一,突沸
光溢れる日差しの中、切島修斗は南町LPP学校に足を運んでいた
切島「ふわぁ〜」(寝みぃな、また平和で退屈な1日の始まりか)
ポン!
切島「イダ!」
高藤「おっは〜!」
切島「いきなり叩くなよ!」
高藤「ごめんごめんw」
切島(⬆こいつの名前は高藤華、近所に住んでる”友達”だ)
石田「華くん朝から元気なのはいい事だが、あまりはしゃぐと危ないぞ」
切島(⬆こいつは石田憲、小学校の頃からの”幼なじみ”だ)
高藤「あ!修斗、切り傷あるよ!」
切島「本当だ、気づかなかった」
高藤「待ってね、絆創膏作るから」
高藤華、能力:粘着性のものを作り出す
細い紙を取り出す
石田「待ちたまえ、彼の能力を忘れたのかい?」
高藤「そっか!」
切島「忘れんなよな」
シュウウ〜傷が閉じていく
石田&高藤「再生能力があるじゃん!」
切島修斗、能力:再刄生
切島「この能力のせいでレバー食べなきゃ貧血になっちまう」
石田「傷は癒えても、出た血は戻らないからね」
高藤「メリットもあればデメリットもあるもんね」
石田「僕の能力なんて、加減しなきゃここら一体を吹き飛ばしてしまうかもだからね」メガネクイ
石田憲、能力:衝撃波
切島(あれ?よく考えたら華ちゃんデメリットなくね?)
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学校着
神林「出席取るぞ〜」
切島(⬆この人は神林先生ナイフ教科の教師だ、神林先生は変異能力者では無いが普通では無い)
神林「ところで朝、職員室の窓が割れていた、先生は怒らない、みんなの視覚取るからやったやつ手あげろ」
神林竜之介、能力:五感コントロール
神林「ありがとう、犯人が分かったHRを終わるぞ、平田は後で職員室に来るように」
一同「え!?」
平田「バレてんじゃねえか!先公ぉぉお!」
神林「てへぺろりん」
切島(以外とお茶目だ、しかし、侮れないのも確かだ神林家は先祖代々sp級に加わる実力派一家だ)
切島(ちなみに、級はkp級 sp級 np級 級外(未登録、違法能力者)に分けられている)
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昼
切島「レバー弁当、いつもと変わりばえなくて、味気ねぇな久しぶりに母親の飯が食べてぇよ」
高藤「うちらだって、親の飯食べたいけど変異能力者との接触は1週間だけだし、しょうがないよ」
石田「はぁ〜早く夏休みになって欲しいものだね」
切島「てか、俺らが高校入ってから1年経ったけど、違法能力者なんて出て来ねえよな。」
石田「中学3年生の冬にあった、夜楽町爆破事件って知ってるか?」
高藤「確か、私達の住んでる白布町の隣の町だよね」
切島「それがどうしたんだ?」
石田「その事件の後からパタリとLPSの活動がなくなったんだ」
高藤「確かにそうかも」
石田「しかもこの事例は全国で度々起こってるんだ」
切島「確かに、不思議だよな」
石田「1つこれは推測なんだが、今までの事例を見ると爆破されて1年活動が止まり、その隣の町に軍勢が集まるという法則が見つかったんだ」
高藤「怖い事言わないでよ!も〜」
切島「推測なんだろ?」
石田「ああ、推測だが法則性があるものには、注意が必要さ」
神林「お前ら!伏せろ!」
切島「え?なn」
サイレン「ウーウー!!南方面から、大量の軍勢が接近中、LPSの可能性があるため注意せよ」
ジジジ
サイレン「クンレンデスノデ、シンパイシナイデクダサイ」
切島「先生!訓練なんて聞いてないっすよ!」
神林「訓練じゃあない!違法能力者どもがもう、南をジャックしやがったんだ」
高藤「推測当たったのでは?」
神林「とにかく装備を着用して
LPP管理センターに行くぞ!!」
続く