第78話
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このころの僕は生死感について直接的な表現を多くしていた。
生きる意味や、幸せとは。人を好きになるとは。
そんな答えの無いような哲学的なことばかり考えていた。
これは今でも答えは出ていない。
いつだか、精神が健康な人は哲学的な問いを本にしたりしない。と言っているのを見かけたことがある。確かにそうかもしれない。
心が元気な人はこういうことに囚われて、足をつかまれることはないのかもしれない。
現実を見つめて、今そこを楽しんでいるのかもしれない。
だが、今の世の中。そのような人は多くないという。
精神的に病んでしまっている人が多いこの世のなか。
僕のように考える人も少なくないのではと思うようになってきた。
たかが16年ちょっと生きてきただけの僕が生きる意味を見つけるなんて到底無理な話でしかないし、そもそも生きる理由なんてないのかもしれない。
愛とは何か。エーリッヒ・フロムとかが定義づけをしてみたりしたが、これも古代ギリシャから続く哲学的な問いだ。
高校生でしかない僕がこの答えを見つけるのは無理に近いことだ。
最近の僕はそう思い始めた。
でも、このノートに書いてあることは、当時の僕が出したそれら問いの答えの一片。
「好き」と「愛」と「恋」の違い。
「なぜ人は生きるのか」「辛いと思っていても逃げ出さないのか」「どうして矛盾した感情を持ちながらも生き続けるのか」「他人に期待するべきではないのに期待してしまうのはなぜ」という、人の生き方に関する問い。
自分のことながら、幼いのにこんなに大人びた考えをしているものだと改めて少し驚いた。
驚きながらも読み進めていくと、あの時『快晴』のもととなった歌詞のメモが出てきた。
彼女からもらった意見やアドバイスも書いてある。
それを見た時に鮮やかに記憶が蘇ってきた。
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