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生贄竜の見る色は・・・・・  作者: 終夜イブキ
アクマの森の仔〜暁〜編
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【十五話 悪魔の森の仔~【悲報】橙色の悪魔の手の中で呪いは灰に·····そして~】

お久しぶりです。前話の話から約一年ちょっと振りの投稿・・・・・・本当にお待たせしました!!

しかし今回短い、まだ続く、主人公あんま出てこない。

それでも良ければ読んでやって下さい。


マーリン(未知の悪魔)が現れるのと同時に、部屋中に頭の中ををドロドロに溶かされそうな程の、甘い甘い密を滴らせた花のような或いは腐る寸前の熟れた果実のような香りに支配された。


「ふふふ♪」


兄の身体に跨がる、彼の理性を奪い誘惑する香りを放つ半魔の少年───マーリンは妖艶に嗤う。


「(いつの間にっ!?物音どころか、気配すらしなかった!!それより───)」


流石、あのウーサーが作った“(呪)札”。

黒いオーラ効果の御陰か、香りに陥落せず兄の理性は正常に保たれ、身体も動かせる。

マーリンの突然の出現に驚きはしたものの、幸か不幸か今彼は“(呪)札”を貼れる距離にいる。


「(今が好機っ!!)」

「!?」


目にも止まらぬ速さで、兄は持っていた“(呪)札”をマーリンの胸部に叩きつけた。

それと同時に“(呪)札”の黒いオーラがマーリンを覆う。


「(よしっ!これでこの半魔を───!?)」


マーリンの動きが止まったのと同時に、兄は彼を捕らえ様と動いたが・・・・・。


「いったいなぁ!おにぃさん、いきなりボクの胸触るなんてせっかちだよねぇ♡

そんなに待ちきれなかった?ボクに食べられたかったの?」


それは目を疑う光景だった。

マーリンの全身を覆い尽くす前に黒いオーラがフッ、と消えてしまったのだ。

黒いオーラが消えてしまったせいなのか“(呪)札”ははらりと剥がれ、兄の腹の上に虚しく落ちた。


「ん、むぅ?あっ、それ!さっきからやぁな感じの気配が部屋中にしてると思ったけど、その趣味の悪い紙のせいかぁ」


“(呪)札”は黒いオーラを放っている筈なのに、兄の体に跨っている半魔は全く効いている様子がない。

それどころか兄の手からスルリともう一枚の“(呪)札”を奪う。

マーリンの手に渡ってしまった“(呪)札”は、変わらずドス黒いオーラを放ってるのにも関わらず、何の異変も起こしていなかった。


「(な·····にが、起きているんだ?)」


兄は目の前で起こる光景にただ驚愕するだけで、思考が追いつかない。


「うわっ、何この黒いオーラ?それにこの苛つく気配···あの曇天頭の魔術か呪い?

あー!もしかしておにぃさん、こんなただたちょっとヤな感じさせるだけの、退魔?呪い?しか効果を発揮させない紙切れで、僕を何とかしようとしたの?

残念だけどぉ、魔術も禄に習得出来てないズブの素人が作った物じゃあ、僕を止めるドコロか捕まえる事も出来ないよぉ!アハハハ♪」


橙色の瞳を細め勝ち誇った顔で、無力化した“(呪)札”を兄の目の前でヒラヒラと振るう。


「っ!?(あの凶悪でヤバいドス黒いオーラの何処がちょっとだっ!?

母上と同じ言葉にするのも恐ろしい“教え”の継承者が作ったヤツなんだぞっ!?

確かに弟は魔術に関してはズブの素人どころかポンコツで、本当に手の施しようがない程のダメなポンコツだ!

だがっっっ!!

それを補える程の“教え(呪い)”に関しては過去二番目に(一番は母上)最凶の使い手だ!

魔術には恵まれなくても、弟は“教え(呪い)”に愛された存在なんだ!

その証拠に弟が作った呪物、数多の“教え(呪い)”に触れた敵(主に男)を物理·精神諸共、恐怖と苦痛の絶望の奈落地獄へ叩き落したんだぞっ!!

