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しかし、君の人生もそこまでだ。
今頃、家にこもって何をしているのだろうか?
そしてこういう奴の家の中がどうなっているかも興味があった。高沖明家の前に車を置き、裏側に回り中に入って行く。
窓の鍵は締まっておらず、横にスライドさせたらすぐに開いたが、ドアの油が切れているのかドアが重い。
中に入り色々な部屋を覗くが誰の姿も見えない。
逃げられたか?
ゆっくりと食うな階段を上って行き、二つの部屋の一つを開けた。そこは倉庫の様に色々な物が置いてあるだけであった。
そこでもう一つのドアノブを回した。
「だから勝手に入ってくるなっていっているだろう?」ん?自分に話しかけているのか?
自分はドアノブから手を引いて、隣の部屋に隠れた。
締め切ったまま部屋の風通してしてないのだろうか、全体的に埃っぽくて、少し身体が痒くなった。
「勝手に入ってくんじゃねえよ、ねえアリスちゃん」
ん?アリスちゃん?部屋に誰かいるのだろうか?
自分は確認する為に、この部屋の窓をゆっくりと開けた。
そして、サンに足を掛けて、瓦の上をゆっくりと歩いた。瓦はこの風のせいで何枚か割れている。
手で掴めるところにしっかりと手を掛けて隣の部屋へと向かった。
窓の真横までくると、ゆっくりと腰をかがめて、その部屋の中を覗いた。しかしカーテンを閉め切っていて中が見えない。
一体何をしているのだろうか?
仕方がないので先ほどの部屋にゆっくりと戻った。
そして、壁に耳を当て中の様子を探った。
「アリスちゃん、お外は危険ですからねえ、出てはいけませんよ。僕がアリスちゃんを守ってあげるからね、ここで寝ててくれて大丈夫だから、そっかごめんね……お風呂に入りたいよねえ?昨日は入ったのに今日はまだだもんねえ僕がゴシゴシして綺麗に洗ってあげるからね」
ん?子供か?それにしたって、さっきから男の声しかしてこないんだが、
アリスちゃんなんて子供、この島にいなかったよな?
一体誰を連れ込んでいると言うんだ。




