三,異変
高藤「きゃああああ!!」
ズガアアアアン
切島「間に合った。」
高藤「修斗、なんで?」
そこには、鉄板を持って立つ切島の姿があった
切島「俺が、お前に指示されて素直に動いた事があるか?憲!」
石田「ふっ、確かに無いな、手紙は無意味だったようだ」
切島「さっき、神林先生から無線があった、東区へ向かって来てくれるそうだ」
高藤「よかった」
死神「あ〜あ、長話しやがって俺はなぁ、なげえ話が嫌いなんだよ!つまりは、その先生が来る前にお前らを殺しゃいいんだろ!やれ!実験体!」
実験体「グギャバア」
実験体が口から、高熱の焔を吐き出す
切島「くっ!」
鉄板で耐えるが高熱で鉄板がドロドロになる
死神「さあ!その即席の盾も使い物にならなくなったなぁ!」
死神「実験体!3人まとめて、焼き串にしちまえ!」
実験体が体から鉄槍を作り出し、切島目掛け突進してくる
石田「あぶないぞ!」
ザシュッ!
切島「ぐ!イッテ」
足をカスる
死神「しっかり当てろよ!だが、足だぞ足!」( ᐛ )وフハハハハハハハ
切島「何か策を考えなければ」クラッ!
切島「血を消費しすぎたか」(血か、血、、、か)
切島「血!」(そういえば、何故血は戻らないんだ?良く考えればおかしい)
切島が、流れた血を見ていると白くなっているのが分かった
それは、血液から別の液体になったかのようだった
切島(そうか!再生するように見えていたのは、血液から別の液体になって、治ったように見えていたのか!)
切島「まだ、行ける!望みはある!」
石田「何か思いついたのか!?」
高藤「もう、無理だよおお」グスン
死神「何を思いつこうが、無駄なんだよ!じゃれ合いはおしまいだ!やれ、実験体」
死神がそういうと、実験体は真っ先に高藤に襲いかかった!
切島「石田!ナイフくれ!」
石田「分かった!」
そういうと、石田はナイフを投げた
切島「あざす、ふん!」
受け取ったナイフで手を思いっきり刺した
切島「く!痛え!」
死神「遂には、頭もおかしくなって自決を考えたか!」
石田「修斗ぉ!何考えてんだ!」
実験体「グギャアバア」
高藤「死、、」
グギャガアアアアアアアアア
実験体が高藤に槍を刺す瞬間、切島はてから出た血を手に溜めて実験体に掛けた、すると実験体の体が少し溶けたのだ
切島「やっぱりな、この血普通じゃねえ」
死神「何!その力は!?」(馬鹿な!あの、血筋は堕天使が潰したはず)
高藤「あっ!」
高藤は気絶した。
石田「高藤!?」
石田「修斗?なんだそれ?」
切島「わからん、だけどこれなら、太刀打ち出来る!」
死神「くっ!その能力を見たからには、必ず殺すだが、これは上に即報告しなくちゃなぁ、今回はずらかるぜ!」
そう言い残し死神は、亜空間を作り消えた
実験体「ぐぎぎ、グガアッ!」
切島「ちぃ、まだやろうってか」ガクッ!
石田「修斗!やめろ、血が足りなくなるぞ」
???「ふっふっふ、神林予想は大当たりやで、セイヤ!」
次の瞬間
実験体が女性の手から出た、多数の細長いネズミに食べられていた
塩原の能力:ネズミの様な式神
神林「そうか」
塩原「でも、完全に使えるわけやないねんな〜」
神林「なぜだ?」
塩原「瑞島家は体液を混ぜ合わして、強い酸性の液体や、掛けた相手を状態異常にする液体やいろいろな液体を精製出来るんやけど、切島くんは今、凝固する液体と塩酸くらいの液体しか使われへんねん」
神林「塩酸を使えるのは、十分強いと思うんだが」
塩原「生身の人間なら、有害やけどLPSの連中は酸に対してしっかりした装甲があるねん」
神林「それを破るためには、もっと強い酸性が必要ってことか。」
塩原「せやせや」
石田「先生!切島が」
塩原「こりゃ、当分寝たきりやで、見た限り血液の3分の1が失われてるわ〜」
神林「無事ではあるのか?」
塩原「多分な、とりあえず東区管理センター行こか」
神林「避難は完了したのだろうか?」
塩原「わからん、増援願いの無線機の後から通信が切れたからな」
歩く事20分、神林達は絶句する事になる
続く
2000文字届かなかった〜汗
何に絶句したのか、次話もお楽しみに
μω