表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/35

恐らくフラグ建った件

「そういえば...」


ユリウスは隣を歩いているメルを見て


「...その、蹂躙の狂暴竜(ゼル・イビル)

刺繍はレミナとユーリの制服にも

ついてるはずなんですけど、何で俺の

制服ばっかに興味を示すんですか?」


「ん~?」


メルはユリウスの方を向くと、

レミナとユーリの制服とユリウスの制服を

見比べた。


「うん、やっぱりこっちの方がいいな~」


そう言ってメルは刺繍を触る


「...何故?」


「見ればわかると思うよ?」


「え?」


ユリウスがレミナとユーリの刺繍を見ると、

彼女たちの刺繍は胸の位置にあるため、

胸の膨らみで刺繍が歪んでいた。


「ああ...なるほど...そういうことですか...」


ユリウスがジーッと二人の刺繍を見ていると、

二人は顔を赤くして胸元を両腕で隠した。


「ちょっ! ユリウスくん! 見すぎだよ!」


「そんなに見ないでください...」


「え? あ...」


ユリウスは二人の胸をじっくり見ていた

変態だと思われても仕方ない状況だった。


「す、すみません!! 決してやましい

気持ちは無かったというかなんというか...!」


慌てふためているユリウスの肩を

ミシェルが叩いた。


「苦労してるのね...」


「わかってくれるのはミシェルさんだけ

ですよ...」


「...何かあったら私に言いなさい?

その...力になれるかわからないけど...」


「その気遣いだけでも嬉しいです...、

ああ...ミシェルさんみたいな彼女が欲しい...」


「ふえぇぇぇ!?」


ボンッとミシェルの顔が赤く染まった。


「「えええええ!?!」」


レミナとユーリは驚愕の声を上げた。


「私のゼルちゃん取らないで!」


メルは刺繍に顔を擦り付けながら

ユリウスに抱きついた。


「あ...あれ? 俺、何かしました...?」


顔を赤くしたミシェルと、混乱した二人と、

抱きついていたメルをどうにかできたのは

数十分後だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