第87話
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「じゃあ、そろそろ」
僕がそういい、電話を切り上げようとする。
こんなにあかりと話をするのは久しぶりだ。
時間があっという間に過ぎたな。
「うん!久しぶりに話せて楽しかったよ」
電話の向こう側で何かしているのか、ガサゴソという音が聞こえてくる。
「こちらこそ。しっかりと休むんだぞ。なんかあってからじゃファンが心配するからな。休みが増えた程度じゃあきれられたりしないし、その程度で離れるような人ならそれまでだよ」
こう言って、ちゃんと聞き分けてくれるといいんだが。
「うーん、休むようにするよ」
ちょっと反省したような、シュンとした声色だ。
「そうだね」
頑張り過ぎは危ない。いつ燃え尽きるかわからない。
なにかあった時に再び立ち上がることも難しくなる。
折れたこことは、なかなか戻らないものだ。
人には、必ず挫折がある。
だから、注意が必要だ。
「薫も、無理はしないんだよ。もし何かあったら私に言う事。わかった?」
「わかったって」
あかりは、僕の事情を知ってから過保護だ。
事あるごとに心配してくる。
ま、ありがたいことだと思っている。
「わかったよ。ありがと」
そう言って互いに別れの挨拶をして、電話を切った。
「ふー」
息を吐きつつ僕はベッドに寝転がる。
今日はいつもと違って、なんだか心地よい気分だ。
そう感じながら眠りに落ちた。
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