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妖焔羅  作者: 神代 白夜
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第5章 体育祭

勝つために戦うのか。

それとも、守るために戦うのか。


その答えは、戦場の中でしか見つからない。


これは、体育祭中のぶつかり合いの物語。

熱い青春!

――体力測定から時が経ち、1学期中盤。


「来月6月に行われる体育祭の種目が決まった。学年別対抗で、今回は勝った種目の多い方が総合優勝だ」


呪角先生の言葉に、教室がざわめく。


「おぉ!」


「ついに体育祭だ!」


火龍も思わず笑みを浮かべる。


「種目は、綱引き・刀技大会・サッカー。この3つだ」


「刀技大会? 俺にピッタリじゃねーか!」


剣が勢いよく声を上げる。


「先生、刀って本物なんですか?」


楽璃音葉の質問に、剣がすかさず割り込む。


「本物しかねえだろ!」


その声が教室中に響いた。


「はは(笑)さすがに本物は危険だから、刃先は柔らかいものを使うよ」


先生の説明に、少し安心した空気が流れる。



休み時間。


「体育祭、楽しみだね!」


火龍が剣に話しかける。


「そうだな、特に刀技大会がな!」


「そ、そうだね(笑)」


会話をしていると、後ろから声がした。


「火龍君はリレー出るの?」


連井琉衣が少し可愛らしく話しかける。


「で、で、でようかな〜なんて!」


火龍は一気に緊張する。


「そうなんだ! 私はサッカーに出ようかな」


「そ、そうなんだね! が、頑張ろう〜」


ぎこちない会話のあと、琉衣は友達の元へ戻っていった。


「はぁ……緊張した……」


「何やってんだお前」


剣が呆れたように言う。



――そして、1ヶ月後。


体育祭当日。


「今日は待ちに待った体育祭だ。だが、興奮しすぎてルールは守れよ」


呪角先生の言葉に、会場が一気に熱を帯びる。


「まず最初は綱引きだ!」


「ルールは妖体術使用あり。赤テープがラインを越えた方の勝ちだ」


――開始。


「B組のエース覇錬が力で引き寄せている!」


「A組も回燐斗が“回転”で対抗!」


拮抗した勝負の末――


「B組の勝利!」


「おぉーー!!」


歓声が響く。



A組は一瞬沈んだ。


だが――


「まだサッカーと刀技大会が残っています!」


紀伊想汰の声が響く。


「まだ終わっていません!」


火龍も続く。


「次はA組の得意なサッカーだ!」


「おぉ!」


空気が一気に変わった。



――サッカー。


B組の弾本凛が動く。


「“バネ”弾丸スプリング!」


凄まじいシュート。


だが――


「止める!」


火龍が雷のように現れる。


「ナイス火龍!」


その後、試合はA組のペースへ。


「8対1――A組の勝利!」


会場が湧く。



――そして最終種目、刀技大会。


空気が一変する。


剣が立ち上がった。


「“刀”“炎”――」


本気の戦いが始まる。



■第1試合


氷見野冷 vs 上木真


冷の氷が場を支配する。


「君、つまらないね」


圧倒的な格上感。


――その瞬間。


「“炎”火炎噴射!」


火龍が割って入る。


「な、なんだよ……」


試合は冷の勝利。



■第2試合


鉱氏三楼 vs 薬師剣


剣同士の戦い。


火花が散る。


「“刀”“炎”――奥義!龍桜の舞!!」


会場が沸騰する。


――勝者、剣。



「A組の勝利!」


――その瞬間。


剣はその場に崩れ落ちた。



「結果発表を行います」


綱引き:B組

サッカー:A組

刀技大会:A組


総合成績――


「A組、7対2で優勝です!」


「やったーー!!」


A組は歓声に包まれた。


だが――


B組には、悔し涙が流れていた。

第5章を読んでいただき、ありがとうございました。


体育祭という舞台の中で、仲間との絆、そしてライバルとのぶつかり合いが描かれました。

勝つ喜び、負ける悔しさ――それぞれの想いが交差した回だったと思います。


そして、戦いの裏で動き出す何か。

物語は、少しずつ核心へと近づいています。


次章も、ぜひお楽しみに。


⚠️注意です!

妖体術と妖術ですがどちらも同じ意味なので気にしないでください!

今後とも「妖焔羅」をよろしくお願いいたします!

コメントもお待ちしております。





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