1話 僕とあたし
夏のような暑い日 若葉中学のグラウンドは今日も活気づいていた。
カキーン
「おーい そんなんじゃ次の試合勝てないよ!」
倉本 愛(14) 若葉中学、ソフトボール部キャプテンです。
「もう一発いくよっ」
そういって茶色に薄汚れたボールを投げかけたとき足元に1つボールが転がってきた。
「すいません・・・あ」
「あ」
「なんだ愛じゃん」
「誠!」
赤西 誠(14) 野球部のキャプテンであたしの幼なじみ。野球をやって いるのも誠が野球をしていたからなんだ。
あと、あたしにとって誠は
「野球 がんばれよっ」
あたしの好きな人
わわっがんばれよっていわれちゃったよ はずい・・・めっちゃはずい!!今顔赤くならなかった
よね!?
そんなことを考えているうちに誠はいってしまった・・・。
「せん・・・」「せんぱ・・・」
「せんぱい!!」
あっヤバぼ〜としてた。
「ゴメン今なげる!」
☆
更衣室 今日誠に言われた言葉が頭の中で鳴り響いてる。
「おつかれ」
そういって更衣室を出た。
誠に言われた言葉のことを考えてるうちにいつしか誠のことを考えていた。誠はとは仲良し、
誠とは幼なじみ・・・誠はあたしのことをどう思っている? 答えは一つ
=友達=
目の前には幼なじみのかべ。「好き」なんて言わない、絶対に。
気づけば緑にそまった桜並木の下を歩いていた。
そして目の前に
「よっ」
誠がいた。
この小説は蜜月とりえが二人で書いたものです。
1話ごとに文の書き方など多少変わりますが、楽しんで頂けたら嬉しいです。因みにこの回&サブタイトルはりえが書きました。
感想、アドバイス等有りましたらどしどしコメントを送って下さい。とても喜びますv