王都へ
アルス王子:『出迎えご苦労』
三日間のスパランドでの休養を終えて、アルス王子様が養護施設とスパランドの視察に、来ている事を領主公館から公式の書状を送り 王都から迎えの騎士団を待っていた。
アルス王子:『紫電 九紋竜士爵 いや九紋竜領主 世話に成った 養護施設 スパランド 素晴らしかったよ』
紫電:『養護施設とスパランドの施設 公式視察を終えて 無事王都への御帰還をお祈りします』
アルス王子:『一度王宮に呼ぶから 四人で気軽に 遊びに来てくれ 紫電領主』
紫電:『有難う御座います 喜んで訪問させて頂きます』
クロス公爵:『アルス王子様 騎士団がやきもきしてますから そろそろ出発しましょう』
緋:『アルス王子様 道中お気を付けて 良い旅を』
紅:『お気を付けて〜』
茜:『良い旅を です』
アルス王子:『三人にも 世話に成った 有り難う』
サラ伯爵:『出発』
紅:『さようなら〜』
茜:『さようなら です』
あれから、一週間がたち、王宮から僕達四人に、呼び出し状が来て、王都へ行く事に成った。
玄徳:『紫電様 王都では公爵様の屋敷で 宿泊になります』
孔明:『王都迄は 馬車で一日半ですから 三日後の朝 拝謁を申し込んでいます』
玄徳:『公爵様に宿泊のお礼と 王様への御謁見の手順の確認を御願いします』
紫電達は馬車で、王都の公爵邸へ向かった。
緋:『商業都市ブランド領主 紫電 九紋竜士爵様 御到着です』
門番に僕が到着した事を、緋が告げてくれた。
公爵家の執事さんに連れられて、公爵の執務室へ通された。
公爵:『着いたか紫電 屋敷の離れを 宿替わりに使ってくれ』
紫電:『有難う御座います 遠慮無く使わせて戴きます』
公爵:『王宮には 連絡を入れておいた 明日の朝 馬車で第二の門に 乗り着ける要に』
緋:『商業都市ブランド領主 紫電 九紋竜士爵 アルス王子様に 拝謁を賜りたい』
アルス王子様に会う為王宮に入ったが、さすがに平民出身には、お上りさん丸出しに成ってしまった。
王宮の大きさや豪華さに目を捕られた。
謁見の間に通されたら、目の前にアイン国王様とノエル王妃様が座っていた。
王様:『九紋竜士爵 顔を上げてくれ 良く来てくれた』
紫電:『国王様 王妃様 謁見を賜り有難う御座います』
王妃様:『九紋竜士爵 アルスの友人に成ってくれたとか 感謝しますよ』
紫電:『平民上がりの 私達で良かったのでしょうか 獣人三姉妹まで 友人と言っていただきました』
緋:『紫電様の従騎士で 竜人族の 緋と言います』
紅:『猫耳族の〜 紅〜』
茜:『犬耳族の 茜と言う です』
緋:『九紋竜三姉妹も お礼申し上げます』
王様:『王家の人間には 王宮の外の事を 民衆の事を正確に教えてくれる 信頼出来る友が必要なのだ』
王妃様:『特に貴方達のように 弱者の為に戦う力と 良心を併せ持つ人が アルスに必要なのです』
王様:『アルスが 正道から外れたら 叩き戻してくれ』
紫電:『陛下の期待が重いですが 私達に出来る限りの事は やって見ます』
王子:『九紋竜兄妹 国王陛下の言葉を聞け』
王様:『紫電 九紋竜(士爵)を(男爵)に陞爵する』
王様:『緋 九紋竜(騎士爵)爵位相当に(士爵)爵位を叙爵する』
王様:『紅 九紋竜(騎士爵)爵位相当に(士爵)爵位を叙爵する』
王様:『茜 九紋竜(騎士爵)爵位相当に(士爵)爵位を叙爵する』
王子:『緋(士爵)にシルバー章を授ける』
王子:『紅(士爵)にシルバー章を授ける』
王子:『茜(士爵)にシルバー章を授ける』
王様:『紫電 九紋竜男爵を ガラ国(特殊外交官)に任ずる』
王様:『緋 九紋竜士爵を ガラ国(特殊外交員)に任ずる』
王様:『紅 九紋竜士爵を ガラ国(特殊外交員)に任ずる』
王様:『茜 九紋竜士爵を ガラ国(特殊外交員)に任ずる』
王子:『紫電(男爵)にガラ国(特殊外交官章)を授ける』
王子:『緋(士爵)にガラ国(特殊外交員章)を授ける』
王子:『紅(士爵)にガラ国(特殊外交員章)を授ける』
王子:『茜(士爵)にガラ国(特殊外交員章)を授ける』
王様:『紫電 九紋竜男爵 ガラ国特殊外交官 頼んだぞ』
王子:『紫電 よろしく頼む』
緋:『紫電様 私達獣人が貴族に成って 良いんでしょうか』
紫電:『僕達 クロス公爵領の特殊外交官から ガラ国の特殊外交官に成ってるんだから 多分良いんだよ』
公爵:『陛下大変です 東の竜の山で噴火です』
王様:『火竜が暴れて居るのか 只の噴火なのか解って要るのか』
公爵:『紫電 竜の山の調査を頼む』
紫電:『火竜が暴れて居るのかと 御伺いでしたが 東の竜の山には 火竜が居るのですか』
公爵:『竜の山が噴火する度々 竜の山には火竜が火をはいたと 噂する者が出る』
王様:『任命式直後で悪いが 調査を頼む九紋竜兄妹』
紫電:『了解しました 九紋竜兄妹 竜の山の調査を 御請けします』