表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界から来た男  作者: 関羽雲長
13/26

フラ様の気持ち

王都へ戻った九紋竜四兄妹は、冒険者ギルドへ急いだ。

ギルドの中に入って、フラ様の姿を探して見た、居た、ギルドマスタージョンと、何か言い交わしていた。

紫電:『フラ様 ちょっといいですか 貴女はライ様の御令嬢ですか』

フラ:『ええ 大きい声では言えませんが そうです』

紫電:『貴女は 結婚していますか』

フラ:『いいえ まだですけど』

紫電:『心に決めた人とかはいますか』

フラ:『失礼な人ね』

フラ様が赤く成ってそっぽを向いたので、好きな人がいるんだと読んだ。

困ったな、バーク国王にどう言おう。

ジョン:『紫電様 良い時に 声を掛けてくれた』

紫電:『どうしたんです』

ジョン:『紫電様は ワイ国の王子様を知らないか』

紫電:『ワイ国の王様は さっき迄会って居たけど』

フラ:『私と同じ年位の王子様です 二年前に王様と二人ガラ国の王都へ行かれる その前にドランへ寄って下されて その時にお見かけして それ以来御慕い続けているの』

紫電:『国王様から ドランの領主の娘を 妃にしたいから 見合いをお膳立てしてくれって 言われたんだけど』

フラ:『嫌よ 王子様をお慕いしてるのだから』

緋:『フラ様 ドランに寄った 王様って王子様と同じ位の年の人だった』

フラ:『何 馬鹿な事を言うの 王子様の御父上なのに 同じ年頃のはず無いでしょう』

緋ナイス、そうだよな、王家が代替わりしたんだ、間違いない。

紫電:『取り敢えず ワイ国に行って 見合いの話しを してくるよ』

紫電:『緋と紅と茜は フラ様をドランに連れて行くから 捕まえてくれ』

フラ様は三人に抱き上げられて、動け無い様にして【テレポート】でドランの領主公邸に移動した。

紫電:『ライ様 ワイ国のバーク国王様とフラ様の 御見合いが決まりましたので ドラ様 フラ様の衣装と化粧の御用意を御願いします』

紫電:『緋 三人でフラ様が逃げ出さない様に 見張っていて』

緋:『分かりました 絶対逃がしません』

紫電:『折り返し バーク国王様を お連れします【テレポート】』


紫電:『バーク国王様 フラ様との 御見合いの件 段取り出来ました 今から移動します 失礼します【テレポート】』


バーク:『何が起こった ここは』

紫電:『目の前の公邸に見覚え無いでしょうか』

バーク:『ドランじゃないか ドランだ』

紫電:『ドラン領主 ライ様に ワイ国 国王 バーク様の御来国を伝えてくれ フラ様に婚礼の申し込みだと』


ライ:『バーク様お久しぶりです 本当に フラを妃に御望みでしょうか 夢の様です』

フラ:『離しなさい 私は王子様を御慕いしているのです 王様では有りません』

バーク:『フラさん 貴女を私の妃に いただきに参りました』

フラ:『え 王子様 え どういう事』

紫電:『ワイ国は 王家が 代替わりしたんだと 思いますが』

フラ:『きゃ〜 私たら恥ずかしい〜』

ライ:『バーク様 こんな娘ですが よろしいでしょうか』

バーク:『二年前から 妃にするなら ライ領主の令嬢をと思っていました』

フラ:『私も二年前から 御慕いしていました』

紫電:『では 両家共に 異論は無いでしょうか 正規の手続きを御願いします』

両家から正式に使者を出して婚礼の申し込みと、ガラ国の国王様にも報告を御願いして、僕達はバーク国王様をワイ国へ送って行った。


紫電:『バーク様 外出していた事は ご家来に知られずにすんだ様ですね』

緋:『バーク様 お幸せに』

バーク:『紫電殿 私の友に成ってくれないか 頼む』

紫電:『私は 成り上がり者ですが よろしいでしょうか』

バーク:『ぜひに頼む もちろん妹達もな 公式の場以外は呼び捨てで頼む』

紫電:『ガラ国のアルス王子様と同じですね 私達はガラ国のアルス王子にも友にと頼まれ 友人になりました』

紫電:『平民の目で見て おかしい所は 遠慮しないで 指摘しますが よろしいでしょうか』

バーク:『よろしく 頼む 遠慮は無用だ』

紫電:『こちらこそ よろしくお願いします』

茜:『バーク様 お友達に成ってくれて有り難う です』

紅:『アイン様に報告〜 紫電ガラ国帰る〜 バーク様バイバイ〜』

緋:『バーク様 すみません 茜と紅 駄目でしょ』

紫電:『バーク様 これにて失礼します』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