第77話
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話せる人できたんだって、何を言ってるんだ。
友達いないと思われてた?なぜ。
そして「話せる人できたんだ」って何を言っているんだ。
僕の何が変わったというのだ。
なにをもってそう思ったのか不思議でしかない。
最近の僕は以前と何かが違うのだろうか。
確かに昔よりは話すことは増えたのかもしれないが、それは夢の中と学校でほんの少し話しただけだ。
なにが変わるというのだ。
そんなことを思ったが別に思い当たることもないから勉強を始めた。
下の方で音がするから、みんな帰ってきたのだろう。
少し時間が経つと、隣の部屋のドアを開閉する音も聞こえてきた。
妹も部屋に戻ったということはそろそろ夕飯の時間だろう。
課題をキリのいいところまで進め、閉じる。
そして、ふと思い出して昔のノートを探してみた。
ノートは案外すぐに見つかった。押入れの本棚に入っていた。
パラパラと開いてみる。見覚えのある筆跡が並んでいる。
自分の書いた字であるから当然ではあるが、今とは少し字が違う。
そんなことを思いながらノートに書かれた言葉を読み進める。
この当時、自分は暗闇のどん底にいた。
生きる理由もわからない。なぜ生きているのかわからないまま、意味を考えては何もわからず、いっそこの世に留まる理由はないと思っていた。
苦しみをなんで感じるのか。それは、楽しいという感情を感じるから辛さがより強調されてダメージを食らうのではないか。そんなことに気づいたりもした。
楽しみや幸せが無ければ、そのほかの感情も際立って感じることはないのではないか。
幸せを感じる代わりに苦しみをたくさん感じるか。幸せがない代わりに苦しみもない生活か。どちらかを選べと言われたら僕は。
幸せを捨てた方がましだと思っていた。
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