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異世界から来た男  作者: 関羽雲長
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商業都市ブランドの大改修

ダンジョン修行を、黒狼達大人チームを残し、商業都市ブランドへ帰って来た。

街中を見渡すと、けっこう浮浪児が目立つ、こんなに浮浪児が多いのはなぜなんだ。

公館に戻って、玄徳にたずねてみた、親が亡くなり孤児に成った者や、貧困で置き去りに有った子供達です。

紫電:『小さな子供が宿無しって 子供達の養護施設は無いのか』

玄徳:『そんな資金がどこに有るんですか 少なくとも一億ギルから三億ギルの金 何をするにも金が要るんです 私達も必要なのは分かって要るんです』

紫電:『分かって無かったのは僕だったか 暫く都市を留守にするよ』

緋、紅、茜、小狼を連れて、他国や他領へ行って山賊退治、海賊退治、サルベージ、他国のダンジョンを制覇し、森の魔物を討伐して、金を集めるだけ集めて、2ヶ月ぶりにブランドに帰って来た。

財力と透視力を使って、油田を2つ、金鉱脈を4つ見つけた。

玄徳:『領主様が 2ヶ月も音沙汰無しとは 何を考えているんですか』

紫電:『玄徳 これだけ有れば 養護施設を 建てても良いよね』

玄徳:『な なんですかこれ 国家予算並みの資金ですか 分かりました 養護施設の建設を許可します』

商業都市ブランドの、大改修工事が行われた。

都市中心部の昔の城跡地を、買い取り建設予定地にした。

都市中心部の整地中に、温泉の源泉を見つけた為、用地を変更して、都市の北部、公館の隣の空き地を買い取り、公館はそのままで公邸を縮小し、養護施設と学校を作る土地を確保した。

養護施設の建設を急ピッチで進めた。

養護施設は、16才以下とし、学校は18才以下で教育する事にした。

実は、有る事件で知り会った、少女達のおかげで、九紋竜商会に、新しい計画を考え付いていた。

マキと言う15才の少女は実に頭が切れる、天才とは彼女の事だと思う。

統率力が有り、計算は速い、読解力は有る、応用力も有る、記憶力も抜群だ。

僕は速攻で彼女を懐刀にする為に、九紋竜商会に雇う事を決めた。

チェーンさんが、マキを3ヶ月で、大商人に育ててあげると、太鼓判を押してくれたので、15才のテンコ、アキコ、ユウコ、14才のリョウコ、13才のウミカの五人の教育も頼んだ。

