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君の心に響く詩を  作者: 一ツ葉
第一幕
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第3話

観覧いただきありがとうございます!

ぜひ、ブックマークと評価★★★★★よろしくお願いします!

見ていただけた方と、長いお付き合いになれることを心から願っております!

「陽津見さん、どうしたの?」

隣に立ち、できるだけ優しい声を意識して声をかけてみる。

「え?有海(あみ)くんか。どうしたの?」

彼女は涙を流したまま、なんともないかの様に返事をしてきた。

「どうしたのって。陽津見さんが泣いてるのがみえたからさ」

彼女は驚いたように目元を擦る。

「うそ。わたし泣いてたの」

泣いていることに気づいていなかったらしい。


もし自覚なしに泣いていたとしたら、心が壊れかけてしまっている。

少し、慎重にかかわらないとまずいのかもしれない。

この時僕は、厄介な状況に足を突っ込んだかもしれないなと思っていた。

こういうことがめんどくさいから、人と関わらないようにしていたのに。

関わらなかったら何かあるかもしれないし、関わったらこういうことになる。

だから、人間関係はめんどくさくて、ままならない。


「うん。だからだいじょうぶかなって。話したくないなら大丈夫だけど」

踏み込み過ぎるのはよくない。

だが、心が壊れてしまうとまずいことになってしまうかもしれない。

普段から話さないのだから、簡潔に話を切り上げて立ち去ればいい。

でも、そうはしなかった。


「私なんで泣いてたんだろう。でも、心当たりはあるかな。」

無かったら泣いてないだろう。僕は黙って話を聞いていた。


「わたし、昨日まで1年付き合ってた彼氏がいたんだよね。有海くんと同じクラスの、岩瀬くんなんだけど。岩瀬くんってね、バンドやってて、歌うまいんだ。私が好きになって告白したの。」


陽津見さんの彼氏さんのことは知っている。同じクラスのいかにも陽キャっぽい奴だ。

「最初は一途にすごく愛してくれたの。でも、バンドを長くやっていくうちに変わっちゃった。私よりもバンドメンバーと遊ぶことが多くなって、連絡もくれなくなった。最初はね、しょうがないなと思ってたの。」

まあ、よくあることなんだろうか。小説ではテンプレートの様に使いまわされた話だが、現実で遭遇するとは思っていなかった。


最後までありがとうございました!

いつも12時と17時の一日2回更新をしています!

ぜひ明日もよろしくお願いします!!!

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