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変異能力者達  作者: μω ミューオメガ
2/3

二,�再生�

暴走化したLPSが、白布町内を荒し回る中切島達は、北部管理センターを目指していた。


切島「何故、配属先の南町管理センターではなく、真逆の北部管理センターなんすか?」


神林「南町管理センターは広報放送の役目を担っている、そこ一体をジャックされたとなれば、壊滅は免れない、多分住民の殆どは、避難したか、死んだのどっちかだ」


切島「そんな、だからって見捨てるんですか?」


神林「ああ、北はまだ軍勢は少ないだろう、確実に助けられる方を俺は選ぶ」


高藤「そんなのあんまりじゃないですか!」


石田「そんなことも言ってられないよ、華くん」


ピピーッ!

無線機「こちら、南町管理センター!増援を頼みたい!」


神林「.........」


切島「先生!生存者もいます!しかも増援を頼まれてます!」


神林「.........」


切島「センセェェェエイ!」


神林「黙れ!!!」


そう神林が叫び切島の右頬を殴った

ドガッ!


切島「グガハッ!」


切島の悲痛な叫びと共に血が頬の内側が切れ血が出る

その時高藤や石田は気付いた神林が泪を流していることに


神林「俺だって辛い!南町と言ったら俺の生まれ故郷で、少年時代を過ごした場所だ!あの、帰り道の緑の絨毯、いつもお使いに行けば優しく接してくれる八百屋さん、秋になれば香る焼き芋の良い匂い!全て壊されるのは悲しいし苦しい、、、だがな!この街全体が壊されるより、悲しい事は無いんだ!」


切島「.........」

高藤「.........」

石田「.........」


神林「くっ!すまない」


切島「自分こそすいませんでした。」


神林「熱くなりすぎた、傷は大丈夫か?」


切島「はい、再生能力なら自信はあるので」


神林「確かにな」ン?


切島を殴った手を見る


切島「どうしました?」


神林「いや、なんでもない。」(気のせいか、返り血が動いたような?)


ピピーッ!

無線機「こちら東区、頼む避難が遅れている!増援を!」


切島「東区だ、と……」


高藤「2人の」


石田&切島「故郷……」


神林「どういう事だ!?東区は完全ドーム型防御膜で守られてるはずだぞ!?」


無線機「どうやら、LPSの研究チームが膜を破る方法を見つけたみたいだ。」


切島「母さん」


神林「とにかく、北にいs(切島「かぁさあぁぁぁん」


神林「待て!1人では危険だ!」


切島は東区に向け走り出した


神林「2人とも、着いて行ってやれ」


石田「いいのですか?」


神林「さっき言った通り、俺も故郷が壊されるのは悲しいと言ったな。」


高藤「はい、でも我慢して救える人を救うって」


神林「矛盾してるかもしれないが、君たちはまだ高校生だ。

母親のありがたみが、薄れる歳でもある。俺とは違うだから行ってやれ!俺は北部で装備や物資を調達してから行く」


石田&高藤「わかりました。」


その頃切島は

山道を下り、時に転び血を消費していた。


切島(くっそ!焦りすぎた、血がたりねえ、

それより母さんだ)


