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死にたがり異世界転生

はじめに

この作品は、作者が軽い気持ちで書いているため

違和感や矛盾点が多々あることが予想されます。

これらの要素が苦手な方は、すみやかにこの作品を切り他の作品に移ってください。

ただ死にたい そう思っていた。


ただ消えたい そう願っていた。


でも、どうやら世界はまだ私を殺してはくれないらしい






「…ここは?」

目が覚めた時そこは見慣れない場所だった。

「森の中?」

そこは不気味なほど静かな森の中だった。

困惑しつつもどうしてこんな場所にいるか考える。


「確か私は…」


数時間前


「…これがそうですか?」


雨宮 紅葉は人気のない路地裏で怪しい黒ずくめの男から荷物を受け取っていた。


「はい。この薬を飲めば痛みも苦しみもなく眠るように死ぬことができます」


紅葉は袋の中身を確認した後、男に礼を言う


「…それでは雨宮様私はこれで失礼させて頂きます」


男と別れた後、紅葉は足早に目的地に向かう

何年も願い続けてきた願いを叶えるために…


これでやっと楽になれる!

これで苦痛なく死ぬことができる!


そう思うと自然と足が速くなる。

自分の脚が速くなったことに私は自分が最低な人間だということを再認識する。


今から自殺するのにこれほど心踊る人間が自分のほかにいるのだろうか…


紅葉は自殺志願者だ。

紅葉には自分の死に対して譲れない事がある。

それは自らの手で苦痛なく死ぬこと、他人の手で死ぬのは絶対に受け入れない、女の子である。

そんな彼女が早足で向かっている場所は、これから自殺する場所である。


紅葉は人気のない山を登っていく、運動神経ゼロの紅葉には軽い坂道ですら厳しい。

息を切らし、足が重くなってきたところで目的地にたどり着いた。

「はぁー はぁー ついた…」

それは、あの世に繋がっているのではないかと錯覚させるほど真っ黒な池だった。

「人は…いるはずないよね。」

念のため周りに人がいないことを確認し、 紅葉は事前に用意していた小舟に乗って池の中心に向かい、袋から取り出した薬を口にする。


「うぇ!思ったより苦いなぁ

何々、薬の効果は10分程度で効いてくる…か

私の余生はあと10分…

ならこれは最後の晩餐だね。」


私は持参した砂糖とミルクが多めの缶コーヒーを口に含み優しい甘みとほろ苦さが体に行き渡るのを残された時間堪能する。


「ふぅー …美味しいなぁ そろそろかな。」

腕時計を確認すると薬を飲んでから8分経過していた。徐々に手足の先が動かなくなっていくことに気づき死を知覚する。

完全に動けなくなる前に小舟を壊す。

自分が眠りにつくと同時に深く深く沈むように、

誰にも触れられないように、

そんなことを思いながら、

私は深い眠りに沈んだ。



はずだった



「私…死ねなかったのか。」

紅葉は数時間前に自分に何があったのかをおもいだし、そう口をこぼした。



最悪だ



やっと楽になれると思ったのにこれだ

人が期待すると

希望を持つと

世界は過剰ほどに牙を剥く

だから私は死を選んだのに


…もう終わらせて


『スキル【不死】を取得しました。』

『スキル【怠惰(ベルフェゴール)】を取得しました。』


「………」

バタッ


私は耐え難い現実に気絶した。










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