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ポンコツ怪盗団に転生したけど、敵のフリして勇者育ててます  作者: 振り米
幕間『それぞれの日常だったりラブとコメだったり』
39/63

38話『わたくしの心を盗んだのは、やはりあの人でした』

 わたくし──アメリアは、今、たいそう丁寧に笑っております。


 けれどその実、胸の中は空っぽで、心なんてものは──とっくにこの場に置き去りにしてまいりました。


「……ふふ、それは光栄ですわ、第二王子殿下。お褒めいただけるなんて」


 花が綻ぶように笑いかければ、殿下は顔を真っ赤にして、のけぞるほど身を乗り出してきます。


 その瞬間、リシェルが無言でわたくしの脇腹を肘でツンと突き、わたくしは慌てて姿勢を正しました。


 ──いけません、いけません。


 わたくしはアルヴィエーレ公領の姫。この場は単なるお茶会ではございません。“お見合い”という名の舞台でございます。


 この場を設けたのは、我が敬愛なる執事──じぃや。彼の悲願は、わたくしの幸福。つまりは、正しい結婚相手を見つけること。


「そなたには……そなたには、幸せになっていただきとうございます……!」


 そう言って潤んだ目をしていたじぃやの顔が、ふっと脳裏をよぎります。たぶん今も、柱の影からわたくしの様子を監視……いえ、見守ってくれていることでしょう。


「……姫様、やはりお気持ちが晴れませんか?」


 小声でささやいたのは、幼い頃からの友、リシェル。心を見透かすようなまなざしの、少しだけ手厳しいシスター。


「晴れているつもりですわ。今朝の紅茶も香り高くございましたし」


「それならいいのですけれど……」


「うふふ、そうですわね」


 そう──ですのに。


 どうしても、視線が泳いでしまいます。


 このような“縁談”の場に臨んでいるというのに、わたくしの心は、つい期待をしてしまうのです。


 ──来るはずのない男。


 ──来るわけがない。


 ──来たら、困る。


 ──本当に困る。


 ──わりとガチで困る。


 ──けれど──。


「……あら?」


 そのとき、扉が──バァン! と音を立てて、ものすごく無遠慮に開かれました。


「遊びにきたよー……ひめさまー……って、あれ? なんか……シリアスな雰囲気?」


 空気も、空間も、タイミングも、全部無視して。


 そこに立っていたのは──アッシュ様、でございました。


 そして、そのお召し物はというと……ええ、なんと申し上げましょうか。


 ゴテゴテと金の飾りに、やたら袖の長いシャツ。マントすらなく、髪は跳ねていて、地方の民間演劇の道化役、もしくは夜会に迷い込んだ間違った芸人のようで──。


「……姫様、どちら様でしょうか? あの不審者は」


 柱の影からしゅばばっと飛び出してきたじぃやが、眼光鋭く尋ねました。その瞬間です。


 わたくしの口が、何かにとり憑かれたように、勝手に動いていたのです。


「こ、恋人です!!」


「は?」


「え?」


「…………は???」


 時が止まりました。


 第二王子殿下の手が、空中でぷるぷる震えておられます。


「こ、こい……え? 俺?」


 アッシュ様が目をぱちぱちさせて、ゆっくりとこちらに顔を向けられ──


「ええと、恋人……恋人のアッシュ様ですの!!!」


「え、え、ええ?」


 つい、つい口に出してしまいました。

 絶対に言ってはならぬ言葉を。


 ──ああ、今すぐ床が抜けて、異世界でもどこでも落ちてしまいたくございます! 


