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続くかもしれない短編達

人形を作った人間の話。

作者: 文月 譲葉

世界は残酷で、でも。だからこそ世界は美しい。

何かの犠牲の上に成り立つ世界。

生きる為に犠牲は付きもので。

人間ヒトの世でボクは、その「犠牲イケニエ」になった。




蔑まれて

追われて

逃げて


逃げても逃げても追ってきて

ボクの居場所は何処にも無くて


だからボクは

総てを諦めた


ボクを犠牲イケニエに望む人間達ヤツラ

ボクは

総てを奪われた

そう。ボクの生命イノチ


ボクは唯「シアワセ」になりたかっただけなのに

世界はボクを受け入れてくれなくて

ボクは犠牲イケニエにされて

美しい筈の残酷な世界で

ボクは独り

生命イノチを散らした


この世界ではボクは

どんなにのぞんでも

「シアワセ」にはなれない


だからボクは

ボクの代わりに「シアワセ」になってと

人形を作ったんだ

人形に

願いを託したんだ


生命イノチの欠片と不思議な力

混ぜ合わせて形にすれば

人間ヒトの形をした人形が生まれる


ボクが得られなかったシアワセ(モノ)

その人形が得られるとは限らない


ボクの生命イノチの使っているのだもの

もしかしたら

ボクと同じ路を辿ってしまうかもしれない

それでもボクは

願わずにはいられなかった



「どうか、幸せになって・・・」



それは

ボクが人形に託した願い

ボクが欲しかったモノ

そして

ボクが遺した 最期の言葉

読んでくださりありがとうございました!

感想や評価、誤字脱字の指摘など頂けると嬉しいです。


以上、譲葉でした!!

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