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海の声  作者: 如月アル
87/195

見え方

下へと降りると母さんがエプロン姿のままソファーへと腰掛けテレビを見ていた。


「母さんっ、さっきのアレ誤解だかんなッ!!」


母さんはゆっくりと振り返り、ニヤッと不敵な笑みを浮かべ、何も言わずにテレビへと視線を戻す。


何なんだよッ、まじウゼェーッ!!


俺はお盆を手に取り、おかずを小皿へと移していく。そして、その姿を見た母さんがふと悲しげに言う。


『なぁーんだ、2階で食べるの??せっかく美雨ちゃんと色々お話できると思ったのに。』


いや、しなくていい。マジで迷惑だから…


俺は無言のまま部屋へと戻り、テーブルの上へ夕食を並べた。


『うっわ、うまそーだなぁー♪ケド、ボクんちにもご飯あるんだよなぁー…海鮮丼。ま、いっか♪』


いや、ちゃんと連絡しとけよ…というかだからなんだよ!!うまそーだナァッ!!海鮮丼!!えぇ?


『なんかごめんねぇ…けどすっごい嬉しいよ♪こんなフッツーのご飯久しぶりっ♪』


申し訳なさそうに言う海美には申し訳ないが、"フッツーのご飯"は無いだろ、これでもいつもより豪華だぞ。


『いつもひじきばっかりだったからなぁー…』


「そっち?!?!」


『何だよセイジ!!海美ねぇ?』


『あんまり他の食べるとびっくりさせちゃうかなぁーって思ってさ…』


「いや…お代わりあるからいっぱい食べて。んで?そー、海美だよっ。いちいち聞くなよー、オレ通訳じゃねんだからさぁ。」


『ありがと♪それじゃ、いただきます♪』


『だったらいちいち海美ねぇの言葉に反応するなぁ。気になるだろ。』


「どーすりゃいんだよ!!シカトなんてできねーぞ俺は!!」


『あ、そっか。って、おおぉぉ♪海美ねぇが食べてるッ!!』


そっか…コイツには空中に浮かぶ箸とおかずなのか。ってどう見えてんだろ。めっちゃ気になるわぁー…


「なぁ、美雨にはどー見えてんの?」


俺は海美の方を見て言った。












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