「……うむ。姫様がお選びになった方ならば、拙者、信じぬわけにはまいりませぬ……。申し訳ございませぬな、第二王子殿下、一度お帰りをば……」


「聞いてた話と違うじゃないか!?」


 第二王子殿下は、何かを叫びながら逃げるように退出なさいました。


 ……ほんとうに、申し訳ございません。


 じぃやは目を閉じて、何やら天を仰ぎつつブツブツとつぶやいております。リシェルは紅茶を盛大に吹いて、せき込みながらハンカチで口を押さえています。


「なんて素晴らしき巡り合わせ……! ささ、殿方よ、名を名乗られよ!」


「え? あー……俺? アッシュ。肩書きとか特にないけど……その、まあ、貴族的な?」


「ほ、ほう……! お優しげ(?)な風貌、謎に包まれた男性……!」


 じぃやの目が、ぐるぐると螺旋を描いておりました。まるで恋愛劇の新刊を手にした文学少女のように。


 アッシュ様は面倒くさそうに頭をかきながら、わたくしの隣に歩み寄って、小声で──


「なんか……すげえ場に放り込まれた気がするんだけど」


「申し訳ございません……ほんの少し、話を合わせていただけますか?」


「え、えぇ……」


「さ、さあ、お茶の続きを!」


 強引に笑って、アッシュ様の手を取って、隣の席にお招きいたします。


 ──もう、どうにでもなってしまえ。


 心の中ではそう思っておりました。


 けれど、けれどそのくせ。

 あの方が──アッシュ様が、現れたという事実が。

 わたくしの胸の奥で、そっと、小さな灯をともしていたのです。


 ……ほんの少しだけ、嬉しかったのです。


「では、アッシュ様。姫様とのご関係につきまして──馴れ初めなどを、ひとつ」


 その瞬間、空気が凍った。音がした。いや、音はしていないが、私の血の気が引いていく音が聞こえた気がする。ごう、と。


 ──じぃや、お控えあそばせ。

 その顔でそんな目を輝かせて質問攻めなさっては、恋人の“フリ”をしてくださっているアッシュ様が混乱してしまいます。


「えっと、馴れ初め? ああ、そうそう。こいつが俺のこと見つけてさ」


「こいつ!?」


 即座に叫んでいた。心の中ではなく、喉を通して、声帯で震わせて。気づいたら叫んでいた。


「あ、悪ぃ。姫様が俺にひと目惚れしたんだよな?」


「違いますわ!」


「えー? じゃあ俺が一目惚れしたって設定だっけ?」


「“設定”って言わないでくださいまし!!」


 滑稽なやり取り。なのに、じぃやはいつものように、自分に都合のいい解釈を粉砂糖のようにふりかけてきた。


「……ふむ。つまり、一目惚れではなく──時を重ねて、互いを知り、信頼を深め、愛が芽生えた、と。そう理解してよろしいのですな?」


 優しい声。だがその裏には、父上直送の圧力がみっしりと詰まっている。

 “この場でヘマをすれば、お覚悟を”という類の、いっそスパイ小説的な空気。


「そ、そうですの。最近出会った──ごく普通の、いえ、誠実で素敵な殿方ですわ!」


「褒めすぎじゃね?」


「黙っていてくださいまし!!」


 三度目の噴出。リシェルの紅茶アタックが止まりません。テーブルクロスがそろそろ水没しそうです。


「で、ございますな……では、お二人の将来設計について、何かお考えなど?」


「お、おう……。うーん。とりあえず、平屋がいいよな」


「……はい?」


「いや、俺さ、高いとこ飽きたんだよ。色々と登ることが多いからさ。で、子どもは三人くらい?」


「ちょ、ちょっと待ってくださいまし!?!?!?」


「ん、違った?」


「そもそも、そもそもそんな話、一度もしておりませんわ!」


「なるほど……そこは、これから詰めていくと。では、初めてのキスはいつ頃?」


「ぶふっ!?!?!?!?」


 今度は私が吹きました。十六年、大切に育てられた姫が、まさかのティータイム・スプラッシュ。


「えーっと、三日前……いや一昨日だったっけ?」


「ちょっ……え、ええ──そうですわ♡」


 ……だ、だめです。

 想像してしまったせいで、語尾にハートがついてしまいました。言葉が、たわけた装飾で飾られてしまうなんて。


 リシェルはとうとうカップを手放し、魂ごと撃沈。

 カップと魂が割れる音がぱりんと響きました。


 ──私は、なにをやっているのでしょう。

 アルヴィエーレ公領の姫。いつも政務と舞踏と、気の進まない縁談に囲まれてきた私が。


 なのに今、隣には。


「……おもしれぇ」


 アッシュ様はぽつりと呟いて、笑った。

 それは皮肉のようでいて、どこか子どもっぽい悪戯心に満ちた表情だった。


(……普通さ、こういう面倒な場って関わりたくないんだけどさ。姫の顔見たら、なんか、やってみたくなっちまった)


 そう小声で言って、彼は少し身を寄せてくる。

 ……ち、近い。至近距離であります。頬が熱を持ち始めています。


(や、やめてください! 私の将来がかかっているのですから!)


(いいじゃん。演技って、案外面白いな。次はどんな設定にする? 許されざる身分差? 幼い頃に交わした運命の約束系?)


(もうっ!!)


 アッシュ様は悪びれもせず、くすくす笑う。


(……よろしいのですか?)


(なにが?)


(こんな風に、わたくしに付き合ってくださって……嘘をついて、困った立場に巻き込まれて)


(別に困ってねーし。退屈な人生には、ちょっとくらいスパイスが必要だろ? ──それに、お前、目が言ってたぜ)


(目……?)


