仕返しが怖い件
今回もちょい性的描写あります。
一時はどんどん症状が悪化して倒れこんで
しまっていた二人だったが
「はぁっ...はぁっ...」
「よ...ようやく楽になってきたよ...」
症状が軽くなってきたのか、未だ倒れ込んだ
ままで、顔は少し赤いが、先程より随分顔色が
良くなっていた。
とはいえ全身汗だくで激しい息を吐いている
二人の姿はユリウスの目には十分な毒だが。
「まあ魔巨蠍の毒は
こんなもんだけどユリウス君、この光景には
慣れた?」
メルは拘束を解き、ユリウスに聞いた。
「この二人のこの光景に慣れるんだったら
同姓愛者にならないと無理だと思います」
「まあこの二人可愛いからね...。
逆にお二人さん、毒を初めて食らった
感想はどうだったかな?」
二人とも顔を真っ赤にして、両手で顔を
隠しながら
「うぅ...聞かないでください...」
「もう僕お嫁に行けない...」
「あはは...予想以上に傷が深いね」
メルが苦笑いをしていると、ミシェルは
「まあ仕方がないわね。 この毒を克服するのは
冒険者として生きるためにも必要だし」
「その毒の免疫がある程度出来れば
他のモンスターの毒もある程度なら
効果を押さえられるからね」
「なるほど...そうなんですか」
落ち着いてきたレミナがそう答えると
「まってよレミナ...。 なんでもうそんなに
平気なの? 僕まだちょっと辛いんだけど...」
ユーリが未だに少し辛そうにしていると
レミナはニヤリと笑い。
「じゃあ仕返しのチャンスだね」
「へ?」
ユーリが目を点にしている隙にレミナは
ユーリの後ろに周り込んで、ユーリの体を
触り始めた。
「ひゃひっ!? ちょっと!? レミナ!?」
「ふふ...小さい頃からよくこういうこと
されてていつか仕返しをしようと
思っててね?」
「待ってレミナ!? 今はっ!やぅっ!
本当に...あんっ! 駄目だって!」
ユーリの懇願に構わずにレミナは
全身をどんどん触る。
「私がそう言ってやめてくれなかったのは
誰でしたっけ~?」
そう言いながらレミナはユーリの首筋を舐め、
片方の手で耳を弄りつつ、もう片方の手で
太ももを擦る。
「んうっ! やめっ! にゃあっ!
ごめっ! もうしな...ああっ! ひにゃあっ!」
「え~? 聞こえませんね~?」
とぼけた様子のレミナはユーリの言葉を
受け流し、ユーリの腰の辺りから服の中に
手を侵入させ、左手は上に、右手は下に
向かっていった。
「そこ触っちゃ...やぁっ! んやぅ!
んくっ! ふぁあっ!」
「やめなさい」
「ひにゃっ!」
ユリウスのチョップがレミナの脳天に
振り落とされた。
「はぁっ...はぁっ...ありがとうユリウス君」
「どういたしまして。
レミナさん、流石にやりすぎです」
「ごめんなさい...」
しょんぼりするレミナから視線を外し
ユーリを見ると
「ユーリさんも自業自得みたいなもんですから
反省してくださいね?」
「うう~、最近はそういうしてなかったのに...。わかったよ...」
「ま、いい勉強になったことだし、
そろそろ戻りましょう?」
「さんせー! 私お腹空いたー!」
ミシェルの提案に、メルが同意し、
三人も頷いた。