また、走り始めた


石田「修斗早すぎだろ」


高藤「そういえば、50m走の記録確か6.9秒だったよね」


石田「姿が見つからないわけだ」


高藤「それか、道路じゃなくて、山のなかを走ってるとか」


石田「あいつの事だ、やりかねない」


石田「血ぃ、出しすぎて野垂れ死にしてなければいいんだが」


高藤「縁起でもないこと言わないで!」


石田「す、すまん」


神林は

北部管理センター


神林「遅れてすまない、雅」


塩原「遅すぎるわ〜竜之介はん、あらかわい子ちゃん達わ〜?」


神林「東区へ向かった」


塩原「寂しいわ〜浪花女の底力見て欲しかったんやけどな〜」

塩原雅、能力:�


神林「北は安全なのか?」


塩原「完全に安全とは言い切れへん、せやけどうちら

北部兵特別課が守れる範囲やで」


神林「そうか、ならいいんだが……」


塩原「どないしたん?」


神林「お前は途切れた血筋の能力は覚えてるか?」


塩原「そりゃ、sp級テストの基本問題やんけ、確か〜4つあって唐島家能力は衰弱毒精製、棚島家能力は人体操作、巻凪家能力は瞬間移動、最後に瑞島家能力は体液変化」


神林「そうだよな」


塩原「忘れてたんか笑」


神林「瑞島家は何故途切れたんだ?」


塩原「詳しいことは知らんけど、確か違法能力者から逃げてて殺され、乗っ取られたっちゅうのは聞いたことあるで」


神林「もし、瑞島家の体液変化が出来る血筋が残っているとしたら?」


塩原「ありえへんよ笑、もしそやったら変異してても、特徴出るっちゅうねん笑」


神林「うむ.........」


塩原「マジの話なん?」


神林「切島の能力なんだが、本当に再生なのか?」


塩原「父親が確か再生能力者なんやから、そうやろ」


神林「にしては、血が戻らないなんて再生能力で聞いた事も無いんだ、変異力というからそう思っていたが」


塩原「それは一理あるなぁ」




その頃

石田&高藤は


石田「くそ、木や草がじゃますぎるな」


高藤「困ったなぁ」


石田「しょうがない、危険だが衝撃波を使おう」


高藤「修斗が危ないよ!」


石田「見つけられずに終わるよりはマシだ!」

右手を前に構える


高藤「待って!」


石田「波!!!!!」


当たり一面が吹っ飛ぶ

ドギュアアアアアン!!!


高藤「やっぱり、ダメだったんだ、修斗くん」ひっぐひっぐ


血まみれの切島が歩いてくる


切島「憲、効いたぜ」へへっ


石田「修斗!」


高藤「しゅううとぐぅん」うわっはーん!


切島「予想以上にやべぇな」バタッ!


石田&高藤「修斗!」「修斗くん!」


30分後


焚き火が燃えている

パチ パチ


切島「ぐ、痛た」


切島「気絶してたのか」


切島「2人は!?」


焚き火を見ると

そこには、レバーと手紙が置いてあった


切島へ

東区へ向かう、お前は北部で治療して貰え

俺たちは大丈夫だから

憲より


切島「あいつら……くそっ!こんなとこで寝てる暇なんてねぇ!」


切島「誰がこんな所で、撤退するか!」


切島はレバーをたいらげると東区へ走り出した


30分前の北部管理センター


ピピーッ!

無線機の高藤「神林先生ですか?」


神林「そうだ、どうした?」


無線機の高藤「切島くんを見つけました、気を失っています」


神林「分かった、東区は困難な状態らしい、切島を回収して戻って来るんだ」


無線機の高藤「2人で東区に乗り込ます。」


神林「何!?今の東区は君たちでは無理だ!安全策を取るんだ!」


無線機の石田「すいません、先生ここまで来たら引き返せません」


神林「なんだって!」


無線機の石田「もう、断られる前提で東区に入りました。」


神林「引き返えすんだ」


ブツ!ツーツー


神林「くそ!俺が変な事を言ったせいでまた、生徒を!」

ガンッ!


塩原「さっきの話」


神林「ああ!?」


塩原「さっきの切島くんのはなし、調べてみたけど、切島くんは本当の力を知らないのかもしれへんな」


神林「……アイツらが助かる確率は?」


塩原「15%」


神林「何故だ?」


塩原「切島くんが、本当に体液を操れるなら望みはある」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


東区石田&高藤


石田「平和ボケしてたのかな」


高藤「かもね、数おおいね」


LPSの大半は高藤の作り出した、粘着トラップに引っかかっていた


???「使えねえ、能力だなあ!全く」


その中に粘着トラップを氷のように滑って来る男が1人


石田「だれだ?」


???「雑魚に名乗るのは嫌いだが、名乗ってやるよ

俺の名は死神とでも言っとくか」


高藤「何しに来たの?!」


死神「おっとっと、怖いねぇ、安心しな俺は戦わないお前らの相手はこいつだよ。」


死神の後ろから現れたのは2mくらいある巨大な男だった


死神「こいつはさ、実験体、人に3つの能力を操れるかどうかのね〜まあ、安定させるために人の領域を超えちゃったんだけどね〜」


高藤「最低!」


死神「なんとでも、言え!行け!実験体!」


実験体「グルワアアアアア」

実験体の能力が高藤目掛けて打ち出される


高藤「きゃああああ!」


ドッガアアアアン



続く


























二話も読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m

μω(ミューオメガ)です。

応援やアドバイスなど励みになるのでよろしくお願いします。(*´∇`)ノ ではでは~

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