(『今だけは、私を盗んで』ってな)


 顔が、熱い。

 きっと、真っ赤になっている。

 でも、否定は──できなかった。


 もしかすると本当に。

 私の心が、無意識にそう叫んでいたのかもしれない。


「アッシュ様……」


 その時、運命の審判──じぃやの杖が、床に一閃。


「内緒話が、少々すぎますぞ。……ひとまず、報告はお父上に上げさせていただきます。お覚悟を」


「えっ」


「ええっ!?」


「「ええええええっ!?!?」」


 お茶会は、政略などとうに忘れ去られた混沌のうちに、幕を閉じた。


 でも──


 ……こんなにも、心が自由だったのは。

 いったい、いつ以来だったかしら。


 ●


 お茶会という名の政略品評会が幕を下ろしたサロンは、見違えるほど静まり返っていた。


 じぃやは、あの疑念と好奇心のコンボ技みたいな目をしまい込み、重たげな足音を残して退室。リシェルも、「あっ、わたくし急用が……!」と猫のようにそそくさと立ち去っていった。

 そして、扉が音もなく閉じられ、気づけば私とアッシュ様だけがぽつんと残されていた。


 ──やってしまいましたわ。


 姫としては前代未聞、規律違反、懲罰モノの大失態。政略お見合いの席で「恋人です」なんて口走るとは、自分でも思いませんでした。いやもうほんと、どの口が言ったんでしょうね、これ。