なのに何故───!?)」


·····ウーサーと母親が完全に呪術師扱いになっている。

特にウーサーの方はめっちゃディスられている。

まぁ、それは仕方ないと思う。

一番ありえない事が目の前で起こってしまっている為、余裕のない兄はそんな事気にしている場合じゃないのだから。

だが、兄が混乱している間も最悪の事態は止められない、というかかなり悪化し彼を追い詰める事になる。


「これ邪魔だから燃やしちゃうね♪」


マーリンがそう言うのと同時に、ボッと炎が現れ彼が持っている“(呪)札”と兄が所持している“(呪)札”を包み込んだ。

ウーサーの“(呪)札”は不思議な(恐ろしい)事に今まで一度も、破こうとしても破れず、水に掛けても全く濡れず、炎に焚べても全く燃えなかった。

勿論、魔術・呪いでもだ(寧ろ返される)。

なのにマーリンが魔術で召喚した赤い炎に包まれたニ枚の“(呪)札”はアッサリと、普通の紙のように燃えて灰になったのだ。

勿論魔術を使用した本人は影響もなく無傷だ。


「!!!!!?」


残りのニ枚の“(呪)札”が完全に燃やされた。

最大の頼みの綱が目の前で無くなってしまった。

その事実が信じられなくなり、兄は完全に思考を停止してしまった。


当然、マーリンは兄の隙を見逃さず、彼の理性を完膚なきまで溶かそうと魅了の香の濃度を上げた。


「うぅ・・・しまっ!?ハァッ、ハァッッ(───体が、熱い・・・・・っこれ、は)」

「ふふ、アハハハハハ♪

ボクの香りいっぱい吸っちゃったねぇ!

ほらほら♡おにぃさん、もう抵抗しないで堕ちちゃいなよ?

ああ、そうそう助けを期待しても無駄ダヨ?

この部屋には誰も入ってこられないようにすっごーーーく固くて強力な結界を張ったから♪

あの毎回邪魔しに来る忌々しい勿論おにぃさんの弟も入っては来れないよぉ。

だから、今夜は誰にも邪魔されずにおにぃさんのおいしそうな精気を堪能できるんだ♪」


そう言って、マーリンは兄の顔を小さな両手で優しく包み込み、彼の緑柱石の瞳と自分の橙色の瞳が合わさるように向かせた。

二つの色が交差した瞬間、兄の思考は更に甘い甘い腐敗した果実の香りに呑まれる。

瞳の光が徐々に消えていく兄の理性にトドメを刺すべく、マーリンは兄の耳に小さな薄桃色の唇を寄せ、悪魔の様に甘く柔らかに囁いた。


「体が熱くなってきたんでしょう?

その熱を早く解放したいでしょう?

ナカで暴れ渦巻く精気を注ぎ込みたいよね?

おにぃさんの熱も欲も精気もボクがぜーんぶ余すことなく食べてあげる。

だから・・・・・さぁ、怖がらずにボクに身を委ねて、ね?」

「・・・・・・・・・・」


力なく垂れ下がっていた兄の意志と反して、腕が何かに操られるように、ゆっくりと上に動き手がマーリンの華奢な肩に置かれた。




二人の唇が重な







































「捕まえましたよ。橙色の方のマーリンくん」

いつまで続くかわからないおまけ



【ナマモノ】

「そろそろネタも無くなりそうだけど、頑張っておまけやるよー。

今回は登場人物たちの今の状況かな!

じゃあ早速ポイっとなっ☆」


↓↓お名前と状態↓↓


兄→最凶の守り(呪い)が無くなり理性が·····?


ウーサー→重度の胸焼けで絶賛屍中→???


エムリス→黒いオーラに当てられ続け戦闘不能


?????→屍を放っておいてお散歩中


赤紫マーリン(人間)→橙半魔により強制スリープ中


橙マーリン(悪魔)→空腹の余り暴走チャーム全開発動


【ナマモノ】→どっかの部屋の隅っこでガタブル中

「何で私がガタブルしてるかって?答えは次の話までのお楽しみかなっ!?」

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