養護施設が完成し、浮浪児や孤児の収容を急いだ。

都市中心部の昔の城跡地から出た、温泉の源泉を整備して、まずは源泉の調整設備と、内風呂と宿泊施設を造って、温泉付きの旅館から始めた。

マキを中心に六人の少女達に、旅館の経営を任せてみたが、僕の理想と違う。

紫電:『マキ 一緒に来てくれる』

街外れの木漏れ日亭に、やって来た。

紫電:『ライズさん お久しぶりです』

ライズ:『紫電様 いや御領主様と言うべきですね』

紫電:『紫電で 結構です』

ライズ:『それで どうしました』

紫電:『失礼ですけど 相変わらず客が 入って居ませんね』

ライズ:『街外れですからね』

紫電:『都市中心部の昔の城跡地に 温泉付きの旅館を オープンしたのは 知っていますか』

ライズ:『失礼ですが 立地は良いのに 客が入って無いですよね』

紫電:『あ痛たた それで相談なんですが 今の旅館を 温泉施設をメインに 宿泊施設 食堂 軽食コーナー 遊技場を 備えたスパランドに造り変えたいと 思っています』

ライズ:『そんな物が出来たら 家は潰れてしまう』

紫電:『ライズさん スパランドの宿泊施設を こちらの木漏れ日亭で 経営してくれませんか』

ライズ:『どういう事です』

紫電:『僕の理想の旅館は 木漏れ日亭なんですが この子達では 何か違っていて』

紫電:『スパランドは 九紋竜商会が経営しますが 宿泊施設を木漏れ日亭として 経営して欲しいのです』

サン:『何を かってな事を 言ってるんですか』

ミント:『あら 良い話しじゃない 都市中心部に 新しい旅館を開けれるし』

パフェ:『兄さんは ここが良いなら 一人でここをすれば』

紫電:『そ それは困ります 僕の理想の木漏れ日亭は 家族的な所が 大変気にいっているので 家族全員で来て欲しい』

マキ:『紫電様 私はなぜ連れて来られたのですか』

紫電:『マキ ライズさん家族から 宿泊施設の経営のノウハウを 教わってくれ』

マキ:『他の都市や町での 経営の為ですね だったら 私達全員で 宿泊施設を手伝って 教わら無くっちゃ』

紫電:『ライズさん 九紋竜商会の支配人マキ 他五人の少女達を お願いします』


養護施設の子供達が、働きたいと言い出したのは暫くしてから、九紋竜商会でアルバイトに雇う事にして、温泉施設の前に屋台を出店させた。

温泉施設で働きたい子や、ライズさんをお手伝いしたい子が出て来て、働き手がえらく多くなってしまった。

子供達:『紫電様 施設をもっと 大きくしようよ』

子供達に一番人気の仕事が、ライズさん家族の手伝い。

自分を家族同様に、扱ってくれるのが、嬉しいらしい。

マキ:『小さい子達も 働きたいなら スパランドも運営できるかもね』

紫電:『みんなが 一生懸命働いてくれるなら 城跡一杯のスパランドに造り変えるよ』

子供達:『みんなで働くぞ〜』『お〜』

スパランドの建設が始まった。


養護施設の5歳前後の子供が、特にライズさんの宿泊施設を、お手伝いしたくて、アルバイトの希望が多い。10歳位の子供は、お風呂屋さんがやりたくて、15歳位の子供は、軽食コーナーや、食堂をやりたい希望者が多い。

希望者全員を、アルバイトとして雇う事にする、4〜6歳の子供は、1日2時間、7〜10歳の子供は、1日4時間、11〜16歳の子供は、1日6時間迄を仕事の時間にした。

僕は、全自動券売機、完全防水掃除機、全自動掃除機、軽量掃除機、全自動乾燥洗濯機、全自動食器洗浄器、巨大冷凍冷蔵庫、鍵付きロッカー、鍵付き下駄箱の製作に勤しんだ。

台数がある程度要るので、大変だった特に全自動洗濯機が入水の仕掛に苦労した。

全自動券売機は、宿泊施設受付と、各屋台前と食堂前に、設置した。

完全防水タイプの湯船掃除機と、床の掃除専用の全自動掃除機は、防水タイプで風呂場の床を、普通タイプを館内フロアと宿泊施設のフロアで可動させた。

軽量掃除機は、小さい子供達でも使える様に造った。

全自動乾燥洗濯機は、宿泊施設の裏にまとめて設置した。

全自動食器洗浄器は、屋台の裏と食堂の作業場裏に設置。

更衣室に鍵付きロッカーを並べた、鎧を入れるのでかなり大き目だ。

鍵付き下駄箱は、膝迄のレッグガードが入る大きさで、スパランドの入口横に設置。


ライズ:『さあ 子供達スパランドオープンするよ』

マキ:『みんな準備は良い 頑張ろうね』

子供達:『おぅ〜』

スパランドの使用時間を、入浴のみは朝6:00から夜11:00迄

泊まりは夜11:00から朝9:00迄にした。

冒険者の客用に、ロッカーや下駄箱を、特別に大きい物にしたし、子供達が働くので、スパランド館内は、完全禁酒・禁煙を、徹底して守らせた。

文句を言う客や暴れる者は、領主権限で叩き出した。

紫電:『マキ 暫くは僕も顔を出すけど 口は出さないから 基本マキが中心に成って 皆なをまとめてくれ 改善策や改善案は聞くし金も出すから』

マキ:『任せてよ 六人の九紋竜商会社員で まとめて見せる』

紫電:『チェーン顧問も 指導しに来るらしいから しっかりな』

僕は、次の仕事に掛かる。


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