表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海の声  作者: 如月アル
92/195

意外なアンサー

部屋に沈黙が続き、俺はハッとして自分の発言を振り返った。

泊まってきなよ…だと?!

うぉぉ!何言ってんだよ俺ッ!!いくらなんでも泊まってけはナイだろっ、年頃の男女なんだしッ…てかこの空気、気まずッッ!!なんて言い訳すれば…


『いい…の?』


「ぅえあのッ、ごめんコレは言葉の誤というか何というかッ…って、え?」


『セイジ、お前変なコト考えてんだろッ!!泊まってけなんてよくそんな事言え…』


「えっ、いいの?その…海美がいいなら泊まってきなよ。」


『はぁ?!ちょっ…どゆことーッ?海美ねぇはなんて言ってんだよ?!』


『その…私、家帰ってもツライだけだし…良かったらもっと…その…あ、美雨ちゃんとお話しもしたいし♪』


「俺は全然ッ、それならその…ゆっくりしてって…下さい。」


『オイっ、セイジッ!、翻訳ッ!!』


…海美が泊まる…んだ。

ドキドキと波打つ心臓の音を落ち着かせようと胸をギュッと掴んだ。

その指先にまで鼓動が伝わってくる。

2、3度深呼吸をして冷静になりつつある頭の中にボヤけた文字がはっきりと浮かびあがる。


"海美が俺んちに泊まる"


『おいセイジ、汗ちょーヤバいコトになってるけど変なコト考えてんじゃないだろなぁ??』


「別にそんなコト…無いぞ!!」


『だめだなこりゃ、海美ねぇが泊まるって言ってるなら今日はこのニホンエロオオカミをボクがずっと見張ってやんなきゃいけなそうだなぁー。』


海美がまた"ふふふっ♪"と笑って俺は少し冷静になった。

そうだよ、美雨だって泊まるんだから別にキンチョーなんてする事ないんだよなっ。


『てかセイジの親はイイって言うのかぁ??実質ボクだけお泊りってカタチになっちゃうんだろっ??』


「うわっ…そうかぁ、そうだよな。俺の親は変なとこ緩いクセに厳しいとこ厳しいからなぁー…良いって言うわけ無いよなぁー…」


『取りあえず聞いてみればっ??無理そうだったらボクが頑張ってやるからさっ♪』


"ボクが頑張る"って何だよ。まぁとりあえずダメ元で聞いてみっか。

つーか美雨が泊まんなきゃいい話じゃねーの?


…いやっ、何でもない。そんなの俺がどうかなっちまう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