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異世界から来た男  作者: 関羽雲長
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紫電ガラ国王都へ帰還

朝風呂から、昼食迄の時間の為か、一人締めだ。

紫電:『ふう 久しぶりの一人の時間だな』

紫電は、国王アインへの報告を後にして、スパランドの湯船を一人満喫して、体を癒していた。

紫電:『ああ 生き返る』

本来、ルネス領は、温暖な気候のはずが、異常気象で吹雪の舞う雪国に、成っていたから体が強張っていた。

さらに、何時も三姉妹の目が光っているので、気が抜けない。

紫電は、今回の任務が、無事終わってほっとしていた。

紫電:『ん 誰か他のお客様が入って来たようだ』

入って来た客が、後ろから声を掛けて来た。

アイン国王:『紫電 王に報告もせず 風呂とは 良いご身分だな』

紫電:『アイン様 気が付きもせず 御無礼致しました』

アイン:『冗談だ 許せ』

アルス王子:『紫電 クルド領主から連絡が来たよ』

紫電:『アルス王子様も 居られたのですか』

アイン:『紫電を 次の領主にするから 養子にくれとな』

アルス:『凄く 気に要られた様だね 紫電』

アイン:『即 断ったがな するとクルドの奴 紫電に領主を譲って隠居すると言う』

紫電:『アイン様 今直ぐクルド様の 領主継続の引き留めを御願いします 最低でも領主代理に任命して 領地経営を御願いして下さい』

アイン:『すでに連絡済みだ』

アルス:『クルドの隠居は 今は認め無い 紫電は王都で 副公爵にするとね』

クロス公爵には、紫電を副公爵に陞爵させたいから、サラから独立させる説得を頼むと、連絡したらしい。

副公爵の爵位とは『緋 偉い事に成ってしまった 風呂から上がるよ』【テレパシー】で三姉妹に連絡を入れた。


王宮の謁見室にて

アイン:『紫電を副公爵にして 三姉妹も辺境伯に陞爵させるから 領地経営を頼んで良いか』

紫電:『僕自身が 名前だけの領主ですから 妹達には無理ですよ ブランドみたいに 優秀な執務官が絶対必要です』

緋:『アイン国王様 私達は奴隷でも構いませんから 紫電様と一緒に居させて下さい 領地は要りません』

アイン:『言い方が悪かった様だ 紫電に領地経営を頼むつもりで 三姉妹を紫電から離す気は無い 九紋竜兄妹の手柄に対する褒賞なので 爵位は受け取って欲しい』

アルス:『紫電に領地経営を頼むのは 紫電達の発言力を強くする為なんだよ 爵位よりも領地の広さが 影響する場合が有るからね』

紫電:『しかし 辺境伯は分かりますが 副公爵は聞いた事が無いですが』

アイン:『ガラ国では 公爵家は侯爵を纏める為の名誉職で 一人しか就けてやれんが 紫電は侯爵より上の副公爵に就ける』

アルス:『三姉妹は辺境伯で 侯爵と同位の位を 持つ事になるんだよ』

公爵並みの発言力と、侯爵を三人部下にした様な感じか、たった四人の爵位だけれど、貴族の権力争いに捲き込まれるかも知れないな。

紫電:『アイン様 僕は平民出身でしたから ガラ国の貴族はクロス公爵様とサラ侯爵様とフドラ侯爵様とクルド辺境伯様しか知りません こんな僕では 領地経営は無理です』

アイン:『しかしな お前の立場は クロス公爵家の筆頭家臣だぞ サラ侯爵の上役の立場になる』

紫電:『え~ 何故サラ様の上役なんですか』

アイン:『爵位の順位で サラの上に成ったからな』

アルス:『ガラ国筆頭クロス公爵と同位の ガラ国の最上位だぞ』

紫電:『え~ 何故 何時の間に 副公爵は名誉職じゃ 無いんですか』

アイン:『お前な 国王に ここまで自由に意見が言える臣下が 何人も居ると思うか?』

アルス:『ワイ国のバーグ国王の友人 そして私の友人として 国内外に知れわたる貴族が 他に居るか?』

アイン:『そんな九紋竜副公爵には 領地を経営して欲しい』

紫電:『狭い領地だけど領民に慕われて居る領主に 僕の替わりに 少しずつ領地をあげて 領地経営を頼んで下さい』

緋:『私達は 今の特殊外交任務が楽しいので 他は望みません』

紅:『九紋竜商会と賢狼達が居れば~』

茜:『今のままで充分楽しいの です』

九紋竜商会が、国内に広く展開して来たので、かなりの収益が上がり始めている、その為資金面は充分だし、商業都市ブランドの食材や料理も充実して来ていた。

これ以上は過分すぎる。






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