目覚め
ーーーー目覚めろーーーーー
向けられた銃口
ーーーー目覚めろーーーーー
赤色の視界
ーーーー目覚めろーーーーー
焼け焦げた臭い
ーーーー目覚めろーーーーー
血溜まり
ーーーー目覚めろーーーーー
人の悲鳴
ーーーー目覚めろーーーーー
神城 啓介
ーーーーーーーーーーーー
何だ?頭がズキズキする。
体中が軋む。
まったく、夏休みだったとはいえそんなにムチャはしなかったぞ?
まあいいか遅刻していいから休も。
ピンポーン
「しーんじょお〜」
気の抜けた声が聞こえてきた。
昔からの旧友である、日野 翔。
「君〜遅刻〜するきだったろ~新学期そうそう〜遅刻とか〜恥ずかしい〜」
「分かってるって...」
コイツはいいやつだが話をしていると疲れる。
「ああ~お腹空いたあ~」
...腹へるの早っ!
ここまでが僕が普通で入れた時の話
ここからは僕が普通でいられなくなった話
「神城くん。」
何だ?真面目なトーンで話しだして。
「逃げてって言おうとしたけどもう無理だね」
え?
突如、僕の横を何かが通り過ぎた。
「君は超能力者は知っているかい?」
こんな話を降るってことは....
「察しがいいね」
日野は右手を前にかざした。
その瞬間目の前で爆発が起きる。
「すぐに新手が現れる、逃げよう!」
どこに?
「....いいモノがあるところだ」
ーーーーーーーーーーーー
「ハアッハアッ」
クソ、走らせすぎ...
「ここだ」
僕らは廃墟の駐車場にいる
「これこれ」
そして日野は僕にたくさんの武器を渡してきた。
ハンドガン2丁、アサルトライフル 手榴弾 ナイフ 日本刀
「僕にこんなん使えないって」
「そんなこと言ってる余裕あるの?」
20人位だろうか、僕らは追い詰められていた。
「取り敢えず君は避難しろ」
どこに?
「冗談抜きに人型ロボットのコクピットだ」