第82話
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プルルルル・・・
数コールののちに電話が繋がる。
「あ、もしもし」
「うわー!薫久しぶりじゃん!どうしたの?」
僕は思わず顔をしかめ、スマホから耳を離す。
とてつもなく声が大きい。
「リヴ、声、大きい」
僕は彼女に文句をつける。
「あーごめんごめんって」
そう謝りつつ声の大きさが普通になる。
「それで、急にどうしたの?薫から連絡してくるなんて珍しいじゃん」
確かに僕から連絡するのは珍しいだろう。
ちなみに、彼女には僕の本名を聞かれ、教えたことがある。
それ以来彼女は僕をその名前で呼ぶ。
クリエイターとしてそれでいいのかとも思うが、配信とかでうっかり名前を言ったりはしていないようなので問題ないだろう。
「さっき、リヴの配信見た」
そういうと、スマホの向こうから驚きの気配が息遣いで伝わってくる。
だから、僕はスマホから耳を離す。
「ほんとに!見てくれてたの!言ってくれればよかったのに」
彼女は感情が高ぶるととてつもなく声が大きくなる。
「声が大きいって。言ってどうするんだよ」
そういうと、彼女は不満げな声になる。
「だって、言ってくれたらこの枠にあの歌の作詞家が来てるよーとか言えるし、薫が見てるならもっと面白い配信にできたかもしれないじゃん」
僕に何をさせるつもりなんだ。
配信中に何か振られても何もしないぞ。
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