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『どうして?こうなった?』
只今、絶賛お祀り中です。
池から、上半身出してる状態で周りを花で囲まれ………目の前には……祭壇に果物や、肉、酒等が!! 真ん中には~着飾った乙女()
あれですか?生け贄の儀式ですか!!
要らない!本気で!要らないと繰り返してやっとの事で納得させました!
あ~帰りたい……真面目にやられてるから余計に帰りたい………
大分夜が更けて、周りの皆様も潰れたり子供らの世話の交代等、大部分の人達がやっと!………居なくなりました。
一応、橘と林さんからの注意事項等粗方伝えられ、なんとか理解してもらえたらしいです。
『帰ります。この事は余り広がらない様に重ねてお願いしますね……。』
『しかし、言い伝え道理に対価の交換が出来ません。このままお帰ししては、我が部族の名折れ!何卒!某かの対価を用意させていただきたいのです!』
……本気でしつこいですね……相手の気持ちも解らなくは無いのですが……………!!
『……では、あなた方の、脇に下げてる石?ですか?それを3つ、同じくらいの大きさで構いません。まだ、誰の物でも無い物が良いのですが……有りますか?有るなら、それを対価で良いですか?』
『……暫し、お待ち下さい。』
ざわついますけど………?大切な物だったんですかね?けっこう綺麗な物だったので、欲しいと思って言ってみたんですけど……?拳位の大きさで、輪っかに成ってて、昔中国?だったかな?腰に下げる様に飾り紐がついてて、結構綺麗なのですよ。村人全員下げて要るので(石の色はマチマチでしたが、飾り紐は多分?家族毎に色や、編み方が違っていて)見ていて楽しめるんですけどね。
『………此方で、宜しいでしょうか?』
差し出された物は、真っ白い飾り紐(所々色々な石が編み込まれて要る)に紫紺の輪っかの物でした。
『……とても、素晴らしい物でますが……本当に?誰の物でも無いのですか?』
これほどの物です。誰かか?村の財産の筈です。簡単に貰える物では無いですね……本気で欲しいのですが…
仕方無い直接聴いた方が速いでしょうね……【我が問う。真実のみ、応えよ。汝は、誰の物か?】
〔……尊き方よ。ワタシは、誰の物でも有らず。……ワタシは村人達の感謝の塊し物。強いて云うなら、村人全員の物です。〕
ん~!?なら良いのか?でも、一応確認しますか。
【為れば、汝等我が物として良いか?】
〔有り難き幸せです。是非とも、お連れ下さい。〕
やったね!!
『……では、遠慮無く対価としていただきますね。……では、失礼します。』
お互いに、挨拶してさっさと帰宅します。……なにやら、引き留める様なしせんをガシガシ感じてますけどね………無視です。上半身戻して終了~。
リビングに移動して橘と林さんに、それぞれ選んで貰って使った薬剤代の請求書を、後日送って貰う手筈を整えてもらいました~。
いつもの事なので、詳しい説明無しでも良いのが楽チンです。
疲れました~。2人とご飯を食べて、送り出しました。しかし、後で細かい根回しするんでしょうか?ワタシ……面倒くさいのですよ………ハァ……