
銃が音声を認証。
銃口にエネルギーが収束し、超小型荷電粒子砲がデモリッション・ストライクの4倍もの大きさと勢いで発射され
「ピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピ!」
ドカーン!
大爆発が巻き起こる。
「ちっ、ブルーセイバー3、これほどとは・・・だがデータはもらったぞ。ピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピ!」
蜘蛛怪物は深手を負いかろうじで逃げて行く撃退に成功したのだ
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一方でデストロは蛇怪物と対峙していた
激しいソードと蛇怪物の素手での攻防、ソード兵器という凶器を使っているのに対して蛇怪物は平然と素手で対応している。
「はああああああああああああああああああ!」
上方に向け力強くソードを振り抜くと凄まじい火花が散る。
激しい、凄まじく激しい戦闘だった。
中村は瞬時にデモリッション・ソードをデモリッション・ガンへと変形させる。
「バースト・モード!」
音声を認証し、デモリッション・ガンがさらなる大口径に変形する。
蛇怪物めがけて銃口を向けた
「ハイ・デモリッション・ストライク!」
銃が音声を認証。
銃口にエネルギーが収束し、超小型荷電粒子砲がデモリッション・ストライクの2倍もの威力で発射され
「シャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
ドカーン!
大爆発が巻き起こる。
深手を負いつつも蛇怪物は逃げて行った。
中村は人の姿へと戻ると、どこか苦悩に満ちた悲しい目をするのだった。