 でも、不思議とそこに残ったのは気まずさでも後悔でもなく、なぜか……ふんわり甘い静けさでした。


「──いやぁ、面白かったな。まさか即興で恋人芝居やるとは思ってなかったけど」


 ソファにだらしなく腰を下ろし、紅茶を啜るアッシュ様。その声は呑気そのもので、何やら愉快そうに笑いを噛み殺しておいでです。


「……本当に、勝手に巻き込んでしまってごめんなさい」


 膝の上で指をもじもじと絡めながら謝ると、彼は紅茶のカップを置いて、ぽりぽりと頬をかきました。


「まあ、一度助けたからには、最後まで面倒は見るよ」


 その言葉が、あまりにも何気なくて。

 私は思わず呟いてしまいました。


「……アッシュ様って、ほんとうに変な方ですのね」


 自分の頬が、熟れた果実みたいに赤くなっているのが、なんとなく分かりました。


「否定はしねーよ」


 まったく当然の顔でそう返されて、つい口元が緩んでしまいます。困った方。でも、そんなところが少し──


「……思っていたより、“あの役”は悪くありませんでしたわ」


 紅茶を一口含んで、カップの縁を指でなぞりながら呟くと、アッシュ様は眉を上げました。


「“恋人役”ってやつか?」


「ええ。“姫”ではなく、“私”として誰かと並べる気がしました」


 その瞬間、アッシュ様は何も言わず、ただじっと私を見つめていました。


 その視線に耐えきれず、私は再び紅茶に逃げました。やめてください、そんな目で見られると、心がくすぐったくて仕方ありません。


「……嘘を本当にしてしまえば、楽なのかもしれませんわね」


 そう口にした瞬間、自分でも少し驚きました。思った以上に──それは本音でしたから。


 アッシュ様は呆けたような顔をして、それから──


「ははっ、そりゃ面白いな。姫様と結婚とか、俺の人生最大のミラクルだぜ。孤児から怪盗、そんでもって王族の婿って……どんなジョブツリーだよ」


 ふざけたように笑いながら、肘を肘掛けに引っかけてのけぞる彼は、やっぱりこの部屋には似合いません。でも、だからこそ──私は目を離せなくなるのです。


「……でもまあ、俺みたいな胡散臭い男に、そんな大役は荷が重いな」


 そのひとことだけ、少しだけ。

 ほんの少しだけ、彼の声が寂しそうに聞こえました。気のせいかもしれませんけれど。


「……もし、本当に誰かを好きになってしまったら」


 気づけば、私は続けていました。驚くほど自然に、するすると。


「“姫”であることを……やめたくなってしまうかもしれません」


 沈黙。


 アッシュ様は何も言わず、ただ、紅茶のカップを見つめていました。まるでその中に、答えが沈んでいるとでも言うように。


 サロンの窓辺。ほんのり熱を失った風が、カーテンをゆるやかに揺らしていきます。


 揺れて、揺れて、心のどこかが──ほどけていく音がしました。


 ◆


 アメリア様の声が──遠く、響いてくる。

 そのあとに続いたのは、アッシュ様の声だった。

 優しくて、どこか、無防備な響き。


 わたくし──リシェルは、なぜだかその場にいられなくなって、気づけば扉の外に出ていた。

 でも、そこから先には進めずに、ただ──立ち尽くしていた。


「まあ、一度助けたからには、最後まで面倒は見るよ」


 冗談めかしていた。でも。

 その声が胸の奥で、ぐずぐずと音を立てた。


 ……聞かなければよかった。


 けれど、置き去りにされたのは、きっとわたくしの方だった。

 扉の向こうに。二人の時間に。


 扉一枚。たったそれだけの距離。

 それだけの、遠さ。


 なのに、その薄い隔たりの向こうには──

 もう、わたくしの入れない世界が、ひっそりと出来上がっていた。


「……嘘を本当にしてしまえば、楽なのかもしれませんわね」


 アメリア様……。

 あなたは、そういう方ですわね。


 気高くて、まっすぐで。

 そして、時々──ほんの少しだけ、ずるい。


 ──その言葉を、口にしてはいけないと。

 そう、わたくしも分かっていたのに。


 アッシュ様の笑い声が聞こえた。

 軽くて、乾いていて。

 それが、どうしようもなく、胸に重かった。


「……でもまあ、俺みたいな胡散臭い男に、そんな大役は荷が重いな」


 冗談。それくらい、わかっている。

 本気じゃないのも、ちゃんとわかっている。

 でも──ほんの少しだけ、本気でいてほしかった。


 誰に対してかなんて。そんなこと。


 ……アメリア様に? 

 それとも──


「……もし、本当に誰かを好きになってしまったら──“姫”であることを……やめたくなってしまうかもしれません」


 その声に、ふと。

 唇を、噛んでいた。


 アメリア様。


 あなたには、敵いません。


 幼い頃から、ずっと傍にいて。

 一緒に笑って、泣いて、背中を支えて。

 だからこそ、わかってしまう。


 あなたの強さも、弱さも、眩しさも。

 そして──その優しさが、誰かを惹きつける理由も。


「……っ」


 音を立てずに、背を向ける。


 聞かれないように。

 見つからないように。


 でも。

 胸に、ひとつだけ──


 どうしても消えなかった言葉が、残ってしまった。


 誰にも知られてはならない、

 ひどく静かで、名前のない、

 ──“好き”の告白。


 ◆


 どれほどの時間が経っただろうか。あっという間に過ぎていってしまう、そう感じたのは気のせいでは無いのでしょうか。サロンには、わたくしとアッシュ様──ふたりきり。


 すうっと空気が抜けていくように、緊張がほどけて。椅子に身を沈めたその瞬間、ぬるくなった紅茶の存在に気づく。……今さらですわよ。


「じゃ、そろそろ帰るわ」


 あっさりと、アッシュ様が立ち上がった。

 え、もう? みたいな。今の今まで、あんなに“恋人ごっこ”しておいて、それっぽい余韻とか、ないんですの? 


 ……と思ってしまった時点で、もう、駄目なのかもしれない。


「待って、ください」


 気がつけば、わたくしの手が、彼の袖を掴んでいた。

 ──なんて、ベタな展開でしょう。まるで三流恋愛劇のヒロイン。


 けれど、それでも、止めずにはいられなかった。


 アッシュ様が、少しだけ驚いたように振り返る。

 目が合った瞬間、なぜか息が浅くなって、喉が乾いた。


 でも、逃げない。逃げたら負けですわ。


「……あの時間、本当に“嘘”だったのかしら」


 ひどく静かに、けれど確かに、そう問いかけると──


 彼は頭をかいて、微妙な顔で目を逸らした。ああ、なんというか、誤魔化すときの十八番ですわね。


「……まあ、その。楽しかった時間なのは本当じゃねーの?」


 ……それだけ? 


 もっと、こう……ほら、気の利いた返しとか、ありませんの? 


 ──なんて思ったのに、不思議とそれで十分だった。


「ふふっ……」


 笑ってしまいましたわ。たぶん、ちょっとだけ泣きそうな顔で。

 でも、笑えた。それが、自分でも意外なくらいに。


「私も、楽しかったですわ」


 本当。

 信じられないくらい、楽しかった。


 政略も立場も、全部一旦どこかに放り投げて。

 嘘だらけの関係なのに、どうしてこんなに心が温かいのか、不思議なくらいに。


 彼の背中が扉の向こうに消えていく。

 足音が小さくなるたび、胸の中のざわめきも、少しずつ静まっていく気がした。


 そして、ひと口。


 ぬるくなった紅茶は──甘かった。妙に。


「……あの人に恋をしても、よろしいですよね」


 ぽつりと漏れた声。

 誰にも届かない、わたくしだけの、秘密。


 けれど、いちばん忘れられないのは、たぶん──わたくし自身。


 嘘とほんとうの境界線は、思っているよりずっと曖昧で。

 だから、せめて今日だけは。


 夢を見させてくれたあの人に。

 ……ありがとうと。


 心の中だけで、そっと告げるのです。

という事で、ラブコメメインの幕間終了です!

三章はシリアスムードがかなり強いのですがお付き合いください!

開幕は7/25(金)20:00!

土日は複数投稿予定予定!


三章突入前にぜひ褒め称えるような感想と最高の評価の嵐を!

よろしくな!!!!!

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