第60話
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「私はこの歌で、救われたんだ。救ってくれたんだ」
直接的な歌詞。そして自然と人を惹きつけて一緒に歩まんとするリヴの歌声。
自分の書いた詩が特段優れているとは思わない。
この歌が力を持つのは、リヴの歌声のおかげ。
「確かにこの歌は力強くていい声だったね」
この歌は確かに「人を救う歌」を意識して作られた。
それは、リヴの歌声あってのもの。
本来は救おうと考えても成し遂げるのは難しい。
なぜならば、その意思が見えすぎるとむしろ本当に届けたい人から拒絶されてしまう。
そして、世間一般。今の世は「がんばれ」という言葉は逆効果になるだろう。
だから想いを伝えるのは難しい。
言葉には力がある。ゆえに扱いに気を付けなければならない。
言葉には想いが乗る。そこに込められた想いが本心ならば。良くも悪くも。
「あ、そうだ!」
月瑞さんが突如として何かを閃いたようだ。
「ねえ、むしろ一から曲を作っちゃうってのはどうかな?」
僕は月瑞さんの音楽センスを完全に知っているわけではない。
歌を歌う歌唱力はある。
だがそれとして。
「作ったことあるの?」
作詞・作曲はできるのだろうか。
純粋な疑問だ。
「いや、ない。だけど、作曲ならできるはず」
そういえば、本屋で作曲に関する本をたくさん買っていたな。
それならばできる可能性もあるのかもしれない。
「簡単ではないと思うけど」
作曲については何もわからないけど、難しいはずだ。
簡単なはずがない。
生み出すことは、難しい。
想いを伝えることも、難しい。
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