第73話
観覧いただきありがとうございます!
ぜひ、ブックマークと評価★★★★★よろしくお願いします!
見ていただけた方と、長いお付き合いになれることを心から願っております!
午後の授業は、多くの人が寝ている。
眠くなる授業が多いし、お昼後だから仕方ないのだろう。
だが、放課後になると皆元気になる。
あんなに死屍累々としていたクラスに活気が戻ってくる。
部活に行く者、速攻帰宅する者、教室に残って自習する者。
皆それぞれの行動をしている中、月瑞さんは授業が終わってすぐに教室を出ていった。
荷物を持って行ったから帰るのだろう。
僕は急いで荷物を持って追いかける。
「月瑞さん、ちょっと待って」
昇降口で靴を履き替えているところで追いつく。
「有海、どうしたの」
ちょっと驚いたような、きょとんとした顔でこちらを向く。
「まだノート返してないのに、帰っちゃったから」
そういうとさらに驚いた顔をする。
「え、もう読んだの?」
僕は無言でうなずく。
「いつの間に?」
とりあえず僕も靴を履き替え、一緒に校舎を出る。
「あの後、図書館で全部読んだよ。とりあえず」
そういいながら、ノートを月瑞さんに渡す。
月瑞さんは渡されたノートを開く。
「え、なにこれ!」
ノートを見ると月瑞さんは驚いた声を上げる。
「ごめん、見てって言われたのに色々ノートに書いちゃった。人のノートに申し訳ない」
「・・・」
無言になってしまった。
怒らせてしまっただろうか。
そう思いながら、とりあえず一緒に歩いていく。
最後までありがとうございました!
いつも12時と17時の一日2回更新をしています!
ぜひ明日もよろしくお願いします!!!




