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死にたがりのステータス

前回のあらすじ


門番で詰んだ


「んーーパン美味しい!」


私は、街の中央にある広場の噴水の前で、焼きたてのパンを食べていた。

門番はどうしたかって?

寝てるよ?疲れてたみたい。

ついでに門番さんが寝てる間、悪い人に何も盗まれないよう門番さんの持ち物を全部預かっておいた。


いやーさすが私!超優しい!


「ごちそうさま!さてと、行きますか。」

この広場に来る途中でいかにも冒険者な人達が

集まっている所があったからそこに行こう。

きっといろんな情報がある。

私はこの世界の事をまだ何も知らないから行かない手はない!

私は、人が集まっている場所に向けて足を動かす。


「冒険者ギルド…わかってたけど人多いなぁ。私でも会話できそうな人いないかな…」

人混みの中を歩きながら話しやすそうな人を探す。


ん?みんな並んでるあの列なんだろ?

奥にあるのは…受付か!

受付のお姉さんも話しやすそうだし私も並ぼう。


列の最後尾に移動する。


「ねぇねぇ君、1人?」


「っ!」

前にいる男2人組のうちの1人が話しかけてきた

金髪でチャラチャラした感じの見た目だ。

苦手なタイプの人だたのでつい顔をしかめてしまう。


「コラ!お前なにしてんだよ!彼女嫌がってるだろ!すまない、うちの連れが迷惑を」

もう一人の黒髪の男がチャラ男を叱る。


「いえ…大丈夫、です」

本当は怠惰(ベルフェゴール)を使う寸前だったけど


「いやーごめん、ごめん 女の子が1人でギルドに来てるのって珍しいからさー 気になってつい声をかけちゃった! イダッ!」


「お前は少し反省しろ」

黒髪の男に頭を叩かれたチャラ男は頭を抱えて悶絶している。


「本当にうちの連れがご迷惑をおかけした、申し訳ない。」

黒髪の男が私に頭を下げて謝る。


「自己紹介が遅れたね、俺の名は、コーザ こっちは、クーガだ、よろしくな。」

黒髪の男はコーザ、金髪のチャラ男はクーガと言うらしい、私はコーザの言葉に対して頭を小さく縦に振って答えた。


「君の名前は?」


「…紅葉です。」


「モミジか、変わった名前だね。それで君は何しにここへ?クーガも言ってたけど本当に珍しいんだ、女の子が1人でギルドに来るのは、実際かなり目立ってるよ」


コーザの言葉を聞いて辺りに視線を移すと、私は多くの人達に注目されていた。


目立つの嫌だし、ギルドにいる間はこの人達といることにしよう。


「私がここに来たのは、いろいろな情報を知るためです。」


「情報?例えばどんな?俺が知っていることだったら教えるよ」


「…それじゃあ」


それから私はいろいろなことをコーザから聞いた。

この街の名前はスゥーリアと言うらしく

スゥーリアの北には帝国ガレオンというとても大きな国があるそうだ。

次はそのガレオンを目指してもいいかもしれない。


スキルについても聞いてみた。

どうやらこの世界にはスキルの他にステータス、レベル、魔法が存在し、これらは自分のものであればいつでも確認できるようなので、ギルドを出た後確認してみよう。


そしてモンスターの事も教えて貰った。

なんでもこの時期は、街の近くの森にキマイラという危険なモンスターが出現するためあまり森には近ずかないほうがいいらしい。


冒険者ギルドでは何をするのかも聞いた。

ギルドでする事は大きく分けて三つ

初めてギルドに来た人は受付で冒険者登録をする。

ギルド提示版で仕事を見つける。

ギルド内の酒場で冒険者同士で情報を交換し合う。

これが主に冒険者がギルドでしていることらしい

私はギルドに初めて来たのでまずは冒険者登録だ。


「なぁーそろそろ俺も話に混ぜてくれよー」

今まで黙っていたチャラ男に我慢の限界がきたらしく話に無理やり入ってこようとする。


「モミジちゃんはギルド初めてだったんだな!最初は不安な事が多いと思うから俺が助けてあげよーか?」


「結構です。」

この世界来て初めてはっきりと口にする。


「馬鹿やってないで行くぞ!受付、もう俺らの番だぞ!」


「わぁかったよ!それじゃモミジちゃん、またねー!」


「…」

私はチャラ男の言葉に無言で返し、自分の順番が来るのを待つ。


「次の方どうぞー」


順番が来たので受付に向かう。


「今回は、どのようなご要件ですか?」


「あの、私初めてで…登録したいんですけど。」


「はい、かしこまりました、それではこちらにお名前の記入をお願いします。」


言われた箇所に名前を書こうとして気がつく。


私…この世界の文字書けないじゃん。


「…すいません。私、文字書けなくて、変わりに書いてもらってもいいですか?」


「かしこまりました。それではお名前を教えてください。」


「紅葉です…うぅ」

いくら違う世界とはいえ自分の名前も書けないのは恥ずかしい。


「モミジさんですね。それでは冒険者登録証明書の発行のため銀貨三十枚、必要になります。」


私は門番さんから預かっておいた荷物の中から

銀貨と銅貨の入った袋を取り出し、銀貨三十枚を受付のお姉さんに渡す。

預かっていると言って使わないとは言ってない。


「はい。確かに銀貨三十枚確認しました。それではこちらが、初級冒険者の証、ブロンズプレートになります。」


受付のお姉さんから、銅でできたドックタグのようなものを受け取る。


初級ということはまだこの上の階級があるということだろうか?

まぁ今はいいや、それよりも


私は受付のお姉さんにお礼を言い、さっきまでいた噴水のある広場の方に向かった。


「それじゃあ、確認しますか。」


私の力を


私は広場のベンチに腰を下ろして心の中でこう唱える。


『ステータス』


情報が頭の中にに流れ込んでくる。



雨宮(あまみや) 紅葉(もみじ)

種族【ドッペルゲンガー】LV1

ステータス

HP 100/100

MP 1000/1000

SP 100/100


攻撃力:100


魔力:1000


防御力:100


速度:1000


スキル

【闇魔法LV3】【即死魔法LV1】【影魔法LV10】【幻惑魔法LV5】【自己像幻視】【霊体化】【怠惰(ベルフェゴール)】【不死】


称号

【怠惰の悪魔】【不死者】




どうやら私は、人間を辞めていたらしい

















